チャンピオンコミックスを買った。

って、チャンピオンじゃないじゃん！

いやいや、「LOOK UP」（水穂しゅうし）が読めないなら、過去の水穂しゅうし作品を読めばいいじゃな～いって寸法でヤンスよ。
ということで買ってきましたよ、「いつかのメイン」（全８巻）と「創造者の罠」（全２巻）。どちらも大変面白かったです。

「LOOK UP」に興味を持ったのは、環さんと良くんが楽しそうに殺し合いをしてるシーンを見てからなんですが、「いつかのメイン」を読むと、ああ、水穂しゅうしさんは、基本コッチ系が本領の人なんだなと。ヤンキーよ、ヤンキーだわ！
そういう人が（一見）爽やかサッカーマンガを描くところに、「LOOK UP」の妙味があるんですな。ホモくさいばかりの男の友情野郎が登場するのも、デフォなんだなあ。この説明くさいネームがまたなんとも風情があります。さらには、

風だ
ヤツは一陣の風
ある時は　強く
ある時は　涼やかに
草原をかけぬける風　　　by爆炎天使13代目総長

などと、脳ミソも筋肉そうなキャラクターも、よどみなくリリカルな言葉を紡ぎだしてくるワケですよ。荒っぽい絵柄でポエミーなネーム・・・そのギャップがたまりません。中毒性高いわ～。なんというか、詩藻ってモンがあらぁね。満喫させていただきました。

「LOOK UP」も、長く連載が続けば、凪みたいなイカれたキャラクターが続々登場してたかもなあと思うと、改めて残念な気持ちになります。高いところで戦うのが好きだなあ。

「創造者の罠」も、全２巻と短いながらも強烈なインパクトのある作品でした。確信犯的にネタバレしますが、全員死ぬんだもんなあ。１巻を読み終わったところで、これは全滅かもと思いましたが、久しぶりに皆殺し系の作品を読みましたよ。気持ち良いくらい次々に死んでいくなっ！

それはともかく、主人公（宮代能活）のキャラクターがまた良いですねえ。「逃げよう、撤退だ。さあ、つかまって。勇気の転進」は名セリフですね。飄々としていて、でも実は結構図太いという、わ～い、こういうキャラ大好き～。
「LOOK UP」で慣れ親しんだキモい笑顔も健在です。こういうカッコ良い顔もあるんだけどなあ。カッコ良い絵を描くことに羞恥心があるような描き方をする人ですね。

水穂しゅうし作品は、他にもまだまだあるみたいですので、それらもボチボチ読んでみたいですね。
と、いうことで本題に入りますが（フェイント）、今月はチャンピオンコミックスを３冊購入しました。

2chの「チャンピオン連載作品人気投票スレ」で３位４位６位を占めた作品ですよ。「弱虫ペダル」（渡辺航）、人気あるなあ。オレは「制服ぬいだら♪」の方が好きだけどなっ（天邪鬼）。
それはさておき、「悪徒」（横島一）の１巻は、オビの針塚さんはヒロインしてて可愛いワケですが、初登場時は、カンペキ「今日から俺は」（西森博之）の相良ポジションに入ってますねえ。本当にこの人と同一人物？ 双子とかじゃなくて？
益龍という人は、物語の冒頭から、すでにお亡くなりになってるのですなあ。どんなキャラなのか気になってたのですが、これからおいおい語られてゆくのでしょう。クリスさんとかが。

「ストライプブルー」（松島幸太朗）の６巻は空さんが表紙。この巻も大活躍だったからなあ。完全にヒロインですな。現在は花ちゃんが盛り返してますが！ のりっぺ？ 誰それ？
キャッチャーから他のポジションへのコンバートは難しいということですが、ワタシの知ってる野球マンガの場合、ううむ、「ドカベン」の土井垣は、山田太郎に捕手を取られてからはファーストを守ることになり、「ワイルドリーガー」の“ワイルドハンズ”蓮司さんもファーストにコンバートしましたな。やはりファーストが一番人気なのでしょうか。あ、でも「おおきく振りかぶって」で、美丞の元正捕手の宮田はライトを守ってましたっけ。「甲子園へ行こう！」の猪久保（弟）も、正捕手の川地が怪我するまではレフトを守ってましたね。外野もやれるよ、海主将！ なんだか兄貴譲りのクロい血が目覚めそうなアー坊に罵倒されそうでコワいよ！！ 「控えはすっこんでろ」とか・・・こ、怖いよ～。

「侵略！イカ娘」（安部真弘）の２巻。ようやく追いつきましたよ。このシーンを見て、この作品に注目するようになったんでしたっけ。可愛いよ可愛いよ、イカ娘。こういうのはいいなあ、「よつばと！」してるぜ。実際、ここら辺からイカ娘の活動範囲が広くなって、お話作りに幅が出てきましたね。普通に面白いじゃないですか、困りますねえ（困るなよ）。このマンガは、あまり人気が出て欲しくないなあという、ワタシ的に珍しい作品。とりあえず２巻は、このイカ娘が一番可愛かったです。萌えるぜっ。終わり。

まあ、アレだ。本当に早いところパソコンを買おう。修理とか、そういう問題じゃないな、うんうん。