週刊少年チャンピオン39号感想
今週のチャンピオン・・・やけに面白かったな!
近年の週チャンの集中連載の中でも、「透明人間の作り方」は飛び抜けて面白かったです。特に連載第一回のあの引きは素晴らしかった。
透明人間てか、そもそも人間じゃねえ・・・。
こんなバケモノにマークされちゃった主人公はどうなっちゃうの? ねえどうなるの? と、これからの展開にワクドキでしたよ。結果はまあベロチューという、予想の斜め上をいく展開でしたけどー。
と思わずファイブレってしまいそうな展開でしたが、今回は非日常ではなく日常メインのお話みたいですねー。これは安心して読めそうですよ(―――と‥普通は考えるよね‥‥)。
と、いうことで次週も楽しみな週チャン感想です。
弱虫ペダル(渡辺航)
さすがに少し休みをもらった方が良いんじゃないでしょうか、渡辺センセイ。と言いたくなるくらいダメ回だったなあ。後付けに後付けを重ねて、本当にもう、このままだと取り返しがつかなくなるところまでいっちゃいますよ? そして唐突に昔、浪速の闘犬とか自称していたボクサーがいたことを思い出す賽の目であった。
――たのむよ
俺なりに頑張ってきたんだよォ
1回ぐれぇ…1回ぐれぇ――勝たせてくれよ――!! by野田くん
頼む神様!!
この際 おれの寿命と
引き替えでも構わないから…
おれに勝たせてくれ!!! by岸谷くん
これまで微妙に評価が下がっていた天雷さんも(王虎さん以上とも言われたんだよな)、ここらで一気に株を上げそうなカンジですし、この天才vs凡人対決は見物ですねえ。先週の煽り文句的に、白水さんが悲惨な勝ち方を遂げそうなんですが、いや怖い!
良かった、アオハルのよりは面白かった。
ものすごくありきたりな設定でしたが、このクオリティを維持してくれるならオーケー。
クローバー(平川哲弘)
バイトリーダー、竹下さんのプライベート大公開!充実した生活を送ってそうだなあ。
まさかのヒラオリさん正式参加。もう俺にはヒラオリさんが優勝する姿しか見えないっ。
ヒラオリさん、やっぱり作者さんから愛されてるんだなあ。
ましのの(八谷美幸)
颯爽初登場の長谷部先生、美人さんっすなあ。
先週は少々アレでしたが、今週は文句なく面白かった!
でも、もう少し「知の室井さん」を賢くさせてやってください。
囚人リク(瀬口忍)
主人公が無力である以上、こういう展開になっちゃうよなあ。 要陵の大将は肌が黒いから、ブラジル帰りということで、 ブラジリアンキックとかそういうので来るのかと思ってたら、もっと凄い軌道の蹴りが来た。空手にはこういう蹴り方もあるのかあ。スゴいね人体♥
徳良さんが何を怒ってるのか、まだ良く分かりませんが、吹越さんの「まあ負けてもしょうがないよね」みたいな微笑は、確かになんか屈辱的だ。
個人戦で優勝したフッキーが大将ではなく、先鋒をつとめてる理由が来週で明らかになるのかな?
りびんぐでっど!(さと)
最初の2コマがタッチが違っていて別の作者かと思った。黒川センセイがいいなあ。活きのいい空回りキャラがまた増えてワタシも嬉しいよ。
スーパーバイトJ(沼田純)
39号で一番面白かった。「
オレが辞めるか、お前が辞めるかだな、この職場」。主任、新人相手に怒り過ぎです。真面目な人なんだなあ。 アレだな、起承転結がはっきりしてると、やっぱり面白いもんなんだな。
今回はそう来たか~。少年マンガ雑誌でその路線で来るとは、存外に強気だなっ。
岡崎京子というマンガ家さんがいて「好き好き大嫌い」という短編集があるのですが、それを思い出したよ。「
これからはゲロの時代だ」とか後書きで書いてたよーな記憶があるんですけど、実際どうなんでしょうね、あのゲロシーンは岡崎京子リスペクトなんでしょうか。なんにせよ、少年マンガには相応しくないな! だがそれがいい(にやっ)。なんでも載せるのがチャンピオンなんだよっ。
順調に2得点。東古城のヤツらだって、普通の高校生なんだ。
市蘭のヤツらはちょっと普通じゃないけどな!
主人公のイデオロギーを真っ向から否定するダっちゃん。この対決が天王山ですな。ここで盛り上がらないと話にならない。勝負所ですぞ、稲山センセイ。
半熟ガーディアンズ(とうじたつや)
・・・・・・心霊写真?
首が…首があ~。ゾンビ状態の卑弥呼なんぞより、よっぽど怖いぞ。
やたらと幽霊を怖がる主人公って、なんか見覚えあるなあと思ってましたら、思い出しましたよ、「トラウマイスタ」(中山敦支)の主人公じゃないですか(アレは鬼でしたが)。あっちの方は怖がることに理由と意味があるのですが、こっちの方は、なんかウザいな。
ケルベロス(フクイタクミ)
金屋さんマジ天使な行動の前に、初めて人間らしい表情を見せた九力。それでもしっかり触手プレイに走るあたりはさすがリョナマスター、フクイセンセイや!
ドラゴン・ハイドレート(篠原花那)
クロワさんが・・・!
クロワさんがここで死んじゃったら、この後、このマンガをどうやって楽しめばいいのよ~。
いや―――ッ いやよ―――っ!! 怖いのよ――――!!!
と、ファイブレの斉藤さんばりに動揺してしまいましたが、いや多分、これは死んでないでしょう。思いっ切り急所に刀が刺さってましたが大丈夫、なんとかなる!(根拠?ない!)
イマワノキワ(うえやま洋介犬)
やはり、もうちょっと画力をつけないと・・・。ちまちましてて、迫力がないんだなあ。
梢さんが、特にワルモノでもなかった点が少し残念でしたね。この人の描く悪女はみんな魅力的だったからなあ。なにはともあれ、お疲れ様でした。次こそは正統派のラブコメ頼んます。
今週は面白いと思った作品とそうでもない作品との差が大きかったですね。そんな中、ギャグ、コメディー系の作品がみな面白かったので、今週は凄く楽しかったです。ギャグはやっぱ重要だなあ。桜井のりおセンセイ・・・あきらめたら試合終了ですよね!?