賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

「チキタGUGU」(TONO)の7巻が出た。

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この記事が終わったら、コミックハイの感想を書いて電撃大王の感想を書いて、アワーズプラスの感想(ううっ)を書かなきゃいけないんだから、ソッコーで終わらすぜ! 1時間で終わらせるぜ、お――!


こんばんわ、急いてはコトを仕損ずるな賽の目です。


今回は、いよいよ8巻で完結することが予告された「チキタGUGU」について少々。
とうとう完結ですかー。色んな人間が死にましたねえ。色んな人間が生き残りましたねえ。

○○○が死んだあたりから、このお話を終わらせようした」とあとがきには書いてあって、それは非常に同感なんですが(あんないいキャラを死なせやがって(泣))、そう思うと、その後のペトラス皇帝編なんかは、蛇足だったんじゃないかという気がします。読み始めた時は、全5巻くらいになるかと思ってました。

ですんで、少々中だるみ気味かなーっと思ってた矢先の完結宣言で、ちょっと驚きましたが、8巻で完結なら、そう中だるみというカンジじゃないかな、「タメ」ってカンジだなと思い直しました。


ええと、とりあえずどんなお話かというと、代々まじない師か占い師かお祓い師かなんかをやっているグーグー家のチキタが主人公の物語でして、グーグー家は、このチキタを残してみな死んでしまうのですが、なんでかっていうと・・・→

妖怪に食べられてしまいました。

なぜか食べられずに済んだチキタは、その妖怪(ラー・ラム・デラル)に大事に飼育されることに。
チキタも当初は、仇討ちを検討していたのですが(→)、あまりな戦力差ということもあり、なんだか
悟りを開いてしまいましたよムリ、ムリっす・・・勝てっこねえよ。

そんなメンチ状態(@エクセルサーガ)にあるチキタですが、ラー・ラム・デラルの話を聞くと、妖怪にとってものすごく不味い人間であったチキタはどうやら、100年経てば非常に美味になるらしく(→)、今後100年、ラー・ラム・デラルというグルメな強い妖怪に守ってもらえることが判明。最後は食べられてしまうとはいえ、100年は命を保証してもらえることが分かって、ほっとするチキタでした。


とまあ、初期設定はこんなカンジなのですが、100年というか、何十年も一緒に暮らせば、愛情が湧いてきますよね、普通。本当に食べることができるのかよー、という疑問が出てくるのも当然で、実際チキタとラー・ラム・デラルはすぐにラブラブになりますが、人を食う妖怪が人を愛するようになったら、その妖怪はなにを食べれば良いのかと・・・いかんいかん、これ以上はネタバレになってしまうー。

可愛い絵柄で残酷な作風、というと、やけにありきたりなものに聞こえてしまいますが、絵柄が独特なのと、キャラクターの掘り下げがなかなか見事な作風により、他の残酷系とは一線を画してますね。
人を食う妖怪が出てくるマンガが好きな人は是非、もうすぐ完結してしまう、この「チキタGUGU」をご一読してみてはいかがでしょうか(おらんわい!)。