賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

「No Line on the Horizon」を多分16回くらい聴いた感想

だんだん回数が怪しくなってきました。

前作の時は、朝となく昼となく夜となく、のべつくまなく聴き垂れ流していたものですが、今回はそういう聴き方をしないんだ。
マンガを読みながらとか、ご飯を食べながらとか、ブログを更新しながらとか、そういうことはせず、今回はただ音楽だけを聴く、他はなにもしない。そういう風に聴いています。

だから今はレディオヘッドなど聴いておるのですが、レディヘ聴きながらシオランとか読んでいると、イイ感じに死にたくなるな!
NLOTHが発売される前後に、そういう陰鬱モードに入っていたので、スイッチの切り替えに苦労いたしました。

それはともかく、現在はNo Line On The Horizon 2が気に入っております。1もモチロン素晴らしいのですが、2の若々しさがたまりません。
先行シングルがこの曲だったら、諸手を挙げて喝采を送ってたと思うんですが、なんでまたGet On Your Bootsなんですかねえ。もんの凄く期待してただけに、派手にひっくり返りましたよ。本当にもうこのバンドだけは煮ても焼いても食えないったらないです。

この曲に限りませんがボノさん、本当に80年代のあの頃に戻ったかのようなテンションですねえ。やはりU2の魅力の根幹はヴォーカルにあることを再認識しましたよ。

POPが発売された当時、どうにも好きになりきれなかったのは、ボノさんのヴォーカルが、サウンドに負けていたように聴こえてたことが大きな要因だったのですが、今回のアルバムは、POP以上に凶悪なサウンドでありながら、それに一歩も退かずにボノさんが威風堂々立ち向かっているところが、凄くイイですね。時折ウザく思うこともありますが(笑)

違和感ありまくりだった2曲にも、ようやく馴染むようになり、Stand Up Comedy→Fezの流れも悪くないなあとか思うようになってきて、いよいよこのアルバムとラブラブの時期に入りそうです。
10何年かぶりにU2がキライになりそうな気持ちになってしまったので(U2とかマジ嫌えだし!)、久方ぶりにこの感情を堪能しようかとも思ってたのですが、ごめん、もうムリ。アイしてま~す!




でも、Get On Your BootsはシングルのB面でも良かったんじゃないかな・・・。