賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

四方山バナシ2

ドナさんの「生まれた時からネコだった~~ッ」が激しくツボにきて、むこう3日くらい、なにかと思い出し笑いをしてしまい、周囲の人間から大層不気味がられたものですが、うーむ、なにがそんなに可笑しいのだろうかと、つらつら考えてみるに、生まれてきたことのしまった感が、巧まずして表現されているからかなと。
僕を生んでくれてありがとう」みたいな台詞が言えたらカッコ良いのだけれど、今のところは「やっべ、生まれてきちゃったよ。マイったなあ」というのが正直なところ。

発言者がネコなところもポイントですね(正確にはネコじゃないけど)。ネコにせよイヌにせよ、彼らはみな、生まれてきた時からすでにして「ネコ」「イヌ」なのですが、人間の場合、生まれてすぐ「人間」というワケには参りませぬ。
じゃあいつから人間なのかというのも難しい問題ですが、小林秀雄みたいに「生きている人間とは、人間になりつつある一種の動物」(@無常という事)だと、死んで初めて人間になれるみたいな極端なことを言う人もいる。

なかなか人間になれない人間が、「生まれた時からネコだった」という、極めて平凡な事実を前に、ある種の動揺を覚え、あわせて我が身を滑稽に思うところに諧謔を感じてしまうのかなと、こんなどうでも良いことをグダグダ書き連ねるくらい、余裕が出てきた賽の目です、こんばんわ。


笑いのツボというのは百人百様なのだなということで、nekoさんが現在「雨が降ると頭に浮かんでくる曲」の投票をおこなってらっしゃいますが、これがまた、全然頭に思い浮かばないんですよ。
強いて挙げれば、ビートルズの「Rain」でしょうか・・・って、それはまんまタイトルなだけじゃん!と自分ツッコミしてしまいますし、う~む、難しい。

U2ファンとしては、「イフ・ザ・サンダァクラァ~ウド、パスィズ・レエイィ~ン♪」とばかりにMLKのひとつも歌わなければならないのですが、どうにも「頭に浮かんでくる」ってカンジじゃないし、むう、難しい。

どちらかというと、雨の日は、マンガのワンシーンなどを思い浮かべてしまうワタシは所詮マンガ野郎。
橋本みつるこのシーン(@犬ケガ)なんかいいな! 「気持ち、直らない」とか、この人のモノローグは逸品だと思う。橋本みつるは、もっと評価されても良いと思うんだが。まあアレですな。もうすぐ橋本みつるの新作が読めるから嬉しくしょうがないんだな、オレは。


橋本みつるが影響を受けたという、喜多尚江さんの「空(から)の帝国」(全3巻)を、大急ぎで読了。
大急ぎというより、続きが気になって仕方ないので、中断できなかったというところでしょうか。
絵柄は確かに、影響を受けたんだろうなー、という印象であったが、ストーリー面では、あまり共通項は見られませんですな。

関係ないが、Coldplayのヴォーカルの人は、ボノさんの影響受けまくりと、よく聞きますが、ワタシの耳では、どこがどう似てるのか、さっぱり分かりません。似てるかなあ? 新作のプロデューサーに、ブライアン・イーノを起用したと聞いた時は、さすがに笑ってしまいましたが。しかも4枚目か~。

それはともかく、この「空の帝国」でも、“複製(クローン)人間”という設定の元に、「同じ顔をしたキャラ」が出てきましたが、少女マンガには本当にこういう設定が多いな!
桐原いづみさんの「ココノカの魔女」のレビューで、この件について語ってみたかったのですが、まあそれはまたの機会に・・・。


「ココノカの魔女」で、ようやく桐原いづみというマンガ家を理解できたような気がする。
このマンガに描かれている1コマ1コマがすべて理解できるという、あの喜びを味わうことができましたよ。
まあ、あれだけやっきになって桐原いづみの同人誌を収集したのですから、そうならなければ買い倒した甲斐がないというものですよ。
U2の「How To Dismantle An Atomic Bomb」を聴いた時も、そういう気持ちになりましたっけ。

「分かる」というのは、不思議な気持ちだ。
lesefealさんは、こちらの記事で、「“千”の単位程度にとどまっているならば、少ないのでは?と思う。“万”の単位に繰り上がってはじめて語れるのだと思う」と、仰ってますが、同時に「何冊持っているかなんていうのは、それほど意味は無いと思う」とも仰ってます。

20歳の時、初めてWARを聴いて、自分のこれまでの価値観が丸ごとひっくり返るような衝撃を受けたあの頃と、HTDAABを聴いて、「ああ、このサウンドのひとつひとつがすべて、自分には理解できる」と確信してしまう現在の自分とでは、果たしてどちらが本当に「分かって」いるのか?
自分は今、すごい音楽を聴いているぞと、ブルブル震えながらSunday Bloody Sundayを聴いていたあの頃の方が、本当は今よりずっとU2を理解していたのではないのか?

「初心忘るべからず」? いやいや、そんな単純な問題でもあるまい。
要するに、lesefealさんに、あの記事の続きを書いていただきたいということで・・・(笑)


イエスタデイをうたって」(冬目景)の最新シリーズが終了した。懲りずに新キャラを投入したりと、当分終わりそうにないな、こりゃ。
まあ、髪切る前のシナ子が見られたから良かったけど。
2ch冬目景スレで、こんな壁紙がUPされてたので、ありがたく頂戴しましたが、今のハルも良いけど、やはり初期の頃の不思議な雰囲気を持ったハルがいいよなと思う今日この頃。
ちなみに、扉ページのシナ子の構図が、このハルとカブってるよーに見えるが、きっと気のせいだな!


楽しかった休日も、もう終わる。来週はみんな、温泉行ったりバーベキューしたり、大自然の中でU2を思う存分聴いたりするんだな・・・ええな!!(血涙)