賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

積木遊び(椎名林檎)

 

ツタヤで旧作が10枚レンタルして1000円という催しをやってましたので、ここぞとばかりに洋楽ではなくJPOPのアルバムを10枚借りてきたのですが、その中の1枚がこの曲が収録されている「無罪モラトリアム」。はいワタクシ、椎名林檎のアルバムを初めて聴きました。え、今頃?
 
その昔、ラジオで流れている椎名林檎の声に衝撃を受けたものですが、アルバムを聴くというところにまでは至らず、こうして10数年後になってツタヤで借りて聴いてくるって我ながら鈍重さに呆れるばかりでございますが、それほどワタシの日本語コンプレックスが大きかったということで。もうケースはボロボロでCDは傷だらけ状態で、ちゃんと聴けるのか不安になりました(笑)
 
なんとな~く聴いたことがある曲もいくつかあったのですが、初めて耳にしたこの曲に一番惹かれました。なんといってもユーモアが素晴らしい。「嗚呼やられたりやられたりぃ~」とか「嗚呼悔しけり悔しけるぃ~」のくだりは何度聴いても吹き出してしまいます。いいなあ。
 
サウンドはもう完全に洋楽のそれで、こういう音が日本のラジオで流れるというのは大変ありがたかい話なのですが、結局あまり定着しなかったみたいなのが残念です。
 
wikiをのぞいてみますと、邦楽をまったく聴かなくなった時期があるそうですが、BLANKEY JET CITYをきっかけに日本語の歌詞を受け入れて再び邦楽を聞くようになったと記載があり、ワタクシももっと早い頃にそういう出会いがあれば、こんなややこしいコンプレックスを持て余さずに済んだかもしれないなあと。嗚呼悔しけり悔しけるぃ~。