マンガ雑誌あれこれ(一応完成)
まずは、ヤングガンガンで始まった新連載、「ブラパ」(緑のルーペ)を推す。
もう先月の話だけどなっ! しょうがないだろ、色々あったんだよ~。
こちらのサイトから、第一話を丸々読むことができますが、まず登場する女の子が可愛い。作者さんは主にエロマンガ雑誌でマンガを描いてる方のようですが、さすがの力量と言わざるを得ない。ボクもフジノさんにほっぺたをムニムニされたいっす!
とかキモいこと言ってないでですね、ヒロインさんの瞳の形が星型なのは、杉崎ゆきるの「アスクライブ・トゥ・ヘヴン」を彷彿させますが、ご覧の通り、こちらも典型的なボーイ・ミーツ・ガールの物語であります。うむ、やはりこういうのは好きだなっ。アスクライブ・トゥ・ヘヴンは、正確にはガール・ミーツ・ボーイと言うべきかもしれませんけどー。しかし杉崎ゆきるセンセイ、一年半ぶりに連載再開とか、噂にたがわぬ遅筆振りですよ。もう待つのにはすっかり慣れてますけどね(イヤミ)。ようやく2巻が出るみたいで、こちらも楽しみです。
と、それはさておき「ブラパ」ですが、カケアミ多用の絵柄といい、ミステリアスな女の子に翻弄されまくりな展開といい、非常に好みの作風ですので、単行本が出たら絶対買おうと思います。ヤングガンガンも三部けいなど、好みのマンガ家さんがいらはるのですが、ちょっと誌風が合わないところもあり、いささか二の足を踏んでいます。ヤンガンは「荒川アンダー ザ ブリッジ」(中村光)、「WORKING!!」(高津カリノ)、「咲-Saki-」(小林立)と、改めて執筆陣を見てみますと、なかなかの陣容ですな。アニメ化された「+チック姉さん」(栗井茶)なんてのもありますし。良いマンガ雑誌だと思います(じゃあ買えよ)。
そして次は「週刊漫画TIMES」をば(これも先週の話だがなっ)。
奥様、このマンガ雑誌、ご存じでした? いやボクも今まで知らなかったですよ。二宮ひかるさんの新連載が始まるってんで、生まれて初めて購入しました。この前はシルキーでしたっけ? 相変わらず意表を突くところでマンガを描いてくれますねえ。もう一生ついてく覚悟はできてますよ!
内容は、コミックナタリーでも触れられてましたが、重婚が認められたif世界のお話。重婚アリといいますと、どうしてもハネムーンサラダを思い出してしまうのですが、今回は久し振りにサラリーマン物で、二宮ひかるさんの持ち味をもっとも生かせる題材と言えるのはないでしょうか。作者さん的に、こういう言われ方は不本意であることは重々承知の上なのですが、それでもあえてこう言いたいです、「お帰り、二宮ひかる」。これなら週刊誌連載でも大丈夫でしょう! 実際、読んでみて安心のクオリティでございました。単行本が出るのが楽しみです。
二宮ひかる以外の作品ですと、みやたけしさんとか懐かしい名前が出てきてビックリ。ついこの前、この人のことを思い出していたばかりでしたので驚きました。まだマンガを描いていたことがまず嬉しいです。ここで描いてたのかあ。
基本的に30代後半~40代前半くらいがメインのマンガ雑誌ではないかと思いますが、もうひとつの新連載作品の「タオの城」(板倉梓)などは、なかなか芳文社らしい絵柄で、ナウなヤングにも読める絵柄だなあと思いました。「あかつきの教室」、読んでみようかな。
それと、1巻が出たばかりの「図書館の主」(篠原ウミハル)も面白そうですね。舞台が図書館というだけで個人的に盛り上がるワケですが、こちらも機会があれば単行本で読んでみたいです。あと、江口賢一という人、初めて知ったのですが、90年代的な、ちょっと昔の絵柄なのですが、好みの絵柄でしたので、この人の作品もちょっと追いかけてみたいなと。あれ、なんか結構読める作品が多いような?
そしてこの「アオハル」(0.5号)である。
「節電中」と銘打ってるだけあって、サイズのみならず、みなさん省エネモードでございます。
正直言って、この号は買わなくっても良かったかなというくらいの内容の薄さでした。
「ねじまきカギュー」(中山敦支)、武富智さんの新作、これに岡本倫が加わると仮定すると、これはどうしてもヤンジャン定期購読もやむなしっ、と言わざるを得ませんね。そういえば先週の「キングダム」(原泰久)は、次々と六国が秦に侵攻していく様が面白かったです。
なんじゃそれはァァァ!
この時代のことは全然知らないので、先が読めなくて面白いっす。六国同時侵攻とか凄えなあ。ここはあえて勉強しない方がいいな。
と、それはともかく節電モードのアオハルでしたが、そんな中突き抜けて面白かったのは、セレビィ量産型さんの「やってしまった初体験」。タイトル通り、とある女子高生の初体験を軽妙に描かれた作品なのですが、とにかく会話のテンポが良くって楽しめました。こういうのはセンスがないと描けないよなあ。うむ、気に入りました!
などと愚痴ってないで、次に面白いと思ったのは、室井大資さんの「みなもとみなこ」。ちょっと不思議な、小さい女の子が活躍するマンガというのは「よつばと」(あずまきよひこ)以来、食傷するほど定番になってますが、これはヤバいな! 不思議とかいうのを超えちゃってるよ! 笑わせていただきました。前回の「エアリー」はまったく分からなかったのですが、これは面白いと思いました。作風が広過ぎますよ。
アオハル漫画賞を受賞した「春にうごめく」(httr)は、爽やかな読後感で好印象でした。ベタだけど、こういうのは好きだなあ。
「制服魔法」シリーズ第二弾の「制服魔法ぼたんちゃん」(水あさと)は、第一弾に引き続き、アホウな展開でなごませていただきました。もう完全にエロマンガだな!
タアモさんの「電車なう」も、前回と同じくらい楽しく読ませていただきました。素晴らしくご都合主義な展開なのですが、ここまで来ると、いっそすがすがしい。この人いいなあ。「楽園」でも何か描いてくれないかしら~。
坂井恵理さんの「スキXスキ」も良かったです。SFな設定もさることながら、なによりも登場する女の子も可愛かった点が高ポイント。こういう絵柄は好きです。なんだか山名沢湖さんのマンガが読みたくなってきたぞい。
山田穣さんの「がんばれ!漫画研究会」は、相変わらず上手いなあと感心させられる作品なのですが、でもこういうのは絶対にメジャーにならないんだよなあとも思ってしまうのが悲しい限り。単行本が出たら、絶対にプッシュします!
みもりさんの「公園狂詩曲」は、オチにぶったまげました。こういうのも描ける人だったのかあ。まったく予想外のオチでしたよ。今回のアオハルの一番の目玉は、この作品の最終ページかも(笑)
・・・あれ、こうしてみると、意外に面白かったのかな? うん、まあ買って損はあんまりしないかもしれませんね(君子豹変す)。ちなみにサンカクヘッドさんの作品も載ってたりするのですが、あれ、この人確か、来週(39号)の週チャンで新連載を始める人なのでは?
感想は・・・う~ん、正直微妙です。週チャンではもっとハジけてくれることを期待してますよ。
電撃大王9月号
そういえば全然やってませんでしたね。今回は気合い入れて読んでみるぜっ!
のりタマ(オオツカマヒロ)
心が・・・折れました。
次号、最終回とはなんだ、最終回とは!!
一番楽しみにしてる作品が打ち切りって、いい加減にしろよっ。何回失望させたら気が済むんだよ。もう数える気にもならんわ。
「ガンスリンガーガール」(相田裕)は、いよいよジャンさんがお陀仏しそうな按配で、「とある科学の超電磁砲」(冬川基)は、
もっと頑張れ頑張れ冬川基なカンジで、「とらドラ」(絶叫)はまたも力尽きて休載。「天乞」(ていか小鳩)は相変わらずエッチぃです。
そして「ラブアレルゲン」(桂遊生丸)は、今日もみやこさんが絶好調でした。
まぐわいとはなんだ、まぐわいとは!?
みやこさん、破廉恥だよみやこさん。昔、そういう名前の大リーガーがいたなー(それはマグワイア)。この作品が打ち切られたら、本気で購読中止を考えますよ。そして、今さらながら謝ってなかったような気がするので、ここで正式にお詫びします。
あかほり先生、今までバカにしててすみませんでしたm(_ _)m
「ラブアレルゲン」、凄く面白いです。これからも頑張ってください。単行本購入にも踏み切ろうかと思います。こんなに面白くなるとは、まいった。
後はですね、まいたけさんの新連載(「世界で一番正しい吸血鬼」)と、烏丸渡さんの新連載(「NOT LIVES」)は、どちらもかなり面白くなりそうな予感がします。特にNOT LIVES。前作の「デウス×マキナ」があんな終わらせ方をしたのですから、そうこなくっちゃいけません。好きだったのになあ。
あとは大体いつも通りかな、と。「ジャグリ」(遠藤沖人)と「特ダネ三面キャプターズ」(海藍)は今月最終回なのですが、「特ダネ三面キャプターズ」は作者都合のため休載。最終回が休載って生まれて初めて見ましたよ。
と、今回はこんなカンジでカンベンしてください。「ラブアレルゲン」が電撃大王の期待の星になるとは、連載開始当初、夢にも思ってませんでした(笑)。つくづく申し訳ない。
(
続く・・・)