賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

「球詠」6巻がもう発売されていたとか

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新しく買った本棚に咲シリーズを収納したら、あっという間に予定していたスペースが埋まってしまったでござる。

これ以上入らないんで小林立先生、しばらく咲-saki-の新刊は出さなくて結構です。結構なわけあるかい。

 

と、ここ一ヶ月くらい、コツコツと部屋を片付けているのですが、整理してみて自分が「ドリフターズ」(平野耕太)の6巻を購入してなかったことに気が付きました。あれないぞ?

うっかり漫画喫茶で読了してしまって、なんかもう買ってしまった気になってしまったっす、迂闊なり賽の目

 

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改めて6巻と、桜井のりおさんの「僕の心のヤバいやつ」の2巻も購読しました。ヒロインさんの名前が、実写咲-Saki-でまこさんを演じた方と同じ名前で、主人公の名前が「京太郎」とか、なんか咲テイストをほのかに感じるぞい。気のせいって言うな! シンクロニティーだ!

 

桜井のりおさんは「みつどもえ」でその性癖は充分把握しておるのですが、その性癖を前提に「僕の心のヤバいやつ」を読んでますと、なんだかお尻がムズムズしてきますね。ヘンタイさんが描く極甘青春ドラマはなかなか凶悪なシロモノでございました。

 

そんでドリフターズですが、裏表紙にエレカシネタが入っててビックリしました。ちょうどエレカシにハマってましたので。しかもガストロンジャーかい。名曲だよなあ。エレファントカシマズ最高だぜ。これまたシンクロニティーなタイミングで不思議な感じでした。

 

しかし、6巻では豊久が「戦は笑うて死ぬるが勝ちじゃ」とか言ってましたが、なんでしょうかね、この昔の日本人の人生観は。

 

 二十二日の朝から、熊本城守備兵あいてに戦闘に入った。協同隊の任務は地理不案内の薩軍を嚮導することであったが、挙兵にかける彼らの狂気にまがう激情はこの戦いの最初の日から発揮された。

 野満俊太郎・富記の兄弟は、篠原国幹の大隊を嚮導して熊本城段山口に進んだ。薩軍が守備兵の猛射にひるむと見るや、富記が言った。「兄さん、今日は革命の初日だ。お祝いに二人で死んで見せよう」。兄弟は弾丸雨注のなかを突進し、城壁をよじのぼる。協同隊の同志たちと薩兵は奮起してあとにつづいたが、二人の姿は砲煙のなかに消え、あとは「兄さん、ここ、ここ」「富記、待て、待て」の声がわずかに聞こえたのみで、二人はついに還らなかったという。 (渡辺京二「協同隊と中津隊」より)

 

イカれてるぜ。正気のまま狂うのは薩摩の専売特許じゃないってことですね。二人が笑って死んだことは確かでしょうが、なんとなく羨ましいと感じてしまうのは何故なのでしょうか。

 

 それはさておき、新しい本棚と大量在庫処分のおかげで、だいぶ部屋がすっきりしました。今まで積読積読アンド積読って状態でございまして、未読の本がこんなにあったんだって並べてみて腰を抜かしましたよ。凄いなあ、なんか面白そうな本がいっぱいあるぞ(自画自賛)。

 

と、このように自分で買った本を忘れてしまうと、こんなミスも犯してしまいがちで…

 

 

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買ってあったんだ…

すっっかり忘れてましたよ。歳は取りたくないものですねえ。

江戸の兵学思想」(野口武彦)という本を夢中になって読んでましたので、この際「孫子」にもちょっと目を通しておこうかいと、適当に古本屋で買ったんですが、もう購読済みだったとは…。読んでなかったぜ~。

 

荻生徂徠というと、儒学者のイメージしかなかったのですが(恥ずかしながら小林秀雄の「考えるヒント」でしか荻生徂徠の知識がないため)、兵学者としての一面もあったというのは驚かされました。小林秀雄は見事に儒者としての側面しか語らなかったなあ。

 

もともと徂徠は、自分の家系が物部につらなることにプライドを持っており、みずから徂徠と号したくらいであった。(中略)してみれば徂徠の兵学好きは一種のアタヴィズム(先祖がえり)の所産だったのかもしれないが、それはともかく、幼児の徂徠が、「名を得たる物師(軍師)どもにも父までは多く交わり」という体験をしていたことの意味は、徂徠兵学思想の形成にあたって非常に大きいのである。 「江戸の兵学思想」(156p)

 

軍師のことを「物師」っていうのはなんかカッコイイな!

「大物見」とか、そういう意味合いだったんですなあ。と、そんな物師徂徠が、なぜ文禄・慶長の役で日本軍が敗れたかを考察するのですが、思えば長きにわたる戦乱で戦闘能力は過去最高潮に達したはずの日本軍が平和を満喫してた朝鮮中国連合軍に敗北を喫したのが、なんか昔から腑に落ちなかったんですよね。島津義弘とか小早川隆景とかいたのに。その謎を物師徂徠が斬る! 面白いなあ。

 

 

 

 

…とか言ってる場合じゃないんですよ!

 

球詠」(マウンテンプクイチ)の6巻がもう発売されてるじゃないですかー。5巻の時は、なかなか発売されないもんだから、6巻も出るのはどうせ年明けてからでしょーとか甘く考えてましたよ。アニメ化決定ということで気合が入ってたんでしょうか。

 

5巻では強豪校との試合も終盤に入り、いよいよ雌雄が決するという一番いいところで終わってましたので、これはビッグサプライズですよ。これから正座して読みます!

 

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さいのめはねんがんの特典を手に入れたぞ!