賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

続・最近読んでるマンガ

そういえばこの前、同人誌を買ったんですよ。

 
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布袋あずきという方の作品でタイトルは「はやげん!」。源氏物語の各巻の内容を1ページでまとめてみた。とのことで、「バッ・・・バカか、てめェェッ!」と思った瞬間にレジに向かってました。こういう無鉄砲な企画は好きです。
絶対ムリとか思ってたのですが、なかなか手際良くまとめてあって、楽しんで読めました。「いい加減もげろ」とか、作者さんのツッコミがいちいち面白いです。正真正銘のクズだわあ、光源氏
 
まあしかし、中世キリスト教会の歪んだ性観念に比べれば、全然まともだと思いますが、あの頃の異端審問だとか魔女狩りだとか社会的ヒステリーは、性的欲求不満から来てるんじゃないかとか、助平なイチ日本人的に思うんすよ。
 
 
 取り調べの最中に魔女の性器を傷つけることもよくあった。正統派の考えからすれば、地上に神聖なものなど存在しないのだから、性欲は邪悪でしかなかった。取り調べの最中に性欲を起こした審問官は、自分ではなく女が悪いのだと考えた。そして、女の乳房や性器を、釘抜き、やっとこ、真っ赤に焼けた鉄の棒などで傷つけた。
  (中略)魔女狩りの戦慄は止まるところを知らなかった。教会は魔女の子供に同情を寄せるどころか、残忍極まる仕打ちをした。九歳半以上の女子と十歳半以上の男子は告発されて拷問を受けた。もっとも幼い子供たちも、親に不利な証拠を引き出すために拷問された。二歳の子供の証言さえも、有効だと見なされた。そんな証言が認められるのは魔女裁判以外になかった。ある有名なフランスの判事は、魔女の疑いをかけられた子供たちに火刑ではなく恩情の判決を下したことを後悔したという。その判決とは、親が焼き殺されるそばでむち打たれるというものだった。(ヘレン・エラーブ「キリスト教暗黒の裏面史」p162より)
 
 
この頃のヨーロッパに生まれてなくて、本当に良かったとつくづく思うのですが、そういえば韓国での学生による性犯罪は日本の17倍だそうで、理由は色々とあるんでしょうが、韓国は人口の約3割がキリスト教徒ということで、アジアの中ではなかなかのキリスト教国なんですね。それも関係してるんじゃないかしらんなどと思ってしまうのは、愚かな無神論者による下司の勘ぐりというものですが、キリスト教独特の性道徳からくる女性蔑視には、どうもカチンとくるものがあります。
 
と、そんなことはさておき、もう1冊購入した同人誌がありまして、「楽園に花束を」という同人誌で、ワタクシ、マンガ作品の同人誌はワリと読んでますが、マンガ雑誌の同人誌なんて生まれて初めて読みましたよ。なんぞこれ。好き過ぎるにも程がありますよ。毎回毎回、楽園の感想記事を書いている賽の目と致しましても、これは購入しなければいけません。
 
 
 
 
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基本的には、「俺はこの作品にキュンキュンしまくってるんだぜー!」みたいなノロケ感想がメインでして、もう勝手にしろとしか言いようがなく、ああナルホド、「賽ノ目手帖」を見てらっしゃる方々は、こんな気持ちになるんだなあと、またひとつ賢くなりました(笑)
 
インタビューには、水谷フーカさんと志摩時緒さんのお二方が受けてらっしゃるのですが、お二人ともワタシの好みから外れたマンガ家さんですので、自分がなぜ好きになれないのかが、インタビューからなんとなく分かってきました。また逆に「なるほど、みんなこういう風に読んで楽しんでるのか」ということも分かりましたが、やっぱり自分には合わない作風なんだなあとも、改めて思ってしまったり(笑)
 
まあ賽の目の好みなんざ、どうでもいいんですが、そういえばコミックナタリーに載ってたのですが、「週刊マンガ世界の偉人」に、ふる鳥弥生さんが参加されるそうですね。これは嬉しい。良かった、マンガ家やめてなかったんだ。できれば電撃大王なり、楽園なりで、、またマンガを描いていただきたいものです。「図書館戦争」の続きはもう、すっぱりあきらめましたので(笑)、完全オリジナルでお願いしますです。
 
そしてですね、楽園のサイトで発表されてましたが、いよいよ4月に鬼龍駿河さんの「乙女のループ」が発売されるんですよ。すっげー!
 
単行本にはならないんだろうなーとか思ってたのですが、やってくれましたよ白泉社。ありがとう、ありがとー!
 
「楽園」本誌&Web増刊でこれでもかと展開中のどうにもこうにもな
女子高生三人組のぐだぐだな日常がついにコミックスに!
ええ、もう充分に奇跡だと思います。
発売日、ぜひ手に取って世紀の瞬間を共に。
あ、もちろん描きおろしもありますよ。
 
いわゆるショートギャグ枠の作品なのですが(チャンピオンで言えばアニメ化する前のイカ娘ポジション)、この系列の作品が面白いか否かで、雑誌の面白さが決まってしまいかねない程の重要なポジションでありますので、ワタシにとって楽園における要の作品となっております。ちょっと大袈裟か。 
 
はっきり申し上げまして、全然売れないと思うんですが、いいんだ、少しでも鬼龍センセイに印税が入ってくれれば。単行本が出るだけでもありがたいっすよ。 
ということで4月が楽しみになってきましたが、今月(29日)に発売される、高山流水の8号(なんじゃそら)も楽しみですねえ。いよいよ犬上すくねが本誌に登場ですよ。二宮ひかると一緒に名前が載ってるのを見ると、7年前に、こんな拙い記事を書いてた自分としては感慨深いものがあります。アワーズプラスの栄光再びですよ!
 
林家志弦二宮ひかる犬上すくね宇仁田ゆみと、こう改めて眺めるとすごいラインナップだ。あ、そういえば今年出る予定の「地獄ニート」はどうなったんだろう?
「地獄ニート」でググってみると、ワタシの昔書いた記事がトップになってたりするのですが(誰もこの作品のことを話題にしやがらねえ)、うーむ、いつの間にやら、あれから4年も経ったのかあ。もう何年だって待ってやるさ!