早回し（でもない）マンガ雑誌感想・３

「放課後保健室」（水城せとな）、読了。
大変、面白く読めたのですが、最後のオチでつまづいてしまった。そういうオチはちょっとな～。
どう落胆したのかを書くと、モロにネタバレになってしまうので、お口にチャックしますが、最終話までは燃え燃えで読みましたよ。
「とらだよ。」のインタビューアさんが激賞する気持ちが分かりましたわ～。やっぱ少女マンガはこうだろー！ なんかこればっか言ってんな。なにはともあれ、良いマンガを読ませていただきました。ちゃんと完結してるマンガって素晴らしいっ。オチはちょっとスカされましたけど！

こんばんわ！ 休日にマンガばかり読んでいた賽の目です。

谷川史子さんの「東京マーブルチョコレート」、原作付きかと思ってスルーしてたのですが、御徒町鳩さんの「象の背中」と同じく、オリジナルストーリーだったのかあ。抜かったぜ！ 見事なまでに谷川史子ワールドが展開されてましたので、これはちゃんと購入しないと！

もうアレだな。これからは少女マンガばっかり読もうよと、自分でも最近思っているのですが、岡本倫という人も、少女マンガ系の人と言えなくもないなと、「Flip Flap」を読んで思いました。なんというか、読後感が石田敦子なのですな。岡本倫には、男・石田敦子という称号を与えよう。えっと、一応褒めてます。

岡本倫というマンガ家さんが、一体どんな性格の人なのかと、ホムペをのぞいて見たのですが、そこの日記に、「ノノノノ」が連載されるまでの経緯が書いてあってですね、

　連載用のネームとしてまず最初に描いたのが、人間を食べてパワーアップする変身ヒーローものの話で、1話目を描いただけで担当さんからボツに。次は半裸のヒロインがバタバタ死んでいく病院ラブコメの話を描いたのですがこれもボツ。そして三度目の正直で描いたスポーツもののネームがようやくOKになって今に至ります。ここまでで1年かかりました。

人間を食べてパワーアップする変身ヒーローものの話なんか、一般誌に載るワケないでしょ！
チャンピオンＲＥＤで、「シグルイ」の隣に載せるとか、色々工夫しないとムリムリですよ。基本的に、マンガ家って常識が通じない人たちが就く職業なんだなあ。

「ノノノノ」と「Flip Flap」のオビには、冨樫義博氏が推薦文を寄せてますが、ハンター・ハンターの人がエルフェンリートの人を激賞するのは、真っ当な話だと思うのですが、不吉な予感も、少なからず感じられるワケで・・・。休載病が伝染しちゃったらヤダな～。「ノノノノ」なんか読んでないで、マンガを描いてくださいよ、冨樫さん。

それにしても、「ノノノノ」の1巻は、ワリと真っ当なスポーツマンガになっていて、なんか笑っちゃうな。ア○ルショップ皇帝とか、そういう雰囲気はまだないですよ。まあ第二話の冒頭で、風呂場で素っ頓狂な歌を歌う姿に、主人公の変人性は、すでに垣間見られますが！ おかしいですよ、野々宮さん！
３巻が出る頃には、どんな展開になってますかねえ。まったく想像がつきません。

ということで、そんな予測不能の「ノノノノ」と同じくらい、先行きが見えない「コミックハイ」と「電撃大王」の感想を書いてみますよ。前フリと本題の接点を見つけるのに、30分近くかかりますよ（無意味だ）。

コミックハイ4月号

３周年。うむ、めでたい！ とらのあなでハイを購入すると、特製両面イラストカードとメッセージペーパー集がもらえるのですが、あずまゆきは、こういうのは得意分野だな！

海主将（＠ストライプブルー）も激励ですよ。レギュラーを一年生に取られそうですけどー（ガンバレ！）。
しかし「あずま」って言うと、なんだか電撃大王の人のコトみたいですな。それはともかく、感想です。

・ひとひら（桐原いづみ）
げえっ、先月号の「何事～！」から、見事にキング・クリムゾンしましたよ。
こっちの方が何事～！ですよ、桐原センセイ。
てっきりあのまま、押し倒すのかと思ってましたよ（そんなワケねえ～）。ドキドキしながら「ひとひら」の続きを待ちわびていたオレの気持ちを返せ！
というのは冗談ですが、いやあ、愛憎関係がややこしくなってきて、面白いですねー。もっとやれ～（無責任）。
お祝いコメントでは、野乃＆美麗先輩が登場と、さすが分かってらっしゃるわ～。先輩陣では理咲先輩が一番好きでしたが。

・未満れんあい（高嶋ひろみ）
連載第２回。勇者はメアドをゲットした！ このご時世、健全なお付き合いを望みます。

・つぶらら（山名沢湖）巻中カラー
コンサートのチケットを求めて、開店前から並ぶつぶら。ワタシもＵ２の時、やったわ～。取れなかったけど。カラエンネタは、先週の「ノノノノ」と、微妙にネタカブってて吹いてしまった。今年は獅子舞ブームになりそうです（なりません）。

男爵校長ＤＳ（オイスター）
ん？ あれっ、先月号で大騒ぎになった展開って・・・なんだった！？
「ＤＳ」の正式名称がなんなのかって、正直、ワタクシ、ほとんどはキョーミございませんので、思わせぶりに謎を散りばめず、ひたすらギャグに邁進して欲しいよなあ。エヴァンゲリオン症候群で、「回収する気のない伏線」には、もうアレルギーなんですよ。まあお祝いコメントでマチルドさんを描いてくれたから許しますけど。
それはともかく、この月のコメントは、なかなか良いですな。「ジャバウォッキー」（久正人）でも、こんなセリフがありますが（キザ過ぎるぜ、サバタ）、ワタシもなかなか月は好きな天体であります。lesefealさんほどではありませんけどー（笑）
そういえば、藤田和日郎の新連載も月が印象的に使われてましたな。あっちは不吉ですけど。

・魔法少年マジョーリアン（石田敦子）
そう来たかー。「自分自身のように他人を愛せ」というから、自分を愛せない人間が他人を愛することは出来ない相談でして、「自分が大好き」っていうのは、それはそれでいいんじゃないか。
そっちはまあ、良いのですが、あっちの方が大変なコトになってますな。黒姉さまの正体が弟だって知ったらショックだろうなあ。

・あいたま（師走冬子）
おお、今回は、とまが主役ですよ！ さすが三周年！ 師走冬子、エラいぞっ。主人公が作者ごとダメ出ししたけどなー。 いじめんなっ、とまと、師走冬子いじめんな！

・いずほアンビバレンツ（こいずみまり）
惚れ薬とは、また安易な・・・。そしてこのコマ見て、エマ○エル夫人を思い出すオレは、ただのオサーンですな。

東雲水生の「甘忍少女あずき」の単行本、3月28日に出るのかあ。巻数が表記されてないから全１巻？
やー、この作品はコミハイ本誌で、息長く描いてほしかったな～、残念。「ひとひら」の５巻は4月12日か。これも楽しみですね。
そして巻末の読者コーナーに、わお、またもなまさんのコメントが・・・！
すげー、今回で３回目でしたっけ？ ３周年記念にふさわしいや！