賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

コミックシルフvol.2を読んだ

なんだかYoutubeが観られないワケで・・・

マイったなあ。予定してたU2の記事が更新できないぞ。
ということで、今回もマンガ記事です。コミックシルフです。
創刊号の感想は、サボってしまいましたが、そんな悪い出来ではなかったと思います。
詳しくは、なまさんの感想をご覧になっていただくとして、ワタシの印象では、どちらかといえば、雑誌の前半部の、看板として打ち出された連載作品よりも、後半部の地味めな作品に、面白いと思えるような作品がありました。これはいい徴候です(笑)

ワタシ的には、林家志弦山名沢湖という、「この人が描いたマンガはなんでも読みまっせ~」クラスのマンガ家さんが二人も存在するのですから、あともう1作品、単行本を買いたくなるような面白いマンガを発掘できるのなら、コミックシルフは充分、購読に値する雑誌となる次第です。

ええまあ、vol.2では山名沢湖が載ってなかったのですが。_| ̄|○

アウチ! いきなり柱が折れちゃったよ~、シャバいぜ! 林家志弦オンリーとなると、この先購読するかどうかは微妙なラインになりますな。今月号は正念場だぜ、コミックシルフ!
てな次第で、ドキドキしながら感想に参ります。



リリアとトレイズ晴瀬ひろき)巻頭カラー

今号で、別冊付録として、ファンブックが付いてましたが、この作品がシルフの看板なのですなあ。
今のことろ、ワタシの心の琴線に触れるようなものが見当たらず。目一杯導入部の段階ですな。



ユイ、316歳(星野リリィ

創刊号では、巻頭カラーでしたので、これも雑誌イチ押しの作品なのでしょう。
まだ23世紀という舞台設定が、あまり生かされてないっぽいので、これまた今後の展開次第ということでしょうか。「ドラえもん」って22世紀だったっけ?



ビージェネ!(林家志弦

創刊号では真ん中くらいに位置に掲載されてましたが、今回はこんな前ですよ。看板候補になりつつありますか。
とりあえず、イイ感じである。林家志弦の作品で、メインキャラに男性が加わってるマンガを読むのは、なんだか凄い新鮮だ。
ということで、土方くんなんですが、最後の方で、ヒロインからオッサン呼ばわりされてましたが、どうも林家志弦は、若い男を描くのがニガテっぽいな~。基本みんなオッサンキャラになってしまうような感じだ。みんなシャバ蔵になっちゃう(笑) ヒロインと土方くんがくっつくというのは、100%有り得ないな、これは。
ヒロインの夏月は、ピアスのせいもあるのだろうか、どうしても「エアマスター」(柴田ヨクサル)の主人公を思い出してしまうところがある。ここらへんの無気力っぷりとか、マキみたいだなあ。はっきりいって、こういうキャラは好きです。大好きです。無気力でやる気なさげ。でも負けず嫌い。いやあ、いいなあ。
今後の展開は、夏月が、どれだけの才能を持っているかでしょうな。それ次第で、「エアマスター」にも、「バタアシ金魚」(望月峯太郎)にもなりそうな感じだ。ちなみに林家志弦は「エアマスタ-」の同人本とか描いていたりします(「モナリザ オーヴァードライヴ」)。



おまもりのかみさま(小杉繭)

うむ、なんだかコミックハイでやってた語尾が「のシ」なマンガを思い出す作品なのシ!
とりあえずは可もなく不可もなくな感じ。もうひとひねり、もっとユーモアがあればいいんだがなあ。



従者の学校(松山花子

ということで、ユーモア溢れる作品なのですが、ちょっと判断は保留にさせてもらえるかな?



ココロの本音(前田とも)巻中カラー

この人は創刊号では参加してなかったのですな。
えっと、面白かったです。このキャラがツンデレだってことは、初登場時から丸分かりでしたが、いや、こういうのキライじゃないっすよ。ツンデレとかそういうのは関係ないですよ!
この人の作品はまた読みたいですねえ。



レベル4(岬下部せすな

正直、アイドル物には食傷気味であります。なにもかも師走冬子のせいだな(「あいたま」「奥様はアイドル」)。みんな、アイドルが大好きなんだなあ。ワタシには理解の及ばぬ領域です。



しゃくやく・ぼたん・ゆりのはな(前編)(中村明日美子

後編を読むまでは感想は控えた方が良いかな~。とりあえず面白いです。後編を読むのが楽しみです。



まかないこむすめ(ざちお

うむ、こういうのは「Dear Emily…」(瑚澄遊智)で、間に合っておるのですが、箸休め的なほのぼのマンガとして必要かもしれませんね。さあ、次は気合入れてくぞ!



ストレイ・ラブ・ハーツ!(硝音あや)巻中カラー

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背徳者達よ――ようこそ
コーヒー、噴きました。なんじゃ、こりゃあ~~! な、なんというマンガを載せてくるですか~。助けてボノさん!
という感じで、最初はドン引きだったんですが、何度か読み返していくうちに、段々「こういうのもアリかな」って気がしてきました。ま、ま、毒にも薬にもならないよりかは、全然いいですよ。インパクトという点において、シルフで最強でした。今月の格言、「ベタは強し」。

>追記
この作品の感想は、おちょくり返すしかないと思ってましたが、なまさんが普通に感想を書いてらして、なんだか完敗でした。う~む、ここらへんが器の違いというものか。



SNOW FLAKE(二尋鴇彦)

個人的に、シルフで一番の掘り出し物。いやあ、こういうの好きっすわ~。
まあ一番少年マンガっぽい作品ということもあるんですが、「出会いと別れ」ってのに、すごく弱いっす。
創刊号の吸血鬼のお話も良かったですし、二尋鴇彦さんかあ。読みにくいですけど、覚えておきます!



アノニマス(今村陽子)

こういうお話は、「ガンスリンガー・ガール」(相田裕)というマンガで鍛えられてるんで、ちょっとやそっとでは動じません。



いうのもものうい(古名奏子)

これがボクらの中学生日記」という文句が、全てを説明していますな。
相手に何かを伝えることって、俺にとっては勉強より難しいよ」。青いねえ。青臭いねえ。
いやまあ、キライじゃないです、こういうの。



星の塔 旋律のむこう(唐花見コウ

なんつうか、オチに驚いた。それが全て。ザッツ・オール。
好きな絵柄なんだが、話作りが弱いとか、そういう感想が吹き飛んじゃったよ。
次は負けないぞ!


というワケで、山名沢湖さん抜きでしたが、楽しめました。次号(6月9日発売予定)も購読ケテ~イ。
次回は雁須磨子さんも登場しますし、いやあ、ますます混沌とした雑誌になってゆきそうですなあ。いいよいいよ~。