賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

はんなりマンガ感想

    U2の新作が11月から年明けに発売を延期したそうで・・・(情報元:ねこやしき

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などと思うはずもなく(アサミかっ)、むしろ、あまりに予想通りな展開に、大笑いしてしまったり。だよね~。
ボノさんのコメントが、また雲をつかむような内容ですなあ。今回は特にレコーディング期限を設けることもなく、伸び伸びと制作したそうですが、基本的にプレッシャーの中でこそアイディアが湧き出てくる人達ですので、いよいよレコーディングも終了だーっとなった瞬間、精神のネジがギュッと締まったのではないでしょうか(笑)
80年代に6枚、90年代に3枚と、3枚周期がデフォのU2のアルバム。今回をもってATYCLB,HTDAABに続く三部作の最終章に当たる作品になりますので、スケールの大きい、00年代の集大成となるアルバムに仕上がって欲しいですねえ。でも、そういう予想を常に(良い意味で)裏切るのがU2(笑) トランスか、トランスなのかぁ~!

 

そんな予想を裏切り期待を裏切らないU2なのですが、今回もマンガのお話。ええ、ワタクシ、スピリッツの新装刊を買ってしまいました。


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気が付けば、つい、フラフラと・・・。いえっ、毎月アフタヌーンやら電撃大王やら買って読んでる身としてはですね、総ページ数900オーバー! なんて、うたい文句を目にしちまったら、そりゃおめえ、買わざるを得ないじゃねーですか。斗酒なお辞せず。ぶ厚い雑誌を見ると燃えてくるぜ。次はガンガンだっ、いえ~い!(買いません)。

 

ということで今回こそ、はんなり更新するぞと気合いの賽の目です、こんばんわ。過ちは繰り返さないぞ。
それはともかく、スピリッツ、こりゃまた大所帯になりましたねえ。ここを見てみますと、ひのふの・・・おお、連載作品が全部で36コになるんけ。アフタヌーン並ですな。ヤンサン系の作品は、ほとんど知らないので、これから読むのが楽しみです。「とめはねっ!」(河合克敏)、読みたかったんだよなあ。

 

と、そんなスピリッツの新装刊ですが、その前に、ツタヤで借りてきた、「Rozen Maiden」(PEACH-PIT)の新装版も読まないとっ。ややや、ヤンジャンでやってるヤツが、よく分からなくなってきちゃって。

 

とりあえず2巻まで目を通しましたが、うむ、なるほど面白いな!
絵柄的に、「にゅっ」とか「みゅっ」とかいったお話なのかと思ってましたが(どんなお話やねん)、存外にしっかりとした骨格のもとに展開してゆきますな。これは人気が出るのは分かるなあ。オレも信者になるかっ。今頃になってファンになるのって、むっちゃ恥ずかしいよな!

 

バーズを離れる際、どの雑誌に移籍するかで話題になったことがありましたが、今となっては、コミックハイに来てくれればっ・・・とか、隣の芝生は青いぜ! ハイの新連載のタイトルなんてあなた、「ロリコンサーガ」ですよ。泣けるわ~。無理は言わない。でも、もう少しだけ品格のある名前を付けてくれ

 

Rozen Maiden」の前は、色んな書店でプッシュされていた「」(石塚真一)という、これまた人気作の山岳救助マンガを借りて読んだんですが、ツタヤがコミックレンタルを始めてくれたから、こういう一般的に評判の高い作品が読めるようになって、ありがたいな~。世間様の話題についていけるぜ!

 

ビッグコミックオリジナルで連載中の作品なのですが、本来ワタシの年齢的に、こういうマンガを読まないといけないのだなあ。「メルクーリオは21世紀最高の萌えキャラだぜ!」とか、そんなコト言ってる場合じゃないんですよ。別にいいじゃないかよ~。

 

それはさておき、往々にして小学館は、こういうヒューマンなお話はお得意ですよね。講談社はっていうと、どうも浪花節過ぎて受け付けないことがままあったりして好きくないです(笑)。小学館系は、爽やかというか、さらりと泣かせる話を描くのが上手いマンガ家さんが多いような印象があります。「岳」の主人公、島崎三歩が凄く変人なのが、ややもするとお涙頂戴になりがちな展開に、いいアクセントを加えてますな!
3巻のエベレスト登頂のお話が、一番印象に残ってますが、ホント言うと、扉ページのジョシュアトゥリーが一番印象的だったりして(笑) U2から離れんか~い。アメリカに行くことがあったら、寄ってみたいな~。

 

ツタヤ以外にも、ちょこちょこマンガを買ってきましてですね、久正人の「ジャバウォッキー」(5巻)なんて、本当にいつの間にか出てましたねえ。油断も隙もありゃしないです。
新登場のスターバックさんが、これまた良キャラですなあ。サバタをめぐって、ヒロインさんと女の戦いを繰り広げてますよ。いやあ、面白いなあ。「マイティハート」みた~い。

 

いつの間にかというと、師走冬子の「うさぎのーと」(1巻)がもう発売されていてビックリですよ。「花やか梅ちゃん」が先に出るかと思ってました。
まんがタイムラブリー連載ということで、「女クラのおきて」の後継者的作品なのだなあと思ってましたら・・・→■

 

前作のヒロインさんが来たわあ~。

しかも、香鳥センセイと結婚したんですか。これは驚きました。こういう風につなげてくるとはなあ。
こういうツナギって好きだなあ。親から子へ。そして孫へ。物語は基本的に終わらないのですよ。空条承太郎はさすがに出過ぎだとは思いますけどー

 

そんなオラオラはともかく、「うさぎのーと」の主人公、宇佐見センセイも、「女クラ」のヒロインに負けず劣らず、奇天烈な性格してますなあ。こういうノリは、はっきりいって好きです。「とらドラ!」の櫛枝実乃梨さんも、同じコトやってましたね、そういえば。なんか似てるな、この二人。

 

師走冬子作品で、一番暴走してるのは、コミックハイで連載してる「あいたま」かと思ってましたが、後半から登場した片岡さんの出現により、いきなり「うさぎのーと」がダントツ1位になっちゃっいましたよ。とうとう師走冬子も、チャンピオンの変態紳士の仲間入りを果たしたということなのでしょーか。男でもOK!( ^ー゚)b いやむしろ男だからこそOK! ちなみに、頭に紙袋をかぶった保健医とかも出てきます。ローソン仮面か。

 

男爵校長DS」(オイスター)1巻は、やはり、単行本を読み返しても、あの展開が納得いかないなあ。描かでもがなのことを描いてしまったんじゃないかな。「秘するが花」という言葉を贈りたいです。ギャグパートは、変わらず面白いだけに、余計残念だ。

 

探し回ってゲットした、ざちおセンセイの「はねむす」。ネットでも閲覧できますが、やはり紙の方が断然良いなっ。
同人誌系ならではの、「手段ではなく目的としてのマンガ」ってヤツを堪能させていただきました。
どちらかというと、本筋のマユミとるりの、父娘コンビの絡みよりも、クイーン&ロビンの母息子コンビの絡みに癒されました。→■

 

やだァそれはナイわよ、ロビン! ゆうべなんかもう メチャクチャ元気でね~ さすがのお母さんも マイッちゃったモン!

 

 

 

まだ幼い息子に嬉々として夫婦生活を語らんで下さい。面白いなあ、もう。
今度コミティア行って、「はねむす」の第2集でも買うてきましょうかねえ。

 

橋本みつるの「美しいこと」。復活してからの作品では、一番微妙な作品かも。ただ、「パーフェクト・ストレンジャー」も、最初読んだ時は、ずいぶんと首を傾げたものですので、もっと読み込んでゆけば、印象が変わってくるのかな。
「あとがき」でのコメントの一節、

 

私は、漫画はもの凄くいいものだという夢を持っているので、こんなに色々ヘタなのに描くのをやめないなんて頭がおかしいんじゃないかと、しょっちゅう絶望します。

 

変わらないなあ、この人は。マンガをもの凄くいいものと夢見てマンガを描く。あれ、これ以外に必要なことって、他になんかあったっけ?
この人は、いつも正しいな。




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