賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

Blue Oyster Cult「Black Blade」

      


ブルー・オイスター・カルトというと、映画「ポリス・アカデミー」でのあの方々を思い出してしまいますが(参考例)、そういうノリではなく、「知的なヘヴィ・メタル」といった趣きのバンドでして、なんだか昔、よく聴いてました。と言っても、聴いてたのは、ベスト盤と1stアルバムだけでしたが。ダメじゃん(笑)。

 

1stに収められた曲は、「悪魔同盟」とか、「悪魔ののぞき眼鏡」など、なんともおどろおどろなタイトルが続いてるのですが、中身は至って良質なロック・サウンドで構築されており、デビュー・アルバムとは思えぬ完成度で、カッコ良かったなあ。熱い中にも冷たさを感じさせるサウンドは、ちょっと初期U2に近いものがあるかなって・・・強引すぎますか?(笑)

 

リボルバーさんの「ヘヴィ・メタルを発明したのはオジーだっけ?」というコメントで、このバンドを思い出したのですが、彼らもヘヴィ・メタルの元祖を言われてるようですね。→

 

それはともかく、今回取り上げた曲は、映像は何なんですが(笑)、なんでわざわざコレを選んできたかというと、それはこの曲はマイクル・ムアコックが作詞を担当しているからなんですな。すげえ、エルリックだ!

 

「Black Blade」というタイトルからして、すでにしてヒロイック・ファンタジーですが、ムアコックの作風とよくマッチしてして(熱い中にも冷たさが・・・)、いやあ、この曲好きだなあ。曲の中盤あたりの中だるみ具合とか、ムアコックっぽいじゃないですか(笑)

 

もし、U2に出会わなかったら、ワタシはこっち方面に、ずぶずぶ深入りしていったかもなあって思います。おお、呪われよ、呪われよ!!(笑)

 

そういえば、ムアコックエルリック・シリーズに手を出したのは、この6巻の、天野喜孝の美麗イラストに惹かれて表紙買いしたからなんですが、最近新装版が出て、表紙が変わってしまったみたいですね。う~ん、残念。
ちなみに、ストームブリンガーといえば、Deep Purpleにも同名のアルバムがあったりするんですけど、それもムアコックと関係してるのかなあ。
おやじのロック日記のコシさんに、一度うかがってみたいところです(笑)