賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

想像してごらん

アルバム(『焔』)はとても良かった。だが、むらがあった。歌詞は特に大したものではなかったよ。何故なら、ブライアンもダニーもエッジも、歌詞にはあまり興味がなかったからだ。彼らは僕のボノ語をそのまま保存したがっていた。「何故歌詞を書く?」と彼らは僕に言った。「どうしてわざわざそんなことをする? 俺はここから感情を引き出しているんだ。自分が日本人だったらと想像してみろよ。イタリア人だったらと想像してみろよ。ウェールズ人だったらと想像してみろよ。アイルランドの西の方の出身だったらと想像してみろよ。心で聞くんだ。頭で聞いてはいけない」と。そして、まるで愚人のように僕はそれに従ったので、「Bad」のような素晴らしい曲を最後まで完成させることは決してなかった。「Pride In The Name Of Love」のような名曲は、シンプルな素描のままになっている。(151ページ)


自分が日本人だったらと想像してみろよ」ってくだりは、なんかドキドキしてしまいますね。

心で聞くんだ。頭で聞いてはいけない」。その通りですね。A Sort Of Homecomingでの、「おこ~もうぇい、おこ~もうぇい、おこ♪」も、意味が分かんなくったって、充分心に伝わってきますですよ。