賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

A Sort of Homecoming(U2)

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いやあ、ワタシは講談社文庫版の方を持ってますよ、文房具009さん。

先ごろ、「ぴにょ~ん共和国」の記事(「ガンバの魅力」)を拝見して、とても懐かしい気持ちになりました。幼少のみぎりに「物語」の魔力というものを教えてくれたのはこの作品でした。この「冒険者」シリーズと手塚治虫の「火の鳥」さえ読まなければ、もっとマトモな大人になれたハズなんだけどなあ(他人のせいにするな)。
 
この前読んだ「ライトノベル」(なるしまゆり)での主人公の独白(「ただ 『未熟』にしか『未熟』に渡せないものが、だから必要とされるなにかが きっと あると思ってるだけだ」)には感銘を受けましたが、これはなんというか自分的にはマンガとかロックとか、みんな当てはまる言葉なんじゃないかと思ってます。21歳の頃の自分の写真を見て「お前は完璧だ」と言ってしまう50歳のボノさんとか、「ブラックジャック創作秘話」(吉本浩二)で、遺憾なくその成熟とは程遠い性格を見せつけてくれる手塚治虫なんて人は、まあ「大人」じゃないよなあ。
 
上記の「ライトノベル」の言葉を見たとき、真っ先に思い出したのは「さくらDISCORD」(増田英二)だったりするのですが、こういう少年マンガらしい少年マンガ(古臭いともい言う!)が、ひょいっと出てくるからチャンピオンは面白いですね。月刊スピリッツの最新号で「シュトヘル」(伊藤悠)の最新話を読み、あのユルールの青臭いセリフに悶絶しましたが、シュトヘルは本当に少年マンガだなあとしみじみと思いました。シュトヘル絶対少年誌に載せて欲しかったなあ。前にも書きましたが「シュトヘル」と「ねじまきカギュー」(中山敦支)は、週サンで連載すべきなんですよ!
斎藤淳夫さんの「冒険者たち」も、誰かコミカライズしてくれませんかねえ。挿絵の薮内正幸さんの絵が素晴らしすぎるので、マンガにするのは大変かもしれませんが、どなたか実力のあるマンガ家さんがチャレンジしてくれると嬉しいです。ちなみにアニメの方は観たことがありません(おい)。
 
と、いうことで今回はU2のこの曲を。
 
 

 

 
 
 
別テイクなんて、あったんだあ。
U2の音楽を聴いてると、「旅」という言葉を連想してしまうのですが、この曲は特にそうですね。
 
われら草の根をまくらに
旅を住処とし
久遠の郷愁を追いゆくもの
と、「冒険の歌」を歌いたくなりますよ(笑)
井辻朱美さんがどこかで「ファンタジーと詩は不可分」という風に書いてらっしゃいましたが、U2の曲にも、そういう意味での「詩」に溢れていると、個人的に思ってます。