Impromptu
ボ、ボノさんは歌うの上手いんだい! |
いつもいつも、自分の力量の限界以上の歌い方をするから、ヘタっぴに見えるんだい! ホ、ホントだぞ!!
などと、自分だけ面白い冗談を書いててもしょうがないので、久々に記事を更新しておるのですが、この前、自宅のパソコン内のデータを整理してましたら、Electorical Stormの音源が出てきたんすわ~。
わー、懐かしい! 正式に発表される前に、デモ・ヴァージョンが流出してまって、ネットにも流れてしまったのですが、はいワタクシ、目一杯愛聴してました。
まず間違いなく、正規のものよりたくさん聴きましたね。エッジのギターがバリバリ前面に出ていて、いや、いいっすわ~。私ねー、ここらへんのエッジのギターとか、大好きでねー。ちなみに正式な音源ですと、これこの通り、さっくりと消されてしまってるのですが。_| ̄|○
ヒドいよ~!(泣) でも、U2はいつもこんなパターンな気がする。Fast Carsも、あんだけカッチョいいテイクを残しながら(Xanax and Wine)、満足できなくて、新しく録り直してるし、Holy Joeも、絶対Garage Mixの方が格好良いんだけど、「POP」の日本盤のボートラはGuilty Mixだし、もう!もう!
なんなんでしょうね、これは。ありきたりだと思ってしまうんですかね。
ファン的には、U2の曲は、とにかくエッジのギターがぶいぶいイワせてるのなら、なんでもいいんですけど(極言すぎ)、U2的には、そこからさらにもう一段上を狙ってしまうんでしょうね。
ファン的には、U2の曲は、とにかくエッジのギターがぶいぶいイワせてるのなら、なんでもいいんですけど(極言すぎ)、U2的には、そこからさらにもう一段上を狙ってしまうんでしょうね。
実際、William OrbitのMixなどは、幻想的な、摩訶不思議なサウンドを現出させておるのですが、いくぶん「狙いすぎ」というか、もっとシンプルに聴きたいと思ってしまう凝り方だなあと。
「Electorical Storm」は未完成のアイディアだったね。素晴らしいギター・リフとなかなか美しいメロディックな部分があって、それをみんなでまとめようと頑張ったんだけど、結局は今ひとつだった。(U2BYU2 P314)
一言で言えば、頑張りすぎということなんでしょうか(笑)
こういう時のために、ライヴ演奏の意義があるのですが、はい、このElectorical Storm、いまだ一度もライヴで演奏されたことがございません・・・_| ̄|○_| ̄|○
こういう時のために、ライヴ演奏の意義があるのですが、はい、このElectorical Storm、いまだ一度もライヴで演奏されたことがございません・・・_| ̄|○_| ̄|○
なんだか、イジメに遭ってるような気がしてきましたが、これはやはり、ボノさんの喉の負担を考慮しているのでしょうか。あのサビの「へえ~えぇ~いえぇ~い♪」は驚異でした。
Electorical Stormを聴いた時の最初の印象は、「ボノさん、すげえ声が出てる~!」でしたけど、いやあ、嬉しかったですねえ。Vertigoで、さらにその驚き&喜びが倍増しましたが。
そういう意味で、Electorical Stormは、僕たちにとって、メモリアルな曲であったなあと思います。
「僕たち」という言い方が不遜に聞こえるとしたら、「僕にとって」と言い直します。今、改めて聴き返して、その感が深まりました(笑)
「僕たち」という言い方が不遜に聞こえるとしたら、「僕にとって」と言い直します。今、改めて聴き返して、その感が深まりました(笑)
まあとにかく一番重要なことは、僕が長年困難に苦しんだ挙句に、ようやく自分の声を見つけたってことで、このアルバム(「ATYCLB」)を作る時はかなり解放感を感じ、大胆に取り組めたってことさ。(U2BYU2 P289)
デビューして四半世紀が経過した後に「自分の声を見つけた」って、大器晩成にも程があらあ!なワケですが、POP期の、あの苦しそうに歌ってたボノさん(エレベツアーの頃も)を、時に痛々しい思いで眺めていたファンとしても、相当なカタルシス、解放感がありましたね。
多分なんですが、次のアルバムは、「ソラノマド」の曲調から推測して、そういった「歌う喜び」に溢れたものになるんじゃないかなーって思います。いや、そうなって欲しいというか(笑) U2のニュー・アルバムは、本当に楽しみです。何年後になるか分からないですけど(笑)
ということで、次のツアーでは是非ともElectorical Stormを取り上げてくれることを祈りつつ、終わりにします。
ということで、次のツアーでは是非ともElectorical Stormを取り上げてくれることを祈りつつ、終わりにします。