思うこと(反駁とか反省とか)
とあるマンガ作品をつまらないと腐すのは簡単だが、それをいかに面白く読めるかというのが、「マンガ読み」の技量ってモンなんじゃないかなあ。
マンガ雑誌を講読してると、イヤでも面白くないと思われるマンガ作品に目を通すことになるのだし、それを「つまらん、つまらん」ばかり言っていても始まらない。
「このマンガ、クソつまんね~、マジウケル」と面白がれるようになって、始めて一人前になるのではなかろうか。
目利きのマンガ読みというのは、つまらんマンガを、ただつまらんという人ではなく、つまらんマンガですら、面白いところを掬い出してみせる人のことなのだろう。
「なんて面白くないマンガだ。どうしたらこんなつまらないマンガが描けるのだろう」と、怒る前に茫然とするくらい、素直な気持ちで読んでみることが大事なのではないだろうか。
無下に否定する前に、まず虚心坦懐に受け入れてみよう。その上でダメなら仕方ない。無視するまでだ。
そんなことを、今週の「LOOK UP」(水穂しゅうし)を読んで思いました。今まで、「つまらないマンガ」と、勝手に烙印を押してしまってて、スンマセンした~!