賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

Polysicsの「We ate the show!!」(DVD付き)を聴こう!

 なまらテンション高いなあ、もう。

落ち込んでるのが馬鹿馬鹿しくなってきたよ。
特に必要なさげなのですが、とりあえず、少しだけ曲目紹介、てか感想。

 

1曲目の「Mind Your Head」は、初めて聴いた時から気に入ってました。中盤のドラムソロにベースやらギターやらが次々とかぶさってゆく展開がカッチョ良過ぎます。ライヴ映えする曲ですねえ。

 

2曲目の「ワトソン」から、3曲目の「Tei! Tei! Tei!」へと続く選曲は卑怯としか! これはアガらざるを得ないじゃないですか。なんというかハヤシさん、好き勝手に曲を作ってるなあ。こんだけフリーダムに曲が書けるって、大変でしょうけど楽しいんだろうなあ。

 

4曲目の「Dry or Wet」は最新作「We ate the machine」からの曲なのですが、ライヴ・ヴァージョンを聴いて、初めて今回のアルバムのコンセプトの意義が理解できるようになりました。誠に恥ずかしい話ですが。

 

バンドを結成したばかりの頃のような、もうとにかく暴れてやれ~な、荒削りだけどそれが魅力的な凶暴なまでの表現衝動に、「人々のロックの軸を3センチくらいずらす」という、聴く者の知覚の変容を迫るサウンドを加味する、というアイディアは、ワタシの場合は、「3センチずらす」というコンセプトばかりが目について、正直あまり気持ち良く聴けなかったのですが、ライヴで聴いてみるとあら不思議。この居心地の悪さが、怒涛のエネルギーに巻き込まれるや、異様な心地良さに転化してしまうのですな。なるほど、「機械を食べちゃった」人のロックとは、こういうヘンテコなカッコ良さなのかと、得心いたしました。

 

しかし、このライヴ盤を聴いて激しく高揚感を覚えるワケですが、これはU2のアルバムを聴いた時の高揚感とは、まるで異質なそれなのですよ。U2ファン的に、これが不思議でしょうがないんですが(笑)、自分の中でこの二つの異質な高揚感が、どんな具合に同居しているのか、自分で自分を問い詰めたくなりまする。

 

うむ、それはまあ12月に出る予定の、「Under The Blood Red Sky」の国内盤を聴きながら、じっくり考えてみることにしようっと(笑)