賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

師走冬子を読む

 

  「いかん買いすぎた」と反省したら負けかなと思っている。

師走冬子は好きですか? 僕は好きです。ということで買いました。単行本はこれで全部買ってしまったんじゃなかろうか。やはり好きなマンガ家さんの作品は全部読まないとね!


で、感想はと言いますと、3巻まで買った「女クラのおきて」は、いつも通りの師走冬子ワールドで、普通に面白かったのですが、「花やか梅ちゃん」と「いつも心に太陽新聞」は、ワタシ的に異色の作品でした。

 

正直、「いつも心に太陽新聞」は、全1巻というところからして、あんまし期待してなかったんすわ~。ところが実際に読んでみて、なんだ面白いじゃ~ん、と。師走冬子が描く「OLモノ」という、それだけで充分インパクツがありましたが、微妙な年頃の娘さんがメインキャラだけあって、なかなかシリアスプロブレムな話がちりばめられてい、よもや師走冬子の作品で、こういうのが読めるとはなあと、なかなかお買得感が豊富でございました。

 

そして、タウオリで連載していた(うっ・・・(泣))、「花やか梅ちゃん」も、主人公が26歳という設定だけあって(とてもそうは見えませんが)、素直に恋愛感情が表現されていて、これまた新鮮でした。これまで読んできた師走冬子作品は、メインキャラが学生ばかりだったためか、友達以上恋人未満な男女関係が多く、歯がゆい気持ちがなくもなかったのですが、この作品では、そこらが気持ちよく読めてていいなあ。相手役のキリヤマンも、もっと態度をハッキリしてくれると、さらに良いんですけど、それはこれからのお楽しみかな。


とまあ、そんなカンジで、師走冬子作品をば、手当り次第に読んでしまったのですが、いやあ、みんあ面白いね。さすがにネタがかぶってしまってるコトも、多少は見られましたが、その程度は全然ノープロブレム。毎回毎回、面白い4コマ作品を量産する4コマ作家さんたちって、本当に凄いなと思います。

  そんな、いつもいつも、面白いことが書けるワケないんですよ!!

 

と、思わず全ブロガーの魂の叫びを代言してしまいましたが、そんなラトハムはさておき、師走冬子の場合さらにですね、読んだ後、30分くらい思い出し笑いをしてしまう、遅効性の高いネタを1冊の中に必ずひとつ、放り込んでくる人ですので、これはやはり捨て置けませんよ。

 

「花やか梅ちゃん」ですと、コレとか、もろツボりました。花中毒と申したか。ウノさん、こんな症状にならないよう、お気をつけ下さいませ(笑) と、U2中毒の人間が言うのもなんなのですが。ちなみに、これが花中毒におちいったジャンボのAAです。すみません、普通にウソこきました。

 

「いつも心に太陽新聞」ですと、コレなんかツボだったなあ。桜木さんみたいな自爆キャラの人には共感持ちまくりですよ。ワタシもよく自分の言葉でダメージ受けてますわ。で、いつもこうなると→_| ̄|○
なんだか最近、これが自分のトレードマークと化してるようで、怖いです(笑)
それはちみっとイヤですので、これからは、もうちょっとだけ前向きに生きていくぜ!



(:D)| ̄|_

  こっち見んな。

すみません、寝てないもので・・・


まあ、なにはともあれ、師走冬子最高! ということで。とっちらかった終わり方でスミマセン。