賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

天国と地獄

Spring(春)


Sound the Flute!(笛を吹け!)
Now it's mute.(もう やんでしまった。)
Birds Delight(鳥は楽しい)
Day and Night.(昼も夜も。)
Nightingale(ナイチンゲールは)
In the dale(谷間で)
Lark in Sky(ひばりは空で)
Merrily(楽しく)
Mellily Mellily to welcome in the Year
(楽しく、楽しく、年を迎える)

Little Boy(男の子)
Full of Joy.(喜びいっぱい。)
Little Girl(女の子)
Sweet and small,(かわいくて小さい。)
Cock does crow(雄鳥が鳴くと)
So do you.(子どもたちがまねする)
Merry voice(楽しい声)
Infant noise(幼な子のざわざわ、)
Mellily Mellily to welcome in the Year
(楽しく、楽しく、年を迎える)

Little Lamb(子羊さん、)
Here I am.(ここにいるよ。)
Come and lick(じっち来てなめて)
My white neck.(ぼくの白い首を。)
Let me pull(ひっぱらせて)
Your soft Wool.(おまえの柔らかな毛を。)
Let me kiss(キスさせて)
Your soft face.(おまえの柔らかな顔に。)
Mellily Mellily to welcome in the Year
(楽しく、楽しく、年を迎える)



ウィリアム・ブレイクという人の詩なのですが(松島正一:訳)、いやあ、いいですねえ。
とてもシンプルで、なにも難しいところがないのだけれども、喜びに溢れてますねえ。
U2でいえば、「Sweetest Thing」に近いものがあるなと。

 

昔、アクトン期のインタビューで、ボノさんがこの詩人について触れていたことがあり、ブレイクの詩に触発されて、次のアルバム用に曲を作ってると答えてたのですが、「ZOOROPA」に、そんな曲はないよなあ。

 

その代わり、悪名高き「Working Tapes」の方に、「Heaven And Hell」という曲が収録されており、これが「天国と地獄の結婚」からインスパイアされた曲なんじゃないかなあと。
こういう曲です。


  Heaven And Hell(U2)

 
アンニュイな曲調で、でもエモーショナルな歌い方は、この当時ならではですねえ。
この頃の、こういったスローなテンポの曲はみんな好きです。
歌詞は、こんなんなのですが、う~む、ブレイクとは関係ないかな? まあまあ、これも即興で歌ってるような気がします(笑)
ちなみに、The Whoにも同名の曲がありまして、むしろ、こっちの方に影響されたのかしらん?


ということで、いつまで経っても、U2の記事が更新できないので、ムリヤリ記事にしてみました~(笑)