賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

サマソニ対策12(ペイヴメント)

Pavenentの1stアルバム(「Slanted & Enchanted: Luxe & Reduxe」)を聴いてみました。

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お・・・俺も
俺も好きだ…!!
 
とか、ミケ先輩みたいな対応をしてしまいそうな賽の目です、こんにちわ。青春って、いいなあ。
それはともかく、ローファイの元祖ということで、なんとなく合わないんじゃないかな~と敬遠していたバンドなのでしたが、見事にハマりましたよ。
とても生々しいサウンドですね。音が一つ一つ生きているなって印象です。ニヒルとか皮肉とか嘲笑とか、そんな風には、全然感じられませんでした。ただただ、その生々しさに圧倒されました。こういうサウンドが出ちゃっちゃ~、みんな影響されますわあ。
 
このアルバムは1992年に発表されたものですが、U2はこの時期、ご存じ「アクトン・ベイビー」を発表して、前代未聞のZOO-TVツアーをおこなっているのですねえ。この頃のエッジが、こんな風な発言を残しています。
 
ぼくに言えるのは、これこそが今自分が求めているものだということ。
未加工でナマっぽくて、ラフで素直で、物事の本質をそのまま捉えたような……。
ある意味で洗練の対極にある。
 
これは、そのままペイヴメントのアルバムにも言えるのではないでしょうか。
ただ、U2の場合は「アルバムを1000万枚以上売らなければならない」というタスクがあり、ある程度の妥協が必要だったのですが、ペイヴメントのこのアルバムは、「別に売れなくたっていいじゃ~ん」とばかりに、本っ当に好き勝手やってますね。実にすがすがしい。U2もここまでやれたら、さぞ楽しかったでしょうね。
 
と、今頃になって、大変感心したのですが、大抵こういう場合、ファンになった直前に来日公演があったりして、数年待たされるケースが多く、実際今年の4月にペイヴメントは来日したのですが、今回はサマソニで彼らの雄姿を拝むことができますよ~。おおお、ラッキー! しかも再結成ライヴって今年限りっぽいじゃないですかあ。サマソニが本当にラストチャンスだったんだなあ。良かった間に合って。
サマソニの楽しみがまた一つ増えました。2月→Mew、4月→ステフォ、6月→フィーダー(チケット取れれば)、8月→ペイヴメントと、今年は実に健全なロック道を歩んでるなあと実感しております(笑)