賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

また冬絵展に行ってきた。

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近所のツ○ヤで、コミックレンタルが始まったんですよ。

こんばんわ。その昔、東小金井駅前にあるコミックレンタル店のヘビーユーザーだった賽の目です。
いつしか、マンガにビニールがかぶせられ、話題のマンガがどんな作品なのか、確かめることができず、非常に困っていたものですが、その店を見つけてから、話題の作品はもちろん、マンガの新刊は、大抵そこでチェックしてたなあ。助かるわあ。あの頃は、手当たり次第になんでも読んでましたよ。「エルフェンリート」とかな!
んな、昔話はともかくなんですが、なんか懐かしい気持ちになりつつ、「放課後保健室」(水城せとな)、借りてきましたよ。いやなんか、「とらだよ。」のインタビューが、妙にテンション高かったんで、つい。


(中略)漫画読みとしての自分の誇りを賭けられるだけの作品です。こんな素晴らしい作品を紹介できる自分はとても幸せだと思います。ぜひ読んでください!!

アツイぜ! そんな風に言われちゃったら、オレ、読むよ!
という次第で、とりあえず1巻と2巻だけですけど、借りてきて読了したのですが、うむ、そんなに面白くないぞ
まあまあ、まだ序盤ということで、これからが本領発揮なのでしょう。このまま終わるハズがあるまいて。少しずつ読んでいきますよ。全10巻で完結と、しっかり終わってるから安心して読めますね。
第一話からいきなり、こんなシーンが飛び出したりしてきますがっ。えっと、これ、少女マンガだよね?
「勃ってたくせに・・・!」「ほかのヤツのこと考えてた」とかもゆってますがっ。これだから秋田書店は・・・。少女マンガで、これがアリなら、週チャンの「ストライプ・ブルー」もですね・・・と未練がましいことは言うまいぞ。

そんな児ポ法のコトもあるから、ホドホドになな、「放課後保健室」は、今後の展開に期待ということで、なんとなく一緒に借りてきた「アオハルッ!」(みもり)が良かったですね。慌ててブッ○オフで買ってきましたよ。
これぞ少女マンガな、王道な展開が心洗われます。この作品が「放課後保健室」と同じ雑誌(「プリンセス」)に載ってるとは、とても信じられん。なあ、みもりくん、いっちょコミックハイに(ry
え~と、前々から薄々思ってたのですが、コミックハイとかコミックシルフに無闇に期待せず、素直に少女マンガを読めば良かったんじゃないかな、こういうのが読みたいなら。あ、シルフは一応少女マンガ雑誌なのか。

などと、そんなことを考えつつ読み終えたのですが、うむ、元気な女の子が主人公のお話は、やっぱりイイな! 一番笑ったのは、ヒロインが「餓狼伝」の長田ばりのバックドロップを喰らったシーンでしたが。いやあ、こういう男女交際は好きだな~。
そして、本郷くんというキャラがいるのですが、ややっ、「デビューマン」(吉本蜂矢)のトビ先生じゃないですか!? トビの中学時代は、金髪でしたけど。まあ、よくある顔の造形なんですが(ツンツン髪・ツリ目・三白眼)、あまりに似てるので、彼が登場するたびに、トビを思い出して、ちょっと和んでしまうのは否めませんでした。
この作品は、2巻が4月に出るのですなあ。来月が楽しみです。



ということで先日、また冬絵展に行ってきました!

ま、前フリが長すぎじゃないでしょうか!? そもそも、本題と全然関係ないっす。まあまあ、少女マンガは恋愛のエキスパートですから!
と、ワケの分からん言い訳はさておき、bd_kotetsu0216さんに教えていただいた「来賓用感想ノート」を見るために、またまた参上しましたよ。どれどれっと・・・うむ、宇宙人だな!
宇宙人の冬目景さんも好きですけど、もうちょっとこう、家も建てたことですしさあ。まあ、ハルが可愛かったからいいですけど。

それはともかく、感想ノートに書いてあったコメントも面白かったですね。3月19日の日付で、「ひゅう、あんみつー」が載ってたり、広島からマンガの原稿を持ち込みに上京した人が描いた間尾(「ZERO」)の絵とかあったりして、なんだか19日は充実してるなあ。

後半に展示物の掛け替えがあると聞いてたので、それも期待してましたが、「ももんちの原画キタ――!」。まだ単行本になってない作品の原画を載せるとは、なかなかやるな、冬目景

こうして、改めて原画を拝見してますと、「マンガを描いてる」っていうか「マンガにしている」という印象がありますね。
U2というバンドも、「ロックをしている」という印象があるのですが、こういう立ち位置は、はい好きです。不自然という印象を持たれてしまいがちなんですけど。
はっきりした個性を、ある表現の型に落とし込めるっていうんでしょうか。その悪戦苦闘が個性を際立たせている、そういう表現が好きです。

冬目景さんの絵は、はっきりと美しいのですが、この美しさが、なにに起因するのか、何年経ってもいまだ分からないです。
冬目景の絵なんて、全然大したことない、と仰ってらっしゃる方もいらっしゃるのですが、それはそうだとして、ならば何故、その大したことない絵が、何年も胸が苦しくなるくらい感情を騒がしてしまうのか、誰か説明して欲しいものです。

自分は宗教というものは信じていないのですが、こういう「言葉にできない美しさ」というものを目の当たりにすると、ある種の敬虔な気持ちが心中に湧き起こってきます。どこにも神秘はない。だが、謎だ。そしてありありと美しい・・・不思議だね!

来年も、また行きます。