賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

Grace(Jeff Buckley)

 

ジェフ・バックリィ・・・イイな!

なんというかクセのない音楽ですので、とっかかりが見つけられなくって、なかなか苦労しましたが、この曲がきっかけになったなあ。U2で言えばMiracle Drugに該当する曲と言えましょうか。ダメ?
 
現在は休止中のようで残念ですが、「ロックな日々の泡」のekimaejihenさんが、こちらの記事で情熱的に語ってらっしゃいまして、こちらを読んでいただければ、ワタシが語る必要もないのですが(笑)、一度ハマるとその素晴らしさがとても良く分かりますね。なぜ今まで分からなかったんだろうと不思議になるくらい(笑)
 
このアルバムの素晴らしさって、一体なんだろうって考えてみると、非常にストレートに喜びが伝わってくることなのかなあと思います。音楽をやる喜び、歌う喜び、何か表現することの喜び。そういった諸々の喜びがじかに伝わってくる感じです。その「じかな感じ」は、このアルバムタイトル曲でもある「Grace」から、特に感じられます。この曲が今のところ一番好きです。この人の音楽がミュージシャン受けしていたのも、この喜びをもっとも良く理解していたからではないかと思います。
 
僕はカミさんとよく音楽の話をするんだけど、何を聴いてもつまらない、この先出てくるものにも希望が持てないなんてシニカルな気分になった時にはいつでも、いや、少なくともジェフ・バックリィはこれからもずっと素晴らしいレコードを作り続けてくれるはずだよ、って言ってたのに。<ラスト・グッバイ>はおよそ丸一年、毎日聴いてた。ギターをプラグ・インして、レコードに合わせてヴォリューム最大でプレイするんだ。僕をあれほど無理なく素直な気持ちにさせてくれた、自分自身であろうとすることへの恐れを消してくれた人は初めてだった 。
こちらの方のブログの記事にあった、バーナード・バトラーの言葉ですが、自分たちが何の為にミュージシャンになったのか、また自分たちがなんのためにロックなんぞというヤクザな音楽を聴いているのか、そういうことを思い起こさせてくれるような音楽だなあと。こういう音楽が存在するんだから、世の中捨てたもんじゃない、などと不遜なことを思っちゃいますね(笑)。ちょっと今、「ガンスリンガー・ガール」(相田裕)を読んでいるもんで・・・。
 
それはさておき、ekimaejihenさんが絶賛されてらっしゃるHallelujahなどは、いまだにボノさんのカバーの方がイイなとか思っちゃってますので、まだまだハマってると言っても初心者段階にあります。これからどんな素晴らしいところが見つけられるのだろうと思うと、今からワクワクしてきます(笑)