賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

正真正銘U2を聴こう!

改めて初期三部作を聴き返して、「I Threw a Brick Through a Windowでのエッジのギター、超カッケ~!」とか、「エッジが嫌ってても、やっぱWith a Shoutは好きだぜ」とか、「普段忘れがちだけど、New Year's Dayは名曲なんだな」とか、「Red Lightは、U2らしからぬ平凡な曲だなあ」とか(好きな人ゴメン)、色々思うことがありましたが、一番に思ったことは、BOYというアルバムの素晴らしさでした。

 

Octoberにも、Warにも、くっきりとU2の刻印が刻まれてますが、BOYは、ヨシュア・トゥリーのように、さらにその上に、何かが付加されているみたいに思えてきました。音楽の妖精が舞い降りたのでしょうか?(笑) 素晴らしくチャーミングなアルバムだなあと、本当に今更ながら思いました。BOYを出した直後に解散したとしても、伝説のバンドとして名を残したんじゃないでしょうか。縁起でもないな!

 

さて、そういうことで今回は、まだリマスター盤を手にされてないというリボルバーさんの為にもですね、ボーナスCDから何曲かを紹介してみようかと。なんか恩着せがましいな、自分!

 曲目リスト

01 I Will Follow [未発表ミックス]
BOYのボーナスCDより。
U2のアルバムで初のミックス・テープ」(byエッジ)。ここから、自分たちの知るU2の歴史が始まったんだなあと思うと感慨無量です。

 

02 Speed Of Life
同じくBOYのボーナスCDより。
インストゥルメンタル海賊盤などで聴いた時は、キラキラとしたThings To Make And Doの方に目がいってしまいましたが、こうして聴くと、この曲も良いですね!
当時の彼らの、自分たちがどういう音楽をやりたいのか、その試行錯誤が、サウンドから垣間見えてきます。アダム様の目立ちたがり屋さんなベースが、らしいですね(笑)
最後のちょっと中近東っぽいギターが格好良いなっ。

 

03 Angels Too Tied To The Ground
WarのボーナスCDより。
未発表トラック、きたわあ~。
ピアノが不思議な効果を出してますね。こういう曲を聴くとイーノを呼びたくなる気持ちが分かります(笑)
良い雰囲気をもっているのだけれど、もうひと押しが欲しいってカンジですね。U2ファン的には、このままで充分なのですけど(笑)

 

04 Saturday Night
こーりん・こーりん♪・・・じゃな~い!
BOYのボーナスCDより。ヴォーカルのおかげで、Fireとは全然違う雰囲気になってますね。
BOYの時と、Octoberの時とでは、すでにボノさん、歌い方が変化してるんですねえ。初期の頃の狂騒的なヴォーカルもワタシ、好きなんですけど(笑)

 

05 Scarlet [BBC Session]
OctoberのボーナスCDより。
これは良いScarletですね! アルバムよりもこっちの音源の方が断然好きです。エッジもそんな風にコメントしてますね。
この曲に横溢する、狂的な平穏さが、朝露に濡れた花のように心に浸み入ってきます。ボノさんのヴォーカルは勿論ですが、ピアノの演奏のイカれ具合がまたいいなあ。もはやプログレですよ。マイク・オールドフィールドを呼ばないと!(笑)

 

ボーナスCDは、やっぱりライヴ音源が多く収録されている、OctoberのボーナスCDを愛聴してしまいますね。ライヴのWith a Shoutはヴォーカルもギターもベースもドラムも全開でいいわあ。怒涛だわあ~。これでこそU2