「ヘレンesp」（木々津克久）１巻を読みました。
昔、雑誌の付録かなんかで作ってたなあ、こういうの。
とらのあなでもらったフリペをもとに作ってみましたが、なかなかアレね！でも少しでも宣伝になるかもだから、あえて公開。さあ、バカにするがいい！
とはいえ、製作する作業は、なかなか楽しかったです。モノを作るというのは、やはり楽しいものですね。気分はエンチャンターですよ（無茶言うな）。アフタヌーンも、こういう付録にしてくれればいいのになあ。今月号、買ってないや。
未読だった、第１話から第５話までの回が、イチバンの関心だったのですが、やはり最初の頃はキャラクターの造形が、まだ固まってませんねえ。しょっぱなのヘレンさんのこの表情とか、大人っぽ過ぎますよ。これはこれでアリだけどなっ！ むしろ、この方向性で固めて欲しかったくらいです。
第２話の、このコマなんかもいいですねえ。
「ヴィクター、外の景色はどう？」 「菜の花が咲いている。ヘレン、世界は美しいよ」
いいシーンだなあ。さりげなく、沁みる言葉を吐いてくれますね、ヴィクターは。犬のクセに。
そして、このすぐ後に、すかさずヘレンさんが暴漢に襲われるあたりは、さすが「フランケン・ふらん」の作者と言わざるを得ないです。たとえ世界は美しくても、人間の醜さを描くことは忘れません。
そして、このすぐ後に、すかさずヘレンさんが暴漢に襲われるあたりは、さすが「フランケン・ふらん」の作者と言わざるを得ないです。たとえ世界は美しくても、人間の醜さを描くことは忘れません。
第３話「ヘレンの映画鑑賞」では扉のページのヘレンさんがなまら可愛いなっ。蝶々も群がる可愛さですよ。次ページの「？」な顔のヘレンさんも可愛いんですけど、いよいよ本領発揮してきたなというカンジ。いいぞいいぞ～。キャラクターも話の方向性も固まってきたみたいですねえ。
評判の高かった第４話の「ヘレンと魔王」は、なるほど、これは泣けるわ。
個人的には、ヘレンさんの思わぬ料理の鉄人っぷりと、ヴィクターの男前っぷり（「大丈夫だ、ヘレン。君は必ず守る。」）が見どころでした。次のぺージであっさり魔王号に瞬殺されてるヘタレっぷりも含めて、ヴィクターってばオイシイなあ。
「お前は俺が守る！」は、人生で一度は言ってみたいセリフベスト３に入る言葉ですよね。「よつばと！」（あずまきよひこ）でも、とーちゃんが嬉々として使ってたっけ。天狗に瞬殺されましたけど。
個人的には、ヘレンさんの思わぬ料理の鉄人っぷりと、ヴィクターの男前っぷり（「大丈夫だ、ヘレン。君は必ず守る。」）が見どころでした。次のぺージであっさり魔王号に瞬殺されてるヘタレっぷりも含めて、ヴィクターってばオイシイなあ。
「お前は俺が守る！」は、人生で一度は言ってみたいセリフベスト３に入る言葉ですよね。「よつばと！」（あずまきよひこ）でも、とーちゃんが嬉々として使ってたっけ。天狗に瞬殺されましたけど。
「フランケン・ふらん」にも、こういうシーンがありましたが、作者さんは犬に対して、なにか思い入れがあるような気がします。ワタシも、ヘレンさんとヴィクターの関係が、「ヘレン.esp」の中で一番心惹かれるところなのですが、ヘレンさんとヴィクターが、どんな風に出会ったのかというのも、いつか描かれることでしょう。
第５話の「ヘレンの旅」は、オジサマの名前が判明したことと（俊也かあ、顔に合ってないなあ）、オジサマの結構なブラコンぶりが面白かったです。「苦労なんて・・・そんな。思ったこともないよ、兄貴」。オジサマ、いい人だあ～！
第６話以降から、掲載誌で読むようになったのですが、当時の萌え狂った自分を思い出して、なんだか、凄く恥ずかしいです。いやいや、これは萌えない方がおかしいでしょう。恥ずかしくない、恥ずかしくなんかないぞう！
1巻を通して読むと、この作品の微妙さというか、これは面と向かっては人にお薦めはできないなあという気持ちと、でも同時に、これは是非人に薦めたいぞという思いもまた目一杯あるという、おお、このアンビバレンツな感情よ！
大して絵も上手くない、幼稚な話作品だとバカにされるのも腹が立つけど、「このマンガがすごい」みたいなところで、ヘタに持ち上げられたりするのも気分が悪いぜという、始末に負えない気持ちが渦巻いてしょうがないのですが、これは「ヨルムンガント」（高橋慶太郎）を読んだ時と、同じ気持なのだな。思い返してみると。こういう問いに、きちんと答えられるオトナになりたいものです。世界を力強く肯定できるのがオトナというもの。
それはともかく、たとえ絵がヘタっぴでも、お話作りが上手くなくっても、そういうのが丸ごと帳消しされてしまうくらい、魅力的なキャラクターが生み出せれば、万事オッケーなのだなと、「ヘレン.eps」や「ヨルムンガント」を読んでると思います。いや別にこの作品の作者さんがヘタとか言ってるワケではないですよ？ そういう問題じゃないってことで。
まあ、ぐちゃぐちゃと、理屈クネるよりかは、「ヘレンさんで３回○っこいた」っていうのが、存外に一番正しい鑑賞法なのかなと思てしまったり。今年に入ってから、なんか下品ですよ、賽の目さんっ（とセルフツッコミ）。
最後にですね、単行本のオビの部分に、「特製イラストカード応募券」などというものが添付されており、ほうほう、アンケートに答えればもらえるのですな。よーしパパ、張り切って書いちゃうぞー。
①週刊少年チャンピオンを購読してますか？
「Ａ.毎週読む」・・・と。
②購読してる漫画雑誌をお書きください。
「コミックハイ、電撃大王、アワーズ」・・・と。
③最近コミックスを買った漫画作品をお書きください。
「みつどもえ」・・・と。
④「ヘレンesp」以外で好きな美少女系作品または作家をお書きください。
「ひとひら」・・・と。
⑤「ヘレンesp」の登場人物で一番好きなキャラは誰ですか？
「ヴィクター」・・・と。
「Ａ.毎週読む」・・・と。
②購読してる漫画雑誌をお書きください。
「コミックハイ、電撃大王、アワーズ」・・・と。
③最近コミックスを買った漫画作品をお書きください。
「みつどもえ」・・・と。
④「ヘレンesp」以外で好きな美少女系作品または作家をお書きください。
「ひとひら」・・・と。
⑤「ヘレンesp」の登場人物で一番好きなキャラは誰ですか？
「ヴィクター」・・・と。
当選するといいなあ・・・ナムナム。
