賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

コミックシルフvol.5感想

やってみたいと思いつつ変態バトン(→)を受け取りかねてるチキンハートの賽の目です、こんばんわ。

ブログ同士のつながりは大事にしたいなと常々考えてるワタクシですが、こいつはタフな任務だぜ!
まあ、そもそもボク、ヘンタイじゃないし歩く社会常識って、よく言われるし。
性癖といわれても、最近はうめき声をあげる女の子っていいなあって思うぐらいだし。うん、全然ヘンタイじゃないな(←充分ヘンタイです)。

そんな自称常識人サイノーメの、今回はコミックシルフの感想です。電撃大王コミックハイアワーズアフタヌーンも、ここ2ヶ月ほどすっとばしてますが、まあまあ、それはいずれ、まとめてやるとして、今回も面白かったんですよ、コミックシルフ。
誰も読んでないマンガ雑誌だからこそ、感想を書きたいぜ! 無意味だぜ!
ということで、めでたく一周年を迎えたキュン☆萌えいっぱいオトメマガジンの感想をいかせていただきます。


ビージェネ!(林家志弦

ええと、一応コミックシルフは「少女マンガ雑誌」というククリに入るらしいのですが、ワタクシ、ついこの間、林家志弦さんの作品をエロマンガ雑誌で読んだばっかなんすわ~。
エロマンガ雑誌→少女マンガ雑誌」というメディア展開が凄いぜっ! ついでに他の林家志弦作品の掲載誌は、電撃大王(「はやてXブレード」)とコミック百合姫(「ストロベリーシェイク」)だぜ! 両方とも、おおっぴらに読めないぜ!
そういえば、百合姫Sの方で、玄鉄絢の新連載が始まるそうですね。こちらの方がホットミルクよりかは、立ち読みしやすそうだよなっ。やったぜ!

と、それはさておき「ビージェネ」ですが、いいですねえ。ボクシングマンガっぽくなってきましたよ。連載当初はどうなることかと思ってましたよ。
この、ジグザク走りは、「はじめの一歩」でもやってましたねえ。宮田のカウンター対策かあ_| ̄|○
ボクシングの素人だった一歩が、同い歳とはいえ、子供の頃からボクシングを習ってる宮田にボコボコにやられて再挑戦するって、これってなんか「ビージェネ!」における夏月と桜井礁の関係とカブってますなあ。性格は一歩と夏月とでは、全然違ってますけど。
それはともかく、以前にも書きましたが、このマンガでは、少女マンガ雑誌ということもあってか、意図的にタッチを変えてるようですね。こういうタッチは、「はやて」ではあんまり見かけなくって新鮮ですね。
あと、この作品の主人公は高校生なんですが、「はやて」とは、頭身が明らかに違ってますね。ひつぎ会長とか高校生なんですけど、夏月と比較すると、頭身が短いカンジがします。これは「はやてXブレード」が少年マンガモードだからなんでしょうか。芸が細かいなあ。

思ったよりも早期に礁との再戦が実現しそうな展開でしたが、あと2ヶ月で、どれだけ成長するか、楽しみですね。礁に勝って、ボクシングの楽しさにハマって、やめられなくなる、というカンジにしていただきたいです。

CHACK(二尋鴇彦)

連載第二回。ああ、悪かったよ! 前回はうっかり読切かと勘違いしてたよ!
主人公の女の子を、悪意はないけど意地悪な宇宙人が楽しくイジるサマが、微笑ましくっていいですね。
こういう言葉のセンスとか、好きですわ~。さあ、健康になるがいい!
ヘンに悪役の宇宙人とか出さずに、この二人のやり取りをメインに話を進めて欲しいです。

腐女子っス!御徒町鳩

恋敵のために仲を取り持つタケちゃんがイイ奴すぐる。そんな俺を泣かせるな~。
こういう、いささかご都合主義的な「みんなイイヤツ」も含めて、非常に、一昔前の少女マンガテイスト満載な作品ですなあ。いやあワタクシ、好きですよ。こういうの。
こういう作風は作者がアレですと、ワザとらしくなって、「ウソこけっ」と、鼻つまみな作品に堕してしまいがちですが、今のところ、御徒町鳩さんはそういう人じゃないなあと思ってます。ここらへんの判断は主観的なもので難しいのですが。谷川史子さん級なら、誰も文句言わないのですけど。
マンガというのは、つまるところ「ウソ」なんで、せめて作者は「ホント」でいて欲しいなあというのが、ワガママな読者の願望であります。

S・L・H(硝音あや)巻中カラー

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出たな、ヘンタイめ~。
今回はこう来たか~。誰か南雲を呼んでこ~い! 相変わらずこの作品のギャグはキッツイですわあ~。
この意味不明なテンションも、昔の少女マンガっぽくって、ええ!ワタシはキライじゃないっすよ。
でも、単行本は買わないけどな!

誘拐のすすめ(水谷フーカ)読切

ふーかと名乗って良いのは、あのキャラだけだと何度言わせれば(ry
それはともかく、面白かったです。新人らしく、勢い一発で強引に決めてきましたなあ。ストライカーはこうでなくては!(サッカー違います)
まあなんつうか、絵はぶっちゃけ下手ッピーなんですが(失礼な!)、これを受賞作に選んだというのは、嬉しいですね。そういう下手さは、描いてくうちに上達するもんですし、要は何を描きたいのかが伝わってくれば問題ナシです。

おまもりのかみさま(小杉繭)

女の子にやきもちを焼く小さい神様って、なんかいいなあ。
日本神話に出てくるスクナビコナとか、ああいうどこか人間くさい、ちっちゃな神様は昔っから好きであります。
この作品、最初は展開が読めなくって、イマイチな気がしてたんですが、いつも間にやら続きが楽しみな作品になっております。これから波乱な展開になりそうですなあ。ワクワク。

アノニマス(今村陽子)

今回もいい話だった・・・まったく同じ博士でも、「ヨルムンガント」の博士とは大違いだな!
いまだに警戒しながらこの作品を読んでますが、もう安心していいのかな? 暗黒展開は最初だけ?

かがやきの丘 陽光の町(もろずみすみとも)読切

前号もそうでしたが、コミックシルフ、いい読切、持ってくるなあ。
この読切も面白かったです。ていうかですね。


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  なんという少女マンガ
「かわいい」って言われたのを思い出してベットの上でバタバタって、どんだけ~。
今は平成も20年になんなんとする時代ですよ。なんですかこの昭和テイストは。
コミックシルフさん、またこの人の作品を載せてください<(_ _)>

まかないこむすめ(ざちお

いかん、面白いぞ。しまった~、今頃この作品の面白さが分かってきましたよ。
なまさんは、連載当初からこの作品を高評価をされていて、「そんなに面白いかな~?」と、ひそかに思ってたのですが、ごめんなさい、僕が間違ってましたm(_ _)m
今回は、新キャラがいいカンジにかき回してくれましたが、回想話のこのシーンは、→
えっと、それなんてコミック百合姫
で、ようございました。色々描ける人だったんだなあ。みくびってたなあ。
今回からペンネームを「ざちお小谷あたる」に変更されるそうですが、個人的には、もう少しよく考えてみたらいかがかと。「ざちお」で良いと思うケドな~。



うむ、基本的に、コミックシルフは読切がイイですね(新連載総シカトかよ)。創刊初期の頃のマガジンZを彷彿させます。連載の看板は、ラノベでもBLでも、とりあえず集客力のあるものを持ってきといて、これからも読切に力を入れて欲しいです。電撃大王も、読切を載せてはくれるのですが、ちょっとね、少しね・・・

電撃大王よりもコミックハイよりもアワーズよりもアフタヌーンよりも、好きな作品が多く掲載されている雑誌ですので、頑張って休刊しないで欲しいなあ。ああ、分かったよ!「S・L・H」、買ってやるよっ!(ヤケクソ)