賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

咲のSS

日帰り取材に出発→負傷→入院→全身麻酔→手術→退院

という出来事がありまして!
完治までもうすぐなのですが大事をとりやがれよって言われて
追加で休載をいただいているところです。
コミックスも一ヶ月延期になってしまったようで
本当にすみません。。。(小林立さんのHPより)



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えっ、何やだ、怖いっ(ゴフッ)
ということで、楽しみしてた「咲」の11巻が延期になるわ連載も再開未定だわで踏んだりけったりな賽の目です、こんばんわ。阿知賀編の最終回は今月ちゃんと掲載されるのだろうか・・・怖いわ~。
このお祭り騒ぎももうすぐ終わるんだなあという、最終回直前のしんみりした雰囲気を大事にしたいんで、綺麗な最終回を読ませてくだせえ、旦那さま~。

しかし、「咲」本編ではいよいよ準決勝が始まるわ、全国編のアニメ化が決定するわ、阿知賀編がいよいよ最終回だわで、ここで盛り上がらなきゃいつ盛り上がる!?ってまさにその時に怪我して入院して休載とか、作者さんのこの持ってない感はなかなかのなかなかだよー。

週チャンが誇る「持ってない感」ナンバーワンの安部真弘さんに匹敵するものがありますよ。こういうタイプの漫画家さんははっきり言って好きです。
それはともかく、今回は休載の寂しさを紛らわすというワケでもないのですが、咲のSSなどご紹介。
SS文化には「咲」で初めて触れたのですが、なんと言いますか、実に腐女子チックだなあと。一度も会ったことがないキャラ同士なのに、余裕で恋人関係になったりするワケですよ。そのカップリングの意図はなんだ!?
百合文化は、オタクと腐女子を見事に結合せしめたんだなあと愚考する次第。

そしてつらつらとSS読んでると、智美さんと衣さんがいつもツルんでて、宮永照さんは結構なポンコツキャラで、弘世菫さんは松実宥さんにベタ惚れしてるのがデフォの設定と、脳内に刷り込まれてしまいそうなのが恐ろしい。現実と妄想の区別がつかなくなる典型例でありますな。怖いです。
と、妄想世界にハマらないよう警戒しつつ、まずは大笑いしてしまったこれをば

タイトルで予想できますが、清澄高校の面々が「絶対に笑ってはいけない」を12時間やり通すSS。
ワタシも結構我慢して読んでましたが、赤土晴絵さんの「あらたそ~」でとうとう吹いてしまった。このレジェンド、ノリノリである。こういうネタをよく思いつくもんだよなあ。そしてよく文章に出来るなあ。素直に脱帽しました。

照さんがお姉ちゃん力を身につけるべく、宥さんに弟子入りするSS。見事なポンコツぶりである。もう照さんはこういうキャラとしか認識できなくなってきた。どさくさに紛れて菫さんも結構なポンコツキャラになってしまってるのも地味に面白いです。

大学生になった照さんと玄さんのヘッポコキャンパスライフを綴るSS。BGMをビートルズの「オブラディオブラダ」にしたくなるくらい、明るい中にも一抹の哀愁が感じられる、見事なSSだと思います。


末原先輩の改造シリーズ。いくらなんでもヒド過ぎる。が、それゆえ面白い(ヒドいな)。
このネタで、いつも改造末原さんにヒドい目にあわされるネリーさんのことが好きなってしまったことはヒミツだっ!

臨海女子の仁義なき日常を描くSS。
「長友走り過ぎだよ!おかしいよ!」 とか、「相乗効果でヨクなろう同じベクトルもった僕ら無敵~♪」とかB'zを熱唱するネリーさんの言動がいちいち面白いっす。このSSですっかり臨海女子のファンになってしまいましたよ。ガイトさんガイトさんモブにしか見えないよ! 「咲」本編ではいよいよ世界レベルの力を見せようっていうのに、休載になっちゃったよガイトさん!!

姫松高校敗退の責任を負って帰りの電車賃を稼がなければならなくなった洋榎さんたちの奮闘記。
ほほオールスター出演ということもあり、なんともお祭り騒ぎな雰囲気が素晴らしい。洋榎さんはやっぱり良いキャラクターだなあ。そして末原先輩はもう許してやって欲しいです。



ここに挙げたSSはほんのごく一部なのですが、「咲」という物語から各人がおのおの新しい物語を紡ぎだしてゆく、こういう流れに年末年始はどっぷり浸れて幸せでした。同人誌というものがいかなる過程で生まれるのかが、恐ろしく実感できましたよ。勉強になりました(ペッコリン)。
ちなみに「咲」のSSばっかり見てて記事の更新がすっかり滞ってるとか、それは濡れ衣ですよ! 単にヒマがないだけですよ! いやホントホント。