賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

週刊少年チャンピオン2+3号感想

ブラックジャック創作秘話」(吉本浩二)が、このマンガがすごい!の1位に選ばれたみたいで・・・

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同じく秋田書店の「花のズボラ飯」(水沢悦子)も1位っすか。ここにきて謎の秋田書店プッシュ。これで確実に知名度アップ&売上アップが見込まれますので、嬉しくないと言えば嘘になりますが(正直に嬉しいと言え)、でもなあ・・・いつだったかの1位が「バクマン」だったんでしょ? あんなのと「ブラックジャック創作秘話」を一緒くたにされるのは、ちょっとと言うかかなり心外だ。
個人的には、いい加減「バチバチ」(佐藤タカヒロ)を、せめて「弱虫ペダル」くらいにはメジャーなマンガになって欲しいので、この作品を1位にして欲しかった。どういう仕組みで1位になるのか知らんですけど。あと「シュトヘル」(伊藤悠)もなあ。「進撃の巨人」は未読ですけど、「シュトヘル」より面白いの? 本当に?
 
 
ということで、今週のチャンピオンが面白過ぎるので、早々に感想を書いてしまった賽の目です。お早うございます。
なにが面白いって、「さくらDIDCORD」(増田英二)が面白いにも程があるんですよ。なにこの問答無用のラブコメ展開。俺得としか言えないぜ。チャンピオンでこういうのが読めるってスゴいなっ。「楽園」を読んでるかと思っちゃいましたよ(嘘つけ)。今、チャンピオンは色んなジャンルの作品がごった煮状態で掲載されていて、このカオス具合が、とても良いカンジです。「ブラックジャック創作秘話」ともども、チャンピオンも、もっと売れて欲しいですねえ。
 
ありそうでなかったメガネネタ。この単語を聞くとどうしても眼鏡っ娘教団を思い出してしまう。南雲さん、元気かなあ。メガネと色眼鏡を引っ掛けたオチは、なかなかキレイに決まったなと。
 

囚人リク(瀬口忍)

うむ。こっからが本番だな! 今までが前振りだったのかあというか、長いっすよ。このままホンワカ監獄日記で連載終了(という名の打ち切り)かと思ってましたよ。
レノマはリクのことを無力と言ってますが、リクさんは椿さんを完全KOした強者だったりしますので、そんな無力じゃないっすよと突っ込みたくなる。やはり、あのKO劇は余計だったなあ。
 
引き伸ばすなあ。それはともかく、「バキどもえ」(齋藤直葵)が面白く読めるって、どういうことだってばよ。このタイトルが「みつどもえ」のパロディーだと分かってるだけに、「バキどもえ」が面白いと、桜井のりおさん、早く戻ってきてくれないかなあと切なくなるっす。
 
兄弟のように思ってる相手と殺し合いの勝負をするってのは辛すぎると思ってましたが、これはもはや勝負ではなく勝負以上のなにかですな。両目が塞がって何も見えない鯉太郎に、「鯉太郎!」と叫ぶ白水さんに泣けた。
前にも書いたよーな気もしますが、改めてもう一度。バチバチ読んでないヤツって、人生の半分損してるよな
 
この作品屈指の萌えキャラのノムさんにクリスマスネタ。こいつはマーベラスだぜ!
オトナになったノムさんにどっきりですよ。久々に爆笑した。
 
はやてXブレード」(林家志弦)の15巻を読んでいたら、なんかシーサーネタが出てきたんですが、もしやこれは、マブヤーの影響なのかしらんとか思ってしまったさー。
と、俺だけの夕歩が復帰して良かったなあな15巻の話はともかく、ハブデービルみたいなへっぽこな悪役を見てると、 「マイティハート」(マツリセイシロウ)を思い出しますな。あの作品に出てきた悪役さんたちははみんなヘタレで面白かったので(ロリコンは変態ではない!信仰だ!!」 )、ハブデービルさんも、あれくらい愛嬌のあるキャラになって欲しいものです。
 
あの説明口調なセリフはアレか。荒木飛呂彦リスペクトなのか。
内気な女の子に変人男子。この二人の会話がまったく噛み合わないまま終了。こういう男女のすれ違いのお話は大好物だなあ。今週のお話が、今までの連載された中で一番好きかも知れない。
そして「人前で食事をするなんて下品すぎる行為、もっと恥じらいを持つべきだ!!」
うむ、その調子で「てんむす」の大食い部の連中にも右ラリアートでいばいたってください。。
 
この試合で、吹越さんが真人間に戻ってしまうのでしょうか。団体戦で、イカれたキャラのまま最強の名をほしいままにして、個人戦でそういうトラウマを解消して真人間に戻るとかそういう展開になるのかと思ってましたが、これはホントに個人戦はやらない(描かない)っぽいなあ。地獄大将とか、もっと見たかったんだけどな。
 

クローバー(平川哲弘

裏切る方が悪いんでしょうが、裏切られる方にも問題があるんじゃないかとか、そういう視点で解決にもってくんでしょうかねえ。 そして裏切りといえばこの人。↓
 
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ノブさん、裏切られ過ぎです。
 

さくらDISCORD(増田英二

個人的に、今一番面白いマンガ。リアルタイムでこの作品を読める喜びを噛みしめています。この喜びは、「おおきく振りかぶって以来かもしれない。ほぼ1年休載してたのかあ。
と、思わず「おお振り」を挙げてしまったのですが、ひぐちアサさんが、「おお振り」を始める前に「ヤサシイワタシ」を、どうしても描かなければいけなかったことと同じ意味合いで、「さくらDISCORD」を始める前に、どうしても「透明人間の作り方」は描かなければならなかった作品だと思います。そういった「このマンガを描くためにマンガ家になったんだよ!」と言わんばかりの作品が大好きです。ですから「透明人間の作り方」も、是非とも単行本化のジーフィーをっ!!(血涙)
 
む、むううっ、これが噂に聞く、黄金12星座でも最下位のカーストに置かれ続けていた蟹座のステイタスを一躍上位にまで引き上げたマニゴルドさんですか。お初にお目にかかります。
どんだけオトコマエなのか、これから外伝でじっくり拝見させていただきますが、せっかく、冥王神話でステイタス向上を果たしたのに、NDですかさず蟹座をマンモス哀れな星座に叩き落す車田正美センセイのSっ気がハンパねえっす。なんでオカマ言葉なの~!? このデストールさんもどうせ水鏡センセイにぬっ殺されるんだろうなあ。
 
俺は、勝ちたい」(by衣笠くん)
うむ、勝つことがなによりも大事だよ。打つことしか考えてなくって勝敗は度外視って、まるで美味しい物を食べることが第一で勝敗は度外視してる「てんむす」の天子さんと一緒だよな。ハッキリ言って最低です!
ちょっと不安でしたが、キャッチャーがまともな感性の持ち主で良かった。このバッテリーで、打つことしか考えてない連中の目を覚ますことができるか、という展開になるのですな。これは燃えるぜっ! 
それはともかく、先週のラストのコマで、御堂筋クンみたいな顔つきをしてた恒美ちゃんが可愛かったなと。
 
え~、あまり悪口は書きたくないのですが、マーボー豆腐を一気食いして口が火傷するって、幼稚園児かよ。技術とか経験不足とかいうレベルじゃねーぞ! ただのアホの子じゃねえっすか。あんなに先輩たちから一気食いするなと注意されてるのに一気食いして死にそうな顔されても、「アホや」としか思えません。「大食い競技の厳しさ」って、全然厳しくないでしょ。天子が脳足りんなだけで。
なんというか競技として成立してないんじゃないかって思います。「バチバチ」で主人公が勝ち星を得るために兄弟子と殺し合いをしてる時に、なんだかなあって萎え萎えですよ。
個人的には、これを打ち切って、「ケルベロス」(フクイタクミ)を最後まで連載させてあげたかったなあ。
 

デザートローズ(鷹見隼人)

いい最終回だった。
 
いやいや、まだ終わってないし。
なんでしょうな。色々と空回ってるのですが、作者が努力してることは間違いないんで、そこは認めたいという気持ちがある。
今週の話で、筧が転校した理由が明かされましたが、そういう事でしたかあ。
H2」(あだち充)で言うと、国見比呂と橘英雄の二人と戦うために、野田敦くんがあえて転校して敵に回ったということですな。うん、勝ち目ゼロ
普通のマンガとしての評価はさておき、ネタマンガとして評価できる可能性はあると思いますので、打ち切らないで欲しいなあ。
 
ワケの分からんポージングでカッコつける謎の集団「アノニム」。こいつらムカつくわ~。「ナンバデッドエンド」(小沢としお)の最後の方にもこういう連中が出てきましたが、シャケさん、こいつらヤッちゃってくださいよー。
トーナメントはこれでオシャカとなりましたが、1回戦の対戦相手がどれも宿命の対決路線だったので(サンタさんvsマリモさんとか)、途中で放棄するのは当初から決まってたことなんでしょうねえ。
先週から姿を見せない正門さんが気になりますが、兼光さんが動き出したらシャケさんも参戦するのかな?
 

りびんぐでっど(さと)

サンタコスのお母さんが性的過ぎる。ふざけるなあっ!
この掲載位置は勿体ないので、もっと前の方に載せて欲しいものです。
 

鈴木華子ちゃんの叛乱(窓ハルカ)

なんで澤編集長は、こういうのが好きなんですか?
 
呼ばれてないのにまた来たよ! この趣味だけは、よう分からんわ~。一周回った面白さとか、そういうんですかね?
ちなみに、先週掲載された読切(「えれくと!」(鈍速毎日)は、すんごく面白かったです。やけに手慣れたカンジでとても新人に見えませんでしたが、まだまだ伸び代はありそうなので、今後の成長を見守りたいです。 「恋弁」のサブセンセイともども、連載陣に加わることを期待しております。層が厚くなったなあ、
 
 
本当に毎週、木曜日が楽しみなんですが、今週は合併号ということで、来週は休刊日・・・辛い一週間になりそうです。