賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

Impromptu

職場でSilver and Goldのシングル・ヴァージョンを流していたら、「へえ、ボノってちゃんと歌が歌えるんだ~」と同僚に感心されてしまいました。


ボ、ボノさんは歌うの上手いんだい!

いつもいつも、自分の力量の限界以上の歌い方をするから、ヘタっぴに見えるんだい! ホ、ホントだぞ!!



こんばんわ、鼻で笑われてちょっと泣きべその賽の目です。

それはともかく、前回のU2記事を更新してから、はや一ヶ月が経ってしまいましたな~。
なんつうか俺ももう、U2は卒業かなって・・・ぶはっ。

などと、自分だけ面白い冗談を書いててもしょうがないので、久々に記事を更新しておるのですが、この前、自宅のパソコン内のデータを整理してましたら、Electorical Stormの音源が出てきたんすわ~。

わー、懐かしい! 正式に発表される前に、デモ・ヴァージョンが流出してまって、ネットにも流れてしまったのですが、はいワタクシ、目一杯愛聴してました

まず間違いなく、正規のものよりたくさん聴きましたね。エッジのギターがバリバリ前面に出ていて、いや、いいっすわ~。私ねー、ここらへんのエッジのギターとか、大好きでねー。ちなみに正式な音源ですと、これこの通りさっくりと消されてしまってるのですが_| ̄|○

ヒドいよ~!(泣) でも、U2はいつもこんなパターンな気がする。Fast Carsも、あんだけカッチョいいテイクを残しながら(Xanax and Wine)、満足できなくて、新しく録り直してるし、Holy Joeも、絶対Garage Mixの方が格好良いんだけど、「POP」の日本盤のボートラはGuilty Mixだし、もう!もう!

なんなんでしょうね、これは。ありきたりだと思ってしまうんですかね。
ファン的には、U2の曲は、とにかくエッジのギターがぶいぶいイワせてるのなら、なんでもいいんですけど(極言すぎ)、U2的には、そこからさらにもう一段上を狙ってしまうんでしょうね。

実際、William OrbitのMixなどは、幻想的な、摩訶不思議なサウンドを現出させておるのですが、いくぶん「狙いすぎ」というか、もっとシンプルに聴きたいと思ってしまう凝り方だなあと。

「Electorical Storm」は未完成のアイディアだったね。素晴らしいギター・リフとなかなか美しいメロディックな部分があって、それをみんなでまとめようと頑張ったんだけど、結局は今ひとつだった。(U2BYU2 P314)

一言で言えば、頑張りすぎということなんでしょうか(笑)
こういう時のために、ライヴ演奏の意義があるのですが、はい、このElectorical Storm、いまだ一度もライヴで演奏されたことがございません・・・_| ̄|○_| ̄|○

なんだか、イジメに遭ってるような気がしてきましたが、これはやはり、ボノさんの喉の負担を考慮しているのでしょうか。あのサビの「へえ~えぇ~いえぇ~い♪」は驚異でした。

Electorical Stormを聴いた時の最初の印象は、「ボノさん、すげえ声が出てる~!」でしたけど、いやあ、嬉しかったですねえ。Vertigoで、さらにその驚き&喜びが倍増しましたが。

そういう意味で、Electorical Stormは、僕たちにとって、メモリアルな曲であったなあと思います。
「僕たち」という言い方が不遜に聞こえるとしたら、「僕にとって」と言い直します。今、改めて聴き返して、その感が深まりました(笑)


まあとにかく一番重要なことは、僕が長年困難に苦しんだ挙句に、ようやく自分の声を見つけたってことで、このアルバム(「ATYCLB」)を作る時はかなり解放感を感じ、大胆に取り組めたってことさ。(U2BYU2 P289)


デビューして四半世紀が経過した後に「自分の声を見つけた」って、大器晩成にも程があらあ!なワケですが、POP期の、あの苦しそうに歌ってたボノさん(エレベツアーの頃も)を、時に痛々しい思いで眺めていたファンとしても、相当なカタルシス、解放感がありましたね。

多分なんですが、次のアルバムは、「ソラノマド」の曲調から推測して、そういった「歌う喜び」に溢れたものになるんじゃないかなーって思います。いや、そうなって欲しいというか(笑) U2のニュー・アルバムは、本当に楽しみです。何年後になるか分からないですけど(笑)
ということで、次のツアーでは是非ともElectorical Stormを取り上げてくれることを祈りつつ、終わりにします。






おまけ
Youtubeにこんなのがありました~。→
ギターのカバーは多いけど、ドラムってのは珍しいんじゃないかと。