賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

最近エレカシ聴いてます

今更ですが、ビースターズの記事の更新が遅れてスミマセンでした。

やる気あんのかって話ですが、やる気はあるんです! でもやっぱり「今頃かよ」プレッシャーが結構キツくて…なんでしょうね、思ってたより自分は見栄っ張りなのかもしれません。
 
そんな自意識過剰なワタシが最近聞いているのがエレファントカシマシでございまして、今更ってレベルじゃねえぞ! いいんです。今年の賽の目は「恥をかく」ということをテーマにしてるんです! 今日決めました。今年はもう半分終了してるわ。
 
エレファントカシマシは1988年にアルバムデビューしてますから、30年以上活動してるバンドでして、これを今から追っかけるのは大変ですよー。U2で言えばソングス・オブ・イノセンスからU2ファンになるようなもんですからたまりません。
 
とりあえずなんの前情報もなくベスト盤3枚とライブ盤1枚をツタヤで借りてふわーっと聴いている状態ですので、語る以前の問題なのですが、最初に度肝を抜かれたのは「花男」でした。
ニタリニタリと策士ども
転ばぬ先の杖のよう
わけのわからぬ優しさと
生きる屍こんにちは
なにそれ!?
 
なんちゅう歌詞じゃ。なんというかリミットを越えたって感じです。これを越えちゃったらあきまへんがな~。これは絶対売れないよなあとしみじみ思ったのですが、ライブ映像を観るとちゃんと盛り上がってますね。みんな凄いな。
 
 
この声にまずビビってしまったのですが、腹から声を出す「作った」歌い方でなく、地声でそのまま声を張り上げるという歌い方が凄いですね。よく喉が潰れないなあ。
この決して快楽原則に基づいてない歌い方を受け入れるのが大変でしたが、そういえばビートルズも最初は声がイヤだったなあ、特にジョン・レノン。アクの強い個性がそのまま声に出た感じで一度受け入れればクセになるタイプですね。
 
 ウィキペディアを見ますと、松本大洋の「花男」ってこの曲からタイトルを拝借したみたいですね。松本大洋の作品を最初に読んだのが花男だったのでビックリしました。そういう縁もあったのかあ。 
 
あとこれはうろ覚えなんですけど、昔週刊少年チャンピオンに「SPRINGMAN」(内海甲介)ってバスケ漫画が連載されていたんですけど、この作品で主人公がお風呂でファイティングマンを歌ってた気がするんですよね。それで確かどんな曲なんだろうって調べて聴いてみたのが恐らくエレカシのファーストコンタクト。ええ、全然ピンときませんでした。
 
SPRINGMANはわりと好きだったんですが、こちらよりその後発表された「キャラメルリンゴ」の方が知名度高いでしょうね、悪い意味で! 俺たちは仲間、ウッシャー! と、お約束の漫画ネタも絡めたところで、次に印象に残った曲は「ガストロンジャー」でした。
 
サウンドが非常に格好良く、借りてきたCDの中で一番カッコ良かったです。ただヴォーカルが全然歌ってないですね。恐ろしく饒舌にまくしたててますが、それもそれでカッコ良いので問題なし。この曲はシングル曲かあ。 U2で歌わない曲といいますとWalk To The Waterが挙げられますね。
 
 
 
あーかっけえ。この曲大好きなんですよー。日本公演でやってくんないかなあ。
 
あのアルバムは完成品とは言いがたい。<ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー>は<ウォーク・トゥ・ザ・ウォーター>や<ルミナス・タイム>なしでは意味をなさないんだ。<トリップ・スルー・ユア・ワイアーズ>も<スウィーテスト・シング>と一緒じゃなきゃ、あまり意味はないんだよ。
 
うむ! 日本公演でヨシュアトゥリーを完成させちゃってください。
と、U2ネタ振って一仕事した気になってないですね、あと「シャララ」がとても印象的でした。シャララというとワールド・ホーセズをまず思い出してしまいますが(U2はもうええって)、ヘンな言い方ですが日本語ロックだなあって。
 
日本語で安心してロックを聴けるっていいなあっていう意味不明な感想ですよ。「俺の道」のシャウトもすげえカッコいいですね。ドゥドゥドウッドゥドゥ~♪ ロックは最高だ。
 

歴史」も凄く良かったんですが、あいにくボク、森鴎外って全然知らなくて…。ヴォーカルスタイルと森鴎外のイメージがまったく結びつかなくて困ってしまいますよ。

 

奴隷天国」は、「そこのオメーだよオラ」にやられました。ブラッデー・サンデーを初めて聴いた時を思い出しましたよ。こういう聴く者の胸倉つかむような曲を凄く久しぶりに聴きました。ライブでこの曲を聴いたら、どう反応していいのか本当に困るぞ俺。ニコニコしてたらぶっ殺されそうじゃん。チンピラや~。


バンド演奏じゃないですけど、テレビ出演してこの曲を歌ってた動画を観ると、そういう身の置き所のなさが露呈してて身につまされますね。ここにいなくて良かったー。

 
 
 

とまあ、30年以上活動しているバンドにいきなりぶつかってみて、今の自分の感性を試してみようみたいな、ある意味失礼な実験企画だったのですが、これ以上書くと「俺は行く」はなんかサンシャイン池端が歌ってるみたいだなあとか、さらにファンの方を怒らせてしまいそうなことを言いだしてしまいそうですので、これで終わりにします。最新のアルバムから徐々に昔にさかのぼってみようかとも思ってましたが、やっぱりインパクトが強烈な初期のアルバムから攻めてみようかな。