賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

裸足で踊ろう、夜だから。

前回の記事を更新してて思い出しましたが、昨年の「ロックの殿堂25周年記念コンサート」で、U2がブルース・スプリングスティーンI Still Haven't Found What I'm Looking Forを演奏してましたね。最後にボノさんとブルースがお辞儀し合ってるのが、日本人っぽくってイイぞ!
 
演奏の途中で、ボノさんがピアノの演奏者を指さして「ジーニアス!」と言ってましたが、この曲にピアノというのは盲点でした。この曲はやっぱりあのギターの、天上から降り注ぐようなアルペジオが印象的なのですが、意外にピアノでカバーするのもアリなのかなとか思ってしまいましたよ。でもその場合はヴォーカルの人はブルース・スプリングスティーンみたいな野太い声の方が良いでしょうね。ボノさんのいう「ゴスペルとブルースの衝突」というのがこの曲の眼目だと思いますので、ピアノだけですと、ちょっと物足りないかも。
と、改めてじっくり聴いていると、この曲が現在のツアーでも演奏されるのはしょうがないなと思いました。「もうこの曲はいいでしょう」とか、さっきまで思ってましたが(笑)
 
あと、Gimme Shelterの演奏で、熱唱してるミック・ジャガーファーギーの隣で、妙にギタリストっぽい風情でギターを弾いてるボノさんの姿が、笑いのツボに入りました。なんだか凄い違和感だ。
このコンサートは、やたらロック界の大物が出演&共演してて、面白いですねえ。DVDが発売されたら購入しちゃいますよ。ジェフ・ベックスティーヴィー・ワンダーSuperstitionとか、ベタだなあ、もう。ああっサマソニで観たかったあ~。
久し振りに見たスティングが髭面で、えらくフケてたのも驚きでした。最初誰かと思いましたよ。相変わらず声は若々しくて素晴らしかったですが。とりあえずベースのお姉ちゃんが可愛かったなと。やるな、ジェフ・ベック
 
と、今ごろになって映像を楽しんでいるのですが、一番楽しませてくれたのが、パティ・スミスBecause The Nightでした。
 
 
 
 
 
 
いい曲だねえ。しかも共演してるのがU2とブルース・スプリングスティーンですから、役者が揃い過ぎにも程があります(笑)。ブルースさんは、いくつになっても若いなあ。ちなみにパティ・スミスはボクのお母んと同じ歳です。一体どうすればいいの!?
U2がパティ・スミスから様々な影響を受けていることは特に初期のアルバムから分かりますが、シングル「When Love Comes To Town」のB面に収録されたカバー曲、Dancing Barefootは初めて聴いた時からとても気に入ってました。最初カバー曲とは知らず、てっきりU2のオリジナル曲なのかと思ってました(笑)。それくらいハマってましたね。この曲の影響でパティ・スミスを聴くようになったのだなあ。
原曲が、女性が歌ってるからというワケでもありませんが、この曲のボノさんの歌いっぷり(映像は無視する方向で!)は非常にセクシーで、と言いますか正直、ボノさんの声をセクシーと思ったことはほとんど全くなかったのですが、この曲だけはセクシーだなあと思いました。原曲よりもセクシーですよ(笑)。男らしさを基調とするボノさんの内面にある女性的な部分が、覚えず表面に現れ出たみたいな、そんな歌い方だなあと思います。
 
ええまあ、要するに、このメンツでDancing Barefootも演奏して欲しかったなあと、そういうことであります(笑)