賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

「こどものじかん」が読めなくて

漫画家うすた京介さんのパチンコ業界へのTwitter発言がネット掲示板で話題に→

なまさんの記事を拝見した時にも思ったんですが、基本的にどうでもいいよなあ。
聞き流してやれよと思うのですが、なぜかみんな聞き流さない。昔は「貧乏人は麦を食え」とか面白発言をする政治家もいたのに、みんな聞き流さないから、政治家さんもつまらない発言ばかりになってしまった。
 
みんな多少の失言は聞き流して、ユーモアを心がけた発言に終始するようになれば、国会答弁も面白くなって、少しは政治に関心を持つようになるんじゃないかと思うんですが、それはさすがに風呂敷でか過ぎですね。
 
みんな揚げ足を取る能力ばかりが異常発達して、その発言の真意を汲み取る、吟味するという作業を怠ってるから、実にくだらない言い争いがそこかしこに起きるんだろうなあと、まあこれは自戒を込めて言ってます(笑)
 
うすた京介さんが発言を削除してしまったのはさすがと言いますか、賢明な判断だと思いましたが、削除するのが賢明というのは、かなり残念な状況だ。結城焔さんも削除すれば良かったんですが、まさか9時間後に私屋カヲル氏が殴り込んでくるとは思わなかったでしょうねえ。
 
「聞き流せよ」と、他人事なんで思ってしまうんですが、コミックハイでマンガ描いてる人に「エロ描いてるヤツのせいで売れない」なんて言われてしまっては、コミックハイの看板を背負ってるつもりであろう私屋センセイとしては黙っちゃいられなかったのでしょう。
 
俺のコミックハイをロリペドマンガ雑誌にしやがって・・・」などという私怨はまったくないのですが、今回の私屋カヲル氏の応対もなんだかなあと、ちょっと思いました。結城焔さんの発言もたいがいですが。
 
後日、自身のツイッターに書いてらした文章を含め、「正論だけど正しくない」をもろに体現してたようにワタシには思えました。つまり、胡散臭いなあと(笑)。
ワタシには、「こどものじかん」での、数々のあざといエロ描写を「物語の必然性」に基づいて描かれていたとは、微塵も思えませんでした。まあナナメ読みでしたんでそれが原因かもしれませんが。
 
それでもワタシにはあの作品は「商業的な要請」に基づいて描かれていたようにしか見えませんでした。「あなた、そこまでして売れたいんですか」と、これはまあ結城焔さんの見解に近い感想を持ってました。
今回の騒動で、私屋カヲル氏がどういうつもりで「こどものじかん」を描いていたのか、その一端を知ることができましたが、いよいよ私屋カヲルという人と、「こどものじかん」という作品の不気味さが増しただけでした(笑)
 
「幼女大好き~」という人の描くロリペドマンガは分かる。ああヘンタイだなあって。でも「物語の必然性」とかなんとかで執拗にロリペド描写する人のことは分からない。分かりたくもない。
あえてヒドい言い方をすると、こんな異常な動機だから、こんな異常なマンガが生まれるのかと。多分、私屋カヲル氏はこれを異常とも何とも思ってない。それが恐ろしい。
 
一度マンガ喫茶なりツタヤでレンタルしてくるなりで、修行のつもりで「こどものじかん」を本気で読んでみれば、マンガ読みとして一皮剥けるかもしれませんが、できれば一生目に触れたくない作品です(笑)
 
まあ結論として、「エロマンガ規制してるヒマがあったらパチンコ規制すれば?」ということで。実際、社会に害毒を流してるという点で、エロマンガなんか、パチンコに比べれば鼻クソみたいなもんでしょう。
 
最後に、wikiを見てみると、2009年から編集長が交代しており、ああナルホドねと。編集長が変わると誌風がガラッと変わるのは良くあること。「こどものじかん」が悪いとは、本気で思ってません。また編集長が変わったら、コミハイを購読するかもしれませんね(笑)