久々ＨＭＶへ行きました。

私はSystem of a Downの新譜を買わねばならぬ。

今月のロッキン・オンの特集は“上半期・大物リリース・ラッシュ徹底検証！！”でしたが、今年は凄いな。
オアシス、ウィーザー、フーファイ、NIN、ホワイト・ストライプス、コールドプレイ、ブルース・スプリングスティ－ン、そしてシステム・オブ・ア・ダウンですよ。あ、あとオーディオ・スレイヴもあるか。とにかく出すわ出すわ、もう何から買っていいのか分かんないよ！

だが私はSystem of a Downを買わねばならぬ。

何年か前のフジロックで彼らのライヴを観て以来、すっかり彼らのファンになってしまったんですが、彼らの素晴らしいところはなんといっても、その「バカ」さ。
いや！ 彼らは至ってマジメなんですよ。アメリカ合衆国のアルメニア人コミュニティ出身ということで、「ただ生活しているだけで政治的」（ｂｙ鈴木喜之）となってしまう彼らの歌は、当然ポリティカルなものとなるのですが、遺憾ながらワタシにはそういうことはどうでもよく、なにをやってもバカにしか見えない、その強力なばかぱぅわの前に、ただただ感服するばかり。
・・・と書くと、なんだか彼らの事を軽侮してるような口調っぽくなりますが、全然そうじゃなくって、ワタクシ、彼らのことをすごくカッコ良い人達だなって尊敬しております。バカでカッコ良い、そういうバカッコ良いのって大好き～。でもＵ２のDiscothequeのＶＣを観た時は、さすがにバカ過ぎて「Ｕ２ファンやめよっかな」って思っちゃいました♥　ブン･チャッ☆

それはともかく、そんなこんなで、結局オアシスの新作は買わなかったのですが、ばっちり噂になってる５曲目の水戸黄門ソングは試聴させていただきました。あかんわノエル～。
しかし、久しぶりにＨＭＶに来たんで、時間の許すかぎり試聴しまくったんですけど、最近の新人バンドは、みんな格好良い音を出すね～。“ニュー・ウェイヴ・リヴァイバル”って言うんですか。よく分からないんですが、昔の音楽ばっか聴いてて、「２０年生まれるのが遅かったか」と、伊達政宗みたいな感慨に耽っていたワタシには不埒なほど、その出自がものすごく分かりやすく、かつ異常にイカすサウンドが、これでもかと繰り出されてくるんすわ～。なんですか、あのThe Coralとか、The Dead 60sとか、White Light Motorcadeとかいった連中は？ 今のキッズたちは、こういう音楽を聴きまくり、夏にはサマソニとかフジロックとか行ってライヴがてんこ盛りで観れちゃうんだなあ・・・ええな！

もしかしたら、ワタシは１０年早く生まれてしまったのかもしれない（笑）