賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

花間草章――無善無悪説(伝習録上巻102条)その3

(薛侃が)いう、「草が、もはや悪ではないのなら、草は抜かなくてもよいのですね。」と。 (先生が)いう、「そういう考えこそが、むしろ仏者や老荘の徒の意見なのだ。草がもし邪魔なら、あなたが抜き取っても少しもかまわない。」と。 (薛侃が)いう、「…

花間草章――無善無悪説(伝習録上巻102条)その2

(薛侃が)いう、「そうしますと、(花や草などの客観的存在物には)善も悪もないのですか。」と。 (先生が)いう、「善も悪もないというのは(実践主体が)本来性のままに平静だということです。 善も悪もあるというのは、(実践主体が)身体に制約されて…

花間草章――無善無悪説(伝習録上巻102条)その1

私(薛侃)が花にまじる草を抜き取って、そこでいう、「天地では、なんとも善は育成しにくく、悪は除去しにくいものですね。」と。 先生(王陽明)がいう、「育成もしなければ排除もしないことさ。」と。 しばらくして(先生が)いう、「そんなふうに善悪を…

「大東亜論 最終章」(小林よしのり)を読んだ

慕ちゃんが完全にセクハラ親父になってる件(→■) ただでさえ造型が似通ってるのに性癖まで、あの龍神さまと合致してきてるじゃないですか~! 玄ちゃんは「母性を求めている」という理由でおっぱい星人になり果てているのですが、慕ちゃんも母性なんですか…

改めて「球詠」(マウンテンプクイチ)6巻の感想

全然お買い得じゃねえ… 某新古書店の店頭にあった自販機なのですが、めっちゃ定価やん! ビタ一文まけてないやん! いくらなんでも、これじゃ騙されないよー、ということで前回の続きです。前振りだけで力尽きて終わるのが賽ノ目手帖のお家芸。 球詠 (6) (ま…

「球詠」6巻がもう発売されていたとか

新しく買った本棚に咲シリーズを収納したら、あっという間に予定していたスペースが埋まってしまったでござる。 これ以上入らないんで小林立先生、しばらく咲-saki-の新刊は出さなくて結構です。結構なわけあるかい。 と、ここ一ヶ月くらい、コツコツと部屋…

今頃気味の「ビースターズ」(板垣巴留)14巻感想(&今頃すぎるリクドウ感想)ネタバレ大アリ注意

チーズって、めちゃくちゃ美味しいですね(挨拶)。 ワタクシ、賽の目はなかなかの子供舌でございまして、高校までずっとボンカレーは甘口でしか食べられなかった恥ずかしい過去を持つ男であり、癖の強いチーズもなかなかに嫌いな部類に入る食べ物でした。 …