賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

「No Line on the Horizon」を恐らくは23回くらい聴いた感想

アルバムのイメージが見えてきたので、今は好きになった曲ばかり聴いてます。

No Line On The HorizonとかI'll Go Crazy If I Don't Go Crazy TonightとかFezとか(LOVE!)、No Line On The Horizon2とか。

Crazyはいいなあ。ラトハム期のシングルB面のような趣きがあります。ボノさんの「ハッ、ハッ、ハッ!」の掛け声がたまりません。

このアルバムでのメロディに対するないがしろ感・・・という言い方はおかしいか。前作までの、愚直なまでの「歌モノ」に対するこだわりは、きれいサッパリ忘れ去られ、かわりに「サウンド」へのこだわりが、またえらく貪欲な形で浮き彫りになっているように見えます。Let Me In The Sound!

イーノによるアンビエントな音感と、いつものエッジの反復的だが深みのあるリフ、なぜか大張り切りのベース(笑)、これらに加え、過去10年で最高に声が出てるボノさんのシャウトが加わって、異様な高揚感が得られるのですが、この方法論が一番上手くいってるのが、Fezかなと思います。Breatheはちょっとやり過ぎな気が・・・(笑)

まあそんな楽曲群にあって、ひょっこりStand Up Comedyみたいな曲が入ってたりするから、ワケが分かりませんけど(笑)、このつかみどころのなさが、このアルバムの魅力なのかも、とようやく思えるようになってきたぜ!