賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

最近読んだマンガについてちょっと書いてみる

 
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はい、面白かったワケですよ、「ひとひら アンコール」。
一番最後の回が佳代ちゃんというのも、また泣かせてくれるぜ。
ひとひら」で一番感動した話を最終回で再び取り上げてくるという、非常に良い演出でした。あの回を読んで確か、桐原いづみの作品は全部読もうって、秋葉原の同人ショップを徘徊することになったんだよな。
あとがきの方に、佳代ちゃんのラフ画が載ってましたが、こっちの方が出来が良いような気がするのは何故なのか。ラフな絵の方が脳が勝手に理想的な線を思い描いてくれるからだと聞いたことがありますが、非・確定的な線の方が「生きてる」ように見えるのはそういうことなのでしょうか。
 
そういえば、ラフな絵で思い出しましたが、クラブサンデー島流しにされた異動した「ジオと黄金と禁じられた魔法」(桐幡歩)がエラいことになってるみたいですね。正直、これほどのタマだとは思ってませんでした。全然見直す気にはなれませんけど、まあ頑張ってください。
 
 
 
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1巻からのインターバルが長くって、お話の内容を忘れかけてましたよ、「眠り姫のはぐはぐ」(小谷あたる)。
2巻から登場した槇名さんが良いですな。普段はビシッとした人がだらしない格好してる姿は興奮するなっ。さすが、小谷あたる。分かってらっしゃるぜ。
 
 
 
 
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下チチと申したか。
安部センセイ、頑張りすぎです。
 
ニセイカ娘は自分の中では精一杯の巨乳キャラです。
描くのが難しいです。(6巻の登場人物紹介より)
 
いつもイッパイイッパイの安部センセイをワタシたちは心から応援しています。
ということで、アニメ化が決定した「侵略!イカ娘」ですが、基本的にこの作品は作者萌えしながら読むと楽しさが倍増する作品ですので、アニメがどう評価されるのか、ドキドキしますね。
ちなみに上のフリペは「とらのあな」なんですが、アニ●イトのフリペにもアニメ化の事が書いてあって、それを公式発表前にWebに載せちゃったもんだから、物議をかもしてしまったことは記憶に新しいところ。
安部センセイの運の悪さというか、星の巡り合わせの悪さというか、とにかく安部センセイらしいエピソードだなあと。それはともかく、6巻は渚さんの出番が多くて嬉しいなー。
 
 
 
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アニメといえば、志村貴子さんの放浪息子」がアニメ化決定ということで(コミックナタリーより)、「青い花」に続いて、この「放浪息子」もアニメになるとはなあ。時代は今、志村貴子なのか。
どんどん背景が白っぽくなってゆきますが、そこは意図的にやってるそうですので、この作風をどこまで押し進めてゆくのか、興味ありますね。絵柄が本当に変わったなあ。
 
 
 
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勢いで買ってしまった「自宅警備姫テラス」(下村トモヒロ)ですが、なかなか面白かったです。
自宅警備という呼称でお分かりの通り、ニートなお姫様がメインのお話なのですが、恥ずかしながらワタクシ、基本的にこういう女の子は好きです。全然タイプは違いますが、「ひまじん」(重野なおき)のヒロインさんとか、「はやてXブレード」の無道綾那さんとか。フリーダムな人たちって尊敬します。生きるというのはそういうことだ。
 
 
 
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勢いで買ってしまったパート2の「プラナス・ガール」ですが、1巻だけならともかく、2巻まで買ってしまうということは、もはや勢いだけでは済まされない所業。ええ、好きですよ!
ええまあ、お話自体は大したことないんですが(おい)、やはり絵がね、気になるんですよ。
この人に絵にはなにか、常軌を逸したエナジーを感じてしまうのですが、それがなんなんのか、2巻を読んでも、まだつかめないのですなー。
それが分かるまで、購読し続けてしまいそうな気がします。こうなったら勝負だっ。
 
 
 
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うむ、何度読んでも、この表題作「薔薇だって書けるよ」には感心させられてしまうな。
こちらのサイトで最初のページだけ読むことができますが、この完成度の高さは何事なのでしょうか。
これが商業誌デビュー作とか、なんなんですか、もう。これだけの才能があれば、ワタシもマンガ家になれたのになあと、嫉妬に近いものを覚えますよ。きいっ、悔しい!
サイン会に行ったおり、フリーペーパーをいただいたのですが、Q&A形式で作者さんについての自己紹介のコーナーがありまして、
 
Q: マンガ家になるきっかけは
A: 会社の同僚とアニメにハマる→二次創作同人に没頭→酔っぱらった時にCOMITIAに出る約束をしてしまう→1人1冊本を出すのがノルマだったので、「晴田の犯行」を描いてCOMITIAで発行→声をかけて頂きデビュー
 
とあったのですが、「アニメにハマる→二次創作同人に没頭」のくだりが厄いなんてもんじゃない。
「どんなアニメにハマったんですか?」と訊いてみようかとも思ったのですが、面と向かって言えなかったワタシはチキン野郎。だって知らないアニメだったらリアクションに困るじゃないですか~。
それはともかく、どんな作品なのか気になっていた「晴田の犯行」は、作者さんの描きたいことをやたらめったら詰め込んだ、いかにもデビュー作な作品で、安心しました。これなら許せる! 「薔薇だって書けるよ」がデビュー作だなんて、どうしたって認められません(笑)
 
 
 
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全裸はやめたまえ、全裸は。
ハネムーンサラダ」(二宮ひかる)じゃないんですから。アマゾンで買えばいいってもんじゃないんですよ。
そんなとっても店頭で買いにくい「つめたく、あまい」(シギサワカヤ)ですが、この人の作品はすごく楽しめるのと、すごくニガテな作品がいつも並列していて、消化に悪いのです。だから読んでるともいえますが。「世界の果てで待ち合わせ」とか、すごくニガテです。そういうところが二宮ひかる作品と似てるのかもなあ。
そういえば、WEB楽園二宮ひかるさんの読切が2本載ってましたが、どちらもヤングアニマル時代の作風に近かったですね。今後どういう作品を描くのか、この人も消化に悪い作品を描き続けてゆくのだろうなと。
 
 
 
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楽園」の影響で、なんだか白泉社の少女マンガが読みたくなってきたぞシリーズその1(長いよ)
望月花梨という人の名前は、ちらほらと聞き覚えがあるので、適当に上の2冊(「チョコレートダイアリィ」「欲望バス」)を買って読んでみました。はい、当たりでした。
基本的に少女マンガというのは、荒んでいるんだなと。下手なヤンキーマンガより、よっぽど残酷なことを描いてるよなあと、改めて認識させられました。個人的には「2人の距離」(『欲望バス』)が」好き。
 
私は この女が大嫌いです
理由なんて説明できませんが
とにかく大嫌いなのです
冒頭からコレもんですよ。激しいなあ。「泥沼ノ子供タチ」」(『欲望バス』)まで来ると、もうついていけないのですが、こういうのを読むと、シギサワカヤのマンガは少女マンガなんだなあと、当たり前のことを思い出します(笑)
 
 
 
 
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別にロリコンとかは出てこないよ?
楽園」の影響で、なんだか白泉社の少女マンガが読みたくなってきたぞシリーズその2
というかですね。この作品に関しては、「漫画読もうぜ」のBANさんが絶賛されてましたので、前々から読んでみようとですね、スミマセン。読もうと思ってたことを最近思い出しました。
 
>少女誌に載せておくのが勿体無い気がした、そんな一作。
>みなさんも是非読んでもらいたい!
 
こう言われちゃっちゃー読むっきゃねえよな、なあ関さん! とか思いつつ今まで放置しててすんませんした~!
未知の作品を読む前に、誰かが絶賛してくれると、非常に読みやすくなりますね。ふむふむ、BANさんはこういうのがお好きなんだなあとか、色々と邪推できて楽しいワケです(笑)
 
「読ませる」のではなく「見せる」タイプのマンガ。「絵が少し上條さんに似てますね」とBANさんも仰ってますが、作風も似てると思います。こういうタイプは語りにくい(笑)
1巻に収録されてる「雪」が好きです。
 
 
 
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長谷川スズという名前も、いろんなところで耳にする名前ですので、読んでみました。
この「リカっては!は、現在3感まで出てるそうですが、ワタシは2巻までしか読んでません。1巻はほのぼのした感じで2巻は少し緊迫した感じですので、3巻で完結かと思ってたのですが、どうもそうではないらしいですね。
1巻の頃のほのぼのとしか感じが好きなワタシとしては、あまり波風を立てないでいただきたいものですが、なんだかどんどんシリアスな展開になりそうな気が・・・。うむ、1巻の作風なら確かに楽園とかに来てくれると嬉しいです。
 
 
なんだか、少女マンガばかり読んでるよーな印象がありますが、大丈夫、ちゃんと「ナポレオン」(長谷川哲也)も読んでますから!
 
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ウジューヌ君、いいなあ。
ということで、今回はここまで。時間かかり過ぎじゃ。
 
 
 
 
 
 
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今回感想を書けなかった単行本。いつか書きます(予定)。