賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

そして僕は、途方に暮れる


ツタヤで借りてきたCDの中の1枚。「CONFUSION」ではなくベスト盤(「Frenzy」)なんですけどー。
最初聴いた時はポリスの「見つめていたい」を連想したのですが、wikiで演奏者を調べてみますと、トニー・レヴィンエイドリアン・ブリュー

ポリスじゃなくてキング・クリムゾンだったかあと納得しましたが(できへんできへん)、まあアンディ・サマーズとロバート・フリップが組んでアルバムを作ったこともございますし、そんな無関係ってことはないですね。そうかなあ。

この曲の作詞は銀色夏生さん。ほっほう、なるほどなるほど~。ええとワタクシこの曲をネットで調べているうちに、今まで自分が池澤夏樹銀色夏生をごっちゃにしていたことに気付きましたよ。なんてこったい。ポカやらかす前に自分で気付いて良かった~。この人多芸な方なんですよねとか大恥をかくところでした。

ということで今回はU2の記事です。

ホンマやねん。「U2 ヨシュア・トゥリー」でググって、ヒットしたU2のファンサイト(批判的なのがいいね)の中で、亀田誠治氏の言葉が引用されていて、んで氏のサイトを訪問して該当する箇所を調べるついでに色々のぞいてみたらこういうことが書かれてたんで、ちょっと聴いてみようと思ったんですよ。

ちなみにアレンジャー・亀田誠治が初めてアレンジャーを志すきっかけになった曲は、大沢誉志幸さんの「そして僕は途方に暮れる」(1984年)でした。あの曲のサウンドがあまりにカッコよくて感動してね。洋楽に対するそれとは異なる、邦楽のポップス独特のカッコよさを感じました。

邦楽のポップス独特のカッコよさというのは20年前でしたらチンプンカンプンだった気がするのですが、今ならボンヤリと分かる気がします。出しゃばらないカッコよさというんでしょうか。100%の力を出しきらないで見事に表現してみせるというのでしょうか。ボクは今間違いなくあさってなコト言ってます(笑)

ここ数年、TM NETWORKばかり聴いてた気がしますので、そろそろ恩返ししたいなあとも思っているのですが、例えばGet Wildのあのオシャレなシンセベースはまさに邦楽のポップス独特のカッコ良さというものではないかと思います。

と、ここから「Songs of Innocenceのさり気ないカッコ良さは邦楽独特のカッコ良さに通じている!」と更なる妄言モードへと話を続けていくのも悪くないのですが、今回はそうじゃなく文句です愚痴です。激オコよー。

皆様もご存じのように、ヨシュア・トゥリー30周年ということでU2ヨシュア・トゥリー・ツアーをおこなうことを発表、さらにヨシュア・トゥリーも新しく出すということでU2ファンは盛り上がっているのですが、ワタクシはノー・リアクションで通してきました。

あえて反応しないことがアティチュードになるかな、と思ったのですが普段から記事の更新をサボりまくってるので「またサボりやがって」としか見られてないんじゃないの、と遅まきながら気付きまして、改めてこの件についてコメントをば。


その前にSongs of Experienceを出したらんかいっ!!


ワタシは待っているのですよ。待ち焦がれているのですよ。Songs of Innocenceというアルバムは、上に挙げたU2ファンサイトの方もおっしゃってますが、「無料で大傑作を送り届けるわけにはいかない」状況下にリリースされたものですから、どうしてもExperienceの前口上というスタンスにならざるを得ないんですよね。

そもそも、Songs of Innocenceというタイトルにもワタシは疑問を感じてまして、これ本当にイノセンスかなあ。充分に経験を積んだ「大人」が練りに練った曲群という面持ちなのですが、こんなベテランの粋を見せつけられた作品がどうしてイノセンス(無垢)なのか。そこにもいささか疑念があります。

案外、Experienceの方に初期衝動と言いますかもっとむきつけな、U2らしい曲が詰め込まれてるんじゃないかと邪推せざるを得ない!

本当にExperienceがそういうアルバムなのかはともかく、なにはともあれExperienceを聴かないことにはイノセンスの評価も片手落ちになるのではないかと、ずっとあえて語らずExperienceが出る日を今か今かと気もそぞろな心地で待っておったというのに、ああそれなのに発表されるのはヨシュア・トゥリー・ツアー。

確かにヨシュアは傑作ですよ名盤ですよ。大昔にやった投票でもヨシュアが1位ですよ。ヨシュアを愛してやまない人たちにこのツアーは素晴らしい贈り物ですよ。でもですねえ…

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シノハユの閑無ちゃんばりに号泣しちゃいますよボカア。俺はヨシュアよりもExperienceが聴きたいんですよ。今のU2が紡ぎだす音をアクチュアルに聴きたいんですよ。過去よりも現在、そして未来を見たいんですよ。そうして僕は途方に暮れる。

咲-Saki-」(小林立)という作品がございまして、ゴケツをやってる最中に回想が始まってしまい、それが我々の予想以上に長く続いているので「もしかしてゴケツはこれで終わり?」といささか心配になってしまったのですが、そこら辺の「ゴケツの続きはまだのか!?」と「U2のニュー・アルバムはまだなのか!?」が妙にシンクロしてて、やっぱり咲-Saki-U2って似てるなあって。無理ありすぎぃ!

そんな余計な心配を払拭して咲では無事ゴケツが再開されましたので、U2も予告通り今年中にExperienceを出して欲しいものです。
想定の範囲内とはいえ次鋒戦があっさり終わってしまい残念なものの、いよいよゴケツの目玉とも言うべき中堅戦が始まります。



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これだよ…これが読みたかったんだよ…

うおりゃああ、アガってきたあ!
Experienceを聴いて早くこういう高揚感を味わいたいなあと願望する所存~。
咲-Saki-最新回が載ってるヤングガンガンは5月2日発売ですよって今日やん。