賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

U23Dを観た

どうしても初日に観たくって、夜勤明けで行ってめえりやした。ヤバい、まっすぐ歩けない! ふらんと同じ状態よ~。残業はカンベンだからメシも食わずに働いてたしなっ。倒れるなら、今!

倒れるなら映画を観てからです。なんとか映画館に到着し、なにか食べると寝ちゃいそうなのでコーラを飲んでエンルギー充填。美味い! このコーラを作ったのは誰だあ! 糖分が身体に染み通るぜ。

などとささやかな幸せを噛みしめてましたら始まりましたよ。おら、Vertigoじゃ! ボノさん近っけえ~! 目の前に現れ立ちましたよ。スタンド!

特にピカピカしたものの臨場感はハンパねえですな。ドラムキットとか。近いなドラムキットさすがドラムキットきたない(汚くないです)。

ドラムキットの隣にちょこんと置いてあったオレンジジュースがなんか可愛いなとか思ってる間にびゅーちほう・でいじゃ! この曲はやっぱりいいな!

New Years Dayは、ワタシにとってU2の名曲の中で一番とっつきにくい曲だと思ってましたが、そういえば、このとっつきにくさはNLOTHのとっつきにくさに近いものがある。ニュー・イヤーズ・デイが好きな人はきっとNLOTHが気に入ったに違いあるまい。

それはともかくライヴでは聴けなかったLove And Peace Or Elseが聴けたのが嬉しいです。ボノさんの想像してた以上の暴れ太鼓っぷりを堪能できました。あのハチマキ姿は日本人的に反則だな。いなせだねえ。

そして間髪入れずにBloody Sunday。この曲順は燃えざれうをえない。やっぱり日本公演でもLove And Peace Or Elseを演奏して欲しかったあ。

Bloody Sundayを演奏してる時のエッジはいつも笑顔になってるように見えるのですが、音楽はやはり喜びで出来てるのであって、この曲を聴くと喜びと怒りと悲しみで心が張り裂けそうになってしまう。「WARは政治的なアルバムではなく、感情的なアルバムだ」という意味が、Bloody Sundayを聴けばすぐに分かりますね。

Oneあたりで、少しウトウトしてしまいましたが、どこのイングヴェイ・マルムスティーンよな爆音ギターでいっぺんに目が覚める。ヤバい、エッジの指先から煙が出てる。The Flyはカッケ~なあ。あの文字の弾幕は、3Dでこそ真価を発揮しますな。3人がドラムの前に集合して演奏する姿に萌え。

ラストのWith Or Without You→Yahwehの流れは素晴らしかったです。Yahwehの「これから大事なことを語りますよ」な雰囲気が大好きです。信仰告白というのは大袈裟にも程がありますが。


以上、つらつら思い出しながら書いておるのですが(今まで爆睡してました)、映像よりも音響が素晴らしかったと思います。映像は一度観たら、もう満腹ってカンジ(笑)
ステージから歓喜する数万人の観客を映したショットは感動的でしたが、それは映画「魂の叫び」ですでに満喫してるしなあ。あり得ないけど「魂の叫び」と2本同時上映とかしてくれたら嬉しかったぜ。

やっぱりVetigoツアーは凄かったんでですねえ。そしてHTDAABというアルバムを、自分は凄く好きだったんだなと再確認。あんなに好きになることは、もう一生あるまい。

帰りの電車で眠いの我慢しながらNLOTHを聴いていると、今まで感じてた違和感が見事に雲散霧消してておののく。あれえ、今までの印象はなんだったのん? いつものU2と全く変わってないじゃないか。

そうか、NLOTHは、こういうテンションで聴けば良かったんだな。早く言ってくれよもう。