さよならだけが人生だ
池田晶子さんが、2月に亡くなられた事を、今頃になって知った。
20代の初め頃、「メタフィジカ!」という本を、図書館から借りてきて以来、ずっとファンだった。
難しい話は、全然分からなかったが、その率直な正直な語り口が好きで、新刊が出ると欠かさず読んでいた。
「自分には“いのち根性”が全然ない」と、よく書いていたが、こういう人ほど80でも90でも、ひょうひょうと
生き長らえてしまうものなので、こんなに早く亡くなってしまうなんて、本当に信じられない。
もう、この人の新刊が読めないのだと思うと、とても悲しい。