賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

先週書き損ねた記事(ストーナー・ロックにハマる)

ようやく手に入れましたよ。→

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この衣さん、イカ娘みたいで可愛いな、くそがっ(だからなんでキレてるの?)。
しかしこのイカちゃん、10巻の裏表紙では「すいそんさんかく、しゅきのかぜっ」と、お尻丸出しでなにやら呪文を唱えてましたが、調べてみますと、呪文ではなく漢詩の一節なんですね。杜牧とか言われても知らないですからっ。唐詩選には全く選ばれてないんだあ。風光明媚を歌った有名な詩らしいですが、こういうのがさらっと出てくるから、このマンガは恐ろしい。なんて勉強になるマンガなんだ。

裏表紙のみならず、合宿に行くたびに必ず入浴シーンを挿入するとか、作者さんのサービス精神には頭が下がる思いですが、この間、単行本が出るのが待ち切れなくって、マンガ喫茶ヤングガンガンのバックナンバーを読み漁ってましたら、「みんなで海に行こう」って、水着回をやる気マンマンじゃないですかー、やだー。

と、相変わらず「咲」にハマってるワケですが、今回は8~10巻を集中的に読んでたんですが、この作者さんの描く、こういうデフォルメ顔は実にいいなあ。これとかも。
この泣き顔から、「ちょーうれしいよー」と嬉し涙を流す回想シーンが流れるよーにふつくしい。言いたかないのですが、チャンピオンの某作品も見習って欲しい・・・。今さら言うことでもないんですが、やはり「咲」を読むたびに悔しく思ってしまうぜ。チャンピオンで読みたかったよー。なんでヤンガンが「咲」で、俺たちが「てん○す」なんだよっ。天道是か非か! いやもう悪口書くのは止めロッテ。

とはいえ、やはり隔週誌でも休載してしまうのですから、週刊誌連載は厳しいでしょうねえ。11巻が出るのはまだまだ先かっ。まあこれだけ面白ければ休載しまくりでも全然許せてしまえそうなのですが。なるほど、冨樫義博ファンの心理が少し理解できたぞ。

女性だから体力的にキツいのだろうなあと思いたいのですが、作者の小林立さんが男性なのか女性なのか、どうにも判然としないワケでして、男性だとしたら実に恐ろしい。チャンピオン的に言うと伊藤正臣的に恐ろしい。
スカート間違えて先輩のはいちゃった、テヘペロ」みたいなエピソードを男性マンガ家が思いついて描いてるってシチュエーションが、ワタシには想像つかんのですよ。個人的には「咲」は女性が描いてると信じたい。空が灰色だから阿部共実さんが男性だと知った時は驚いたなあ。

などと、いつまでも「咲」話をしてないでですね、JUDAS / CHRISTさんのアドヴァイスにしたがって、「Blue Record」の国内版を購入したワケですよ。前振りが長過ぎますよ。
勢いあまってRed AlbumYellow & Greenも買ってしまったのですが、それが大変なんですよ奥様。
タワレコの累計ポイントが11月末で失効してしまうそうで、それまでに約2万点分を消化しないといけないんですよ。
CD1枚2千円と考えると、約10枚分購入できますなあ。買いたいCDならいくらでもあるんで、今度の休みにでも買いまくりますよー。とりあえず今回はTwo Door Chinema Clubの新譜とポリシックスのシングルを購入しました。どちらもボーナスでライヴCDとライヴDVDが付いてるので楽しみです。

それはともかく、バロネスのお陰でストーナー・ロックというジャンルが気になったので、Youtubeで有名どころのバンドをつらつらと聴いておったのですが、なんというか実に居心地がいいサウンドだなあと。
こちらのサイトでの、ストーナー・ロックについての解説を大いに参考にさせていただいたのですが、「プロト・ヘヴィ・ロック」という言葉に大変感心しました。そうそう、それなんですよ。




ああもう、くそカッケーなあ。とりあえずKyussがストーナー・ロックの開祖らしいので、このバンドを極めようと思うのですが、この恐ろしく脳にくるサウンドはまさに初期衝動の塊といいますか、プロト・ヘヴィ・ロックだなあと。
彼らが60年代のサウンドに惹かれるのは、恐らくはハッパをキメた時に一番トベるからなんじゃないと思うんですけど、日本ではこういうサウンドは受けないことは確かな気がします。

昔、ヤフーブログで「日本のロックがつまらないのはドラッグ・カルチャーがないからだ」と主張されてる方がいらして、正直かなり同感だったりもするのですが(ボノさん曰く、ロックは合法的ドラッグ)、だからと言って日本のロック・ミュージシャンに「もっとクスリをやれ」とは言えない。明るい社会を築き上げるうえで、日本のロックはつまらないままでいいと思う。

そんなことはどうでもいいのですが、カイアスとかネビュラとか聴いてますと、この「古くて新しい」感じにゾクゾクしてくるのですが、はて、これはどこかで同じ感想を持ったような? と考えたらアレですよ、「さくらDISCORD」(増田英二)ですよ。あの作品も初期衝動に満ちた古くて新しい感覚をもった作品でした。つまり、さくらDISCORDは、ストーナー・ロックだったんだよ!(な、なんだってー)
まあ単なる牽強付会なんですけど、海外でのロックの役割は、日本ではマンガが果たしてるんじゃないかって気が最近してて、さくらDISCORDみたいなプロト・ヘヴィな作品が一ジャンルとして形成されたらいいなあって思う次第でやんすよ。そんでいつかQueens Of The Stone Ageみたいにブレイクするマンガ家さんが出るといいねえ。うん、マンガとロックを同時に語るという無謀な試みも、だいぶ理論武装ができてきたなっ(え?)。

ちなみに賽の目のメタル遍歴
ジューダス・プリースト・・・1曲も聴いたことがない
アイアン・メイデン・・・・・・・1曲も聴いたことがない
ブラック・サバス・・・・・・・・・ベスト盤なら!

ヒドすぎる。謝れ、JUDAS / CHRISTさんに謝れっ! みんな渋谷陽一が悪いんやー。あ、でもデフ・レパード「スラング」ならCD持ってるよ!(そこはせめて「アドレナライズ」とかにしようよ)
などとメタル音痴なワタクシでございますが、探究し甲斐のある音楽ジャンルにめぐりあえて嬉しいっす。改めてJUDAS / CHRISTさん、ありがとうございます。