賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

マンガ購入記録(6月分)

先週書こうと思ったんですが、どうにも都合がつかなくて・・・


佐藤史生「夢見る惑星」全3巻(文庫)
・しげまつ貴子「天使じゃない!!」5巻
よしながふみフラワー・オブ・ライフ」2巻
桑田乃梨子だめっこどうぶつ」2巻
宇仁田ゆみ「よにんぐらし」1巻
重野なおき「たびびと」2巻
山田芳裕「大正野郎」全1巻(文庫)
清原なつの「千の王国百の城」全1巻(文庫)
岩館真理子「黄昏」全1巻(文庫)
岩館真理子「森子物語」全1巻(文庫)
鈴木みそ「銭」3巻
漆原友紀蟲師」6巻
板垣恵介餓狼伝」16巻
山口貴由シグルイ」4巻
福島聡機動旅団八福神」2巻
福原鉄平「うたかた少女館」全1巻


今回は18冊で先月の半分くらい。この冊数で、いかに6月が忙しかったか分かりますな。
まあ一般人には、充分買い過ぎだと思いますが!
今回、めちゃんこ笑ったのは、よしながふみの「フラワー・オブ・ライフ」。相変わらず真島海がイイなあ。もうこうなったら、「ラブやん」も「妄想戦士ヤマモト」も超えちゃってください、よしなが先生。

山田芳裕の「大正野郎」は、いろんな意味で驚いた。芥川龍之介に憧れるアナクロな主人公の暑苦しいまでのアクに強さは、いつも通りの作風だが、その周りの女性陣が思いのほか、しっかりと描かれて、ああ、別にこの人は女性を描くのがニガテとかじゃないんだと。「顔は猫みたいで可愛いが性格が遺憾な」イギリスかぶれの女の子がいいなあ。
デビュー作ということを考慮しても、「駄目だろこりゃ」的な絵の稚拙さが目立つが、それが全然気にならないのは、天性とも言える、この人の「マンガ」のセンスがすでに開花しているからだろう。デビュー作だからこそ、一層光るのかもしれない。

清原なつのさんの「千の王国百の城」は、酔月亭さんに教えられて、なんとか購読できましたが、面白うございました。「金色のシルバーバック」がハッピーエンドだっただけに、その次の「銀色のクリメーヌ」には、やられました。

福島聡の「機動旅団八福神」。この人は、本当にもう、マンガが上手い。こんな上手い人はいないんじゃないかと思う。まあ、ワタシはまだ、それ系で非常に評価の高い、黒田硫黄の短編集(「黒船」とか「大王」とか)が未読なんで、断言はできぬのだが、とにかくこの人のマンガは異常に好きだ。そして今作で福島聡、なんだか一皮剥けた? またひとつ柄が上がったように思える。前作「少年少女」で培ってきた、自分の才能の発揮の仕方が、ようやっと身についてきたような、なんかそんな感じ。こいつはスリリングだぜ。
しかし、ビームには、この福島聡といい、志村貴子といい、ちょっと方向性が違うが森薫といい、マンガが上手い人がやたらいるなあ。上手いといっても技術的な、「スキル」という意味ではないんですけど。「上手い」という表現だと、語弊が出てしまうかな?


本日はこれくらいで。ううん、後日、書き直そう。