賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

Amazing Grace(白鳥英美子)

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そう来たか~。

EIGHTH」(河内和泉)の8巻は本篇もとても面白かったのですが、番外編的な「Amazing Grace」に、すべて持ってかれてしまった感があります。あまりに想定外だ。
しかし、ボノさん特愛の讃美歌を、某アイドルグループの格好して歌うAmazing Graceって、なんか微妙に罰当たりな気が・・・(笑)
このAmazing Graceもそうなんですが、「機工魔術士」にハマってた頃にU2が来日するなど(こんなコラまで作っちまったぜ)、河内和泉さんとU2は不思議に縁があるなあとひそかに思ってます。
 
と、番外編ばかり話題にしてもしょうがないので、ちょっとだけ感想を述べさせていただきますと、8巻を読んで改めて思ったのですが、河内和泉作品は「対話」というのが重要視されているなあと。
勿論、バトルも描かれているのですが、基本は「話し合おうぜえ」(byハルヒコ)だと思います。だから、登場人物には「賢さ」が要求される。馬鹿には話し合いができませんから。相手の言う事を理解しようと努め、自分の言いたい事をその場の空気を読んで的確に伝える。「いかにコミュニケートするか」が河内和泉作品の主調低音な気がします。そういう作風が個性であり、また河内和泉作品がもうひとつメジャーになりきれない要因のひとつではないかと思うのですが、ワタシは、河内和泉作品のこのいささか分かりにくい個性が大好きです(笑)
 
ということでアメイジング・グレイスをこちらの動画で。美しい。