賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

「達人伝」(王欣太)と「キングダム」(原泰久)を一緒に読むと感情が狂いません?(未完成)

狂いません?

一方の主人公は「打倒秦!」に燃えていて、一方の主人公は秦による中華統一を目指しているんですよ。お、俺はどうすれば!?
基本的に主人公に目一杯感情移入してしまうタイプの読み手ですので、同時に読み進めると感情の調整に苦労します(笑)

まあ「蒼天航路」が大好きでしたので、ともすれば反秦側に立ってしまいがちで、「キングダム」を読んでてもついつい「李牧がんばれー」な気持ちになってしまいます(笑)  桓騎とかとんでもねーじゃんアイツ。

それはともかく、遅まきながらの話題なのですが「達人伝」17巻の作者コメントで鄭問氏が亡くなったことを知りました。つつしんでご冥福をお祈り申し上げます。

今年3月、台湾出身の漫画家・鄭問先生が亡くなってしまいました。創意あふれる超絶技巧の新作をもう見ることができないと思うと残念でなりません。58歳早すぎます!
鄭問先生との出会いは、私がデビューしてすぐにモーニング編集部で見せられた「東周英雄伝」の第1話、冒頭のカラーページの刷り出しでした。その時の衝撃は今も忘れることができません。
私が中国古代に題をとった漫画を描くようになったのも鄭問先生への憧れからです。かつて、東京にお住まいの時に伺った鄭問先生の仕事部屋が鮮明に思い出されます。
頂いた絵筆は今も大切に愛用しています。
鄭問先生は今後もずっと私の画の師匠です。
しかし、あまりにも悲しすぎます。            合掌。

 
影響を受けてるだろうなあとは思ってましたが、こんなに傾倒されてたとは思いもしませんでした。「蒼天航路」が生まれることになったのは鄭問氏のおかげでもあったのか~。


続く…