週刊少年チャンピオン21+22号感想
ビューリホー・・・。いやいや、「みつどもえ」の長女さんじゃないんですから困ります。
相変わらずビジネスジャンプは、連載陣がカオスの極みなのですが、本当に普段、どんな人が買って読んでるんでしょうねえ。「失敗した週ジャン」みたいな感じでキライではないのですが、読み終わった後の疲労感は尋常なものではありません。異形なマンガばかりで疲れるぜ。
ということで、今週も面白かった週チャンの感想です。
・任侠姫レイラ(米井さとし)新連載
レイラ復活! これは嬉しい。この作画の人はやはりいいなあ。
この人の絵の何が良いのだろうと思ったら、悪い意味での「ケレン味」というのがまったくないんだなあ。見栄を張らず、堅実です。だから読後感がこんなに爽やかなのだなと。悪い意味でケレン味たっぷりの作品ばっかりなビジネスジャンプとは大違いです。いや、キライじゃないんだけどね。
将来的には、今のうちに週刊誌で描くペースをつかんで、オリジナルな作品も手掛けて欲しい人ですね。
バキ好きな人にはたまらないパロでした。
あれは確かに爆笑でした。ギャグ漫画家として、これは対決せざるを得ない!
非常にベタな話なのですが、これは感動する。こういうのは、本当に上手いなあ。
華咲高校と鈴蘭高校の皆さんにも是非相撲部屋を見学してもらいたい!
思い切り「ハンザスカイ」の主人公と境遇がカブっておりますが、半座も、空手の世界で石川のように本物に逢えたらいいですねえ。え、峰岸? アレはちょっと・・・
「
女をいたぶるヤツは許せねえ!」←ウソだっ!!!
あんなに嬉しそうに金屋さんをリョナってたクセに、白々しいにも程がありますよ。
なにはともあれ、イイ感じに盛り上がってきたところで、次号は巻頭カラー。これは、「バチバチ」のように、雑誌側も看板作品として「ケルベロス」もプッシュしていこうとする姿勢なのでしょうか。これ以上絵が荒れないように、増ページとかは勘弁してやって欲しいところであります。
クラゲに刺されたの1回だけなのですが、あれは確かに痛かった。
とりあえず捕獲したクラゲは、むろみさんにでも差し上げましょう。
冒頭1ページ目の、ワルモノ顔のイカ娘が可愛かったです。
これだよ。これこそが空手マンガだよ。
ボッシュ前大統領みたく、今週の展開にはワクワクしてしまいましたが、伝統派空手の試合のルールって、まだよく分からないのだなあ。最後ので一本になるのでしょか? てか、これまでの展開で伝統派空手についてのウンチクがまったくなかったってのも、わりと異常事態だったと思う。ヒロインさんの妨害工作ばっかりだったからなあ。まあ、今からでも全然遅くはないんで、このテンポでどんどん話を進めて欲しいものですね。
シロがデレた~! なんだなんだ、このほのぼのムードは。まあ確かに「打倒シャケ」という点では一致している面々ですが、このいきなりのなごやかムードにはビックリだよ。面白いからいいけど。
卜部の「
叩き壊すためじゃなくて、今度は掴むために」の独白は良かったですね。主人公のとは違って、ちゃんとリクツに筋が通ってるから、こちらもすんなり飲み込めます。でもこういうキャラは、今後は噛ませ役にしか使われないんだよなあ。ここは主人公を噛ませに使って欲しいところです。
今週は、色々と盛り上がる展開が多くて読んでて楽しかったです。これなら再来週まで耐えられるっ。