賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

Peace On Earth(U2)

8月も、もう終わってしまうのですねえ。

本当に歳を取ると、時の流れが早く感じられます。
サマソニが終わって、はや2週間、来週から9月になるのですが、まだまだ祭りは続きますよー(俺的に)。
 
まずは9月1日には、KT Tunstalのライヴを観にいきます。
先だってヤフーブログに華麗に復活されたhisigataさんの記事を拝見して、その存在を知ったのですが、見事にハマりました。やっぱり3rdの「Tiger Suit」が一番好きですので、このアルバムからいっぱい曲を演奏して欲しいなあ。
 
 
 
 
 
カッコイイぜ! そして9月5日には毎度おなじみBeady Eyeのライヴに行くっす。以前にも書きましたが、ここはやはりAcross The Universeを聴きたい聴きた~いっ!
 
 
 
 
両バンドとも、震災の影響で延期公演となったのですが、どちらも日本に来てくれて嬉しい限りですよ。
さらには、いよいよついに、9月9日より「ゲット・ラウド」が日本で公開されますよ~。
 
 
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興奮し過ぎて、今からおしっこがもれそうです!

賽の目にはオシメが必要だ。とかゆってないで、これは楽しみですねえ。初日は無理っぽいのですが、できれば平日の真昼間に乗り込んで、最前列で観てやるっすよ。そして大声で歌いますよ、ゲット・ラウド!(なんて迷惑な客だ)
 
エッジという人は、まったく自己主張しない人で、なんというか江戸っ子気質なんですな(笑) そういうのは野暮だと思ってる、きっと。自尊心がないとかじゃなくって、プライドが高すぎてそういうのを嫌ってるんじゃないかと思いますが、そういう人が映画でどんなことを語っているのか、とても興味深いですね。
なんでもブラッデー・サンデーについても言及してるらしいので、この曲のおかげでU2ファンとなる羽目になってしまった身としては、なにがなんでも見逃せない(笑)
 
「All That You Can Leave Behind」の中で、一番好きなギターは、Peace On Earthなんですが、あの曲ほどボノさんとエッジの関係性を思い起こさせるものはないと思ってます。
 
あれはひどく恨みがましい歌だね。おそらく唯一、高揚感を伴わないナンバーだろうな。恨みがましくて、神と言い争っている。ツバを吐きかけてるんだ、"この世の平和"という概念に対して。(中略)たぶんこのアルバムの中では一番、殺伐とした歌だろうね。
 
というボノさんに対して「こいつはたいていは惨めな愚痴野郎だからね、音楽の方でカバーして盛り上げてるんだ」と、ロッキング・オンのインタビューの中で、友情に満ちたコメントを残してますが(笑)、この曲の二重構造、否定的なボノさん(ヴォーカル)と肯定的なエッジ(ギター)の二筋縄な絡み合いは、All That You Can Leave Behindのハイライトなのではないかとも思ってます。
 
痛みと哀しみに満ちた世界を嘆き哀しむボノさんに、「そんなことないよ、明るくいこうよ!」と温かく励ますエッジの姿(優しさ)が、ギターの音色から垣間見えます、オカルト?
音楽に、こういう「物語」を見つけてしまうのは、音楽鑑賞上、邪道なのかもしれませんが、30年にも渡って同一メンバーでバンドをやってる人たちなのですから、リスナーが彼らの作った曲に、そういう妄想を起こしてしまうのは無理からぬことなのではないでしょうか。友情押忍!
 
ともあれ、エッジの視点からのU2像がうかがえそうなこの映画(ボノさん視点のU2は散々聞かされてるっす)、要チェックでございます。え、なに? ジャック・ホワイト? ジミー・ペイジ? まあそれはオマケということで(ヒデエ)。
最後に非常に珍しいPeace On Earthのライヴ映像を。もっと演って欲しかったなあ。