立体的にYahwehを聴く。
などと、ちっとも延期ショックが吹っ切れていないことを露呈しつつ、なぜか近頃Yahwehばかりを聴いておったのですが、この曲の不思議な高揚感はなんなのだろうと、自分がなにに高揚しているのか自省してみたところ、これは、音の散らばり具合がステキなのだなあと。
図にすると、こんなカンジ。
図にすると、こんなカンジ。
無論、Yahwehは、複雑怪奇な音構築の上に成り立っていて、こんな具合に安易に図式化することを許さないのですが、それでも思わず図にしたくなってしまいたくなるくらい、こう、“建築的”な作りをしてるのですな。音のひとつひとつを追いかけていくうちに眩暈がしてきますよ。
この曲はアルペシオの祭典と呼びたくなるほど、エッジがギターを爪弾きまくってて、さらにはアルペシオの各々のリズム(つかビート?)が異なってい、その複合感がなんつうか“知覚の拡大”感を引き起こすのですな、きっと。
また、左右のアルペシオが印象的すぎて、あまり目立ってないのですが、図で「ギター」と記してあるところのあのギターサウンドもカッチョイイですな。In God's Country のあの疾走感溢れるカッティングを彷佛させてくれますわあ。
彷佛するといえば、この左右のアルペシオも、Twilightを思い起こさずにはいられないものがあって、そういう意味で、ワタシにとって、このYahwehは、Twilightの眩暈感とIn God's Country の疾走感を併せ持った曲、なのかもしれない。さらに最後の方のエッジの「お~うお~うお~う♪」とコーラスするところは、Heartlandのそれを思い出してしまいますし、おいおいYahweh最強じゃん!
“原点回帰”と呼ばれることを、彼等は嫌ってるっぽいですが、明らかにHTDAABはこのコンセプトが根底にあり、Yahwehは、そのコンセプトが最も成功した曲なんじゃないかな、うんうん。
まあ、結論を言わせていただきますと、すでに過去何回か書いてますが、そろそろフルヴァージョンで演奏してくれ、と(笑) 来日公演でやってくれないかなあ。
ええ~、なんとなく今回はサウンド方面で語りたくなったので、衝動的に記事にしてみたり。これまでの反動です(笑)