賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

時季外れの冬目景祭り

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わっしょ――い!!
っていうか、1ヶ月前の話なんですけどね
突然、なんだか冬絵展あたりから、単行本ラッシュが始まったのですが、それだけ2008年後半~2009年初頭の冬目景は仕事したってことなんですな。この人の仕事のやる気さ加減ってば、ムラがあり過ぎるて困るぜ。ええまあ、人の事はまったく言えない立場なんですが! ほんっとスミマセン。


まずは、「アコニー」1巻なんですが、なんと2巻が8月に発売されるとのこと。スゲエ!
1巻の初出記事を見ると、アフタヌーン03年1月号に最初の話が載ってたとのことで、え~と、6年前の話ですね、今から。あの頃は、「おおきく振りかぶって」の連載も始まって、二宮ひかるも「犬姫様」を描いていて、「ひぐちアサ冬目景二宮ひかるが同時に読めるなんて凄えや!」と、盛り上がったものでしたねえ。まるで夢のようです。
それはともかく、収録して欲しいと思ってた「ちょこっとアコニー」も無事収録されていて良かったです。失礼ながら、正直本編より面白いと思ってました。


ももんち」(全1巻)は、難産だった「アコニー」と比べると、すんなり単行本になりましたねえ。
値段が743円+税と、最初は大判サイズなのかと思ってましたが、なるほど、カラーページは、カラーのまま、すべて収録していたんですか~。これは嬉しいな。高くっても、これなら許せるっ。

内容も、現在の冬目景の作風を素直に反映した、温かいお話になってますね。現在の「イエスタデイをうたって」は、昔の冬目景の作風を引きずっているため、ちょっとチグハグなんだよなあ。
今の冬目景が「イエスタデイをうたって」を描いたら「ももんち」になるんだろうなと思いました。良作です。冬目景を誰かに薦めるとしたら、ます、この作品を推すことにしよう。


そして「イエスタデイをうたって」ですが、いやあ、連載開始から11年目にして、いよいよ展開が動きましたねえ。もう、半永久的にグダグダ展開になるんじゃないかと諦めてましたが、突然の急展開にビックリですよ。連載11年目にして、ようやく主人公が好きな人を抱きしめる事ができたラブコメマンガってのも、いかがなものかと思いますが! 忌野清志郎に報告したかったですよ。黙祷。

しかし、イエスタが載ってるビジネスジャンプは、相変わらずのカオスですな。特別編&着せ替えカバーに釣られてBJ魂も買ってしまいましたが、こちらはより、読者層をどこに求めているのか、見当も付きませんでした。ここら辺のカオスっぷりは、秋田書店赤い実験場と遜色ない気がしますぜ。

なにはともあれ、6月17日発売のビジネスジャンプが楽しみであります。ここまで来て、スカされるってことは、ないですよね!?