賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

マンガ雑誌あれか、これか

賽の目のよく使う一人称代名詞「ワタシ」が、いがらしみきおの影響によるものだって、知ってました?


知るわけねーだろ。(とセルフツッコミ→
こんばんわ。仕事帰りにコミックハイアフタヌーンを購入しようと本屋に寄ってみたら、なんかエヴァの最新刊(10巻)が置いてあって、これもついでに買おうかと思ったんですが、アフタとハイとエヴァの組み合わせが、なにやら異様にマンガオタクっぽく感じて、結局買わなかったヘタレの賽の目です。

それはともかく、わーいアフタの付録は蟲師」のアニメDVDですよ~。なんかやたら評判が良くって、ツタヤで借りて観てみようと思いつつも、結局今まで観そこねてたんですが、これは楽しみですねー。アフタの付録で、こんなに楽しみなのは初めてですよ!

ということで、今回久々のマンガ雑誌感想ですが、おいおい、一体何ヶ月ぶりよ? と思ったら、もう3ヶ月ばかしやってませんでした、わーい(泣)

なんというか、もう取り返しがつかないくらい停滞しちゃってますが、とりあえず覚えている限り、書いてみようかなあ、と。ですんで、雑誌別じゃなくて今回は作品ごとに取り上げてみることにしますです。



・苺の夢(橋本みつるWings2月号収録
ええまあ、この雑誌を買ったのは、去年の年末なんですが、やはり橋本みつるのことは書いておかないと!
今回ので、Wingsに掲載された読切は三作品め。いよいよ単行本への道がうっすらと見えてまいりましたが、どうでしょうか。できれば白泉社時代の、単行本未収録作品も是非是非載せて欲しいのですが、なんとかなりませんかねえ。

それはともかくとして、今回は、前回のが異様に分かりやすかった反動か、意味不明なお話で良かったです、さすが夢(笑) この人の持ち味である(と勝手に思ってる)「夢見感」が、思う存分発揮されてましたね。

「私に手伝える事があったら何でも言ってね。何でもする」
「お前は何もできないよ」

というやり取り以降の、二人が眠りこけるシーンはサスガ!の一言。こういうのは橋本みつるにしか描けないよなあ。というか誰も描きたいと思わん(笑)

2月号は、単行本を持っている「少年魔法士」(なるしまゆり)と「フラワー・オブ・ライフ」(よしながふみ)が両方載ってて、ちょっと得した気分(笑) あの、13巻の最後に出てきた謎の人物は、やっぱりあの人でしたかあ。ここで出さないと出番がなくなっちゃうよなあ、確かに。「フラワー・オブ・ライフ」は、人間関係が思わぬ展開になってました。あの二人がああなりますかあ。ええ、今回はネタバレしません(笑)

それと、つだみきよの「プリンセス・プリンセス」がアニメ化すると知り、ビビり申した。大丈夫か、法律とかよ!(多分大丈夫)。ならば、ここはひとつ、「桃魂ユーマ」(井上元伸)も、アニメ化希望しておこうか鋭麗銃徒御死苦狼利痛 上等だぜ! 怖いくらいカン違いしてるぜ! 漢字変換がメンドくさいぜ! ちなみにワタシは「革命の日」の単行本持ってます。ごめんなさい。


・「ももんち」(冬目景スピリッツ10号収録
なにがヒドいって、妙に絵が丁寧なところがヒドいっすよ、冬目景センセイ。
一時期「イエスタデイをうたって」とか、荒れてたもんなあ。なんだかんだで近年の冬目景さんは勤勉でしたから、そのあおりを食ったのだと思いますが、しかしまず読切よりも「イエスタ」の方に力を入れろと。

しかしまあ、久しぶりに、この人らしい存在感のある絵を楽しませてもらいました。お話は美術予備校だのファザコンのヒロインだの、既出感バリバリなワケですが、読切だから、そういうのは気にならないっす。恐る恐る2chのスピリッツスレをのぞいてみましたけど、思ったより好評でホッとしましたよ。“鳴子ハナハルの劣化版”とか言われてましたが、違うやい。鳴子ハナハル冬目景の影響を受けてるんだい!
まあ確かに、今回のヒロインが、神さまが中学生のヒロインと似ていることは否めない事実ですが。

そういえばオイラ、今年もGoFaが主催してる冬目景原画展(冬絵・展)に行って来ましたよ。昨年に比べると展示数が少なかったですが、イエスタやらアコニーやらが見られて良かったです。去年、高城千砂を見た時は拝みそうになりましたケド(拝むな拝むな)、さすがに今年は落ち着いて見られました。一昨年は安倍吉俊でしたが、来年は是非「蒼天航路原画展」をやってもらいたいですな。


・はやてXブレード(林家志弦電撃大王連載中
やはり男子たるもの「最強」という言葉には、どうしても惹かれてしまうものがあるのですが、ようやく天地学園最強のひつぎ会長が戦いますよ~。
なんだか林家志弦センセイ、はやブレやらストロベリーシェイクやらの単行本作業等で、ものごっつう忙しかったらしく、“番外編”など挿入されたりしましたが、夏コミやら冬コミやらが近づくと当然のように休載する電撃大王連載陣を思えば、断固として休載しない林家志弦はエラいよ! プロだよ!!

ということで、ようやく始まった頂上決定戦ですが、おお、こ、これは・・・近藤和彦リスペクトこの天秤打法な構えは―――

どう見ても虎眼流です、本当にありがとうございました。

虎眼流かよ~ 。そりゃ最強だわ。そういえば、「おおきく振りかぶって」でも、田島が「流れ」を使って話題になりましたね(一部で)。出来ておる楠、田島は・・・シグルイ」、大人気だな!

それはさておき、刀をかつぐのは虎眼流の必勝形とはいえ、あえて牛股師範が左手を添えているのは、“かじき”と呼ばれるアホほど重量のある素振り用の木剣を用いているためですが、もしや会長の刀もアホほど重いのでしょうか? もしくは刀身を指で挟むためとか・・・? ほ、星流れか!?

・・・と、いつまでもシグルイネタをやってるのもなんですが、左利きでないハズの会長が、左構えなのは、やはり左足に爆弾を抱えてるからでしょうか? 軸足を左足にするわけにはいかないから? ということは、本来の右構えでなら、より破壊力のある技を出せるということですね!? 千堂武士の利き腕のスマッシュみたいに。うわお、燃えるぜ!

とまあ、なんだか大変燃える展開なワケですが、基本はギャグですので、次号で決着なのはしょうがないか。


アニメがお仕事!石田敦子アワーズ連載中
ようやくめもち騒動が決着し、早くやって欲しいなあというお話が、まさに今始まっているところなのですが・・・長かった。
単行本で読めば20分程度で済むのであるが、雑誌の場合、数ヶ月にまたがるワケですよ!
一時期絵が荒れてたよーに思ってたんですが、今は落ち着いてきたようだし(この人の場合、荒れてるのか、それが作風なのか、今ひととつ分からないところがある)、こちらもやっと落ち着いて読めそうです・・・それはどうかな?(はっ、闇の声が!)

アワーズも色々書きたい事がございますが(え、「RAISE」? なにそれ? 僕には全然分かりませんが?)、とりあえずジュノーたんが相変わらず可愛いですね。ナポレオン渾身の純愛小説に、この表情ですよ。可愛すぎるぜ。
そういえば近頃ステファン・ツヴァイクの『ジョセフ・フーシェ』を読んだんですが、そろそろ「ナポレオン」の方でもフーシェが再登場しそうですね。またまた彼のド悪党ぶりが拝めそうで楽しみっすわー。


つぶらら(山名沢湖コミックハイ連載中
新連載である。名前はまだない。いや、あるだろう。そういえば、表紙が「女子高生」でないコミックハイというのは実に新鮮だったな。
それはともかく、予告ページが、なにやらダークな印象だったので、「おお、もしや新境地か!?」とドキドキしてしたのだが、フタを開けてみれば、見事にいつも通りの山名ワールドであった。
一見クールビューティで、その中身はアイドルオタクである女の子が主人公なのであるが、まああずまんが大王」の榊さんとかを連想していただければ、大体合ってるかと。