賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

ZOOROPAを訳してみる 第3回

そろそろ「ミラクル・ドラッグ」と書かれたプラカードを用意しようかな、とか考えてる賽の目です、こんにちわ。


ラク」の方は僕が持ちますので、どなたか「ドラッグ」の方を持っていただけませんでしょうか?

という冗談はさておき、酔月亭さんの記事にあるセットリストで気になったのが、「Vertigo (snippet: She Loves You)」のところ。ややや、「Stories For Boys」は挟まないのですか? アレ、気に入ってたのに。
Beautiful Dayも、サージェント・ペパーズを挿入してないっぽいですね。あのヴァージョンも好きだったのになあ。

さらにちなみに、オープニングは「Vertigo」か「City Of Blinding Lights」かで意見が分かれているようですが、ワタシは断然「MLK」派です(笑)


などと、来るべき日本公演へ向けて思いを馳せつつ、第3回です。まだ続けるとは思ってなかったでしょう?(笑)

Zooropa... better by design
Zooropa... fly the friendly skies
Through appliance of science
We have got that ring of confidence...

ぬぬぬ、前回は思ってたよりもとスラスラいけたのですが、今回はまたまたムツカシイぞい。

ZOOROPA・・・思うがままに向上しよう
ZOOROPA・・・うるわしい空をかけめぐろう
科学の道具を用いる
僕らには確かな調べがある・・・

ええ、なんと申しましょうか。「限りなく誤訳に近い意訳」と思ってください(笑)

by designは、「故意に・計画的に」という意味らしいのですが、もっと自由な印象で上のように訳してみました。
friendlyは、同性的なものでなく、異性間でのソレに近い感じがしたので、こんな言葉で。はい、誤訳です(笑)

そして、「sky」キタ――! ボノさんは、この言葉が大好きですよね。「Under a Blood Red Sky」に、「Indian Summer Sky」に、「Bullet The Blue Sky」に、「If you want to kiss the sky」で「We're free to fly the crimson sky」で「the sky falls And you feel like it's a beautiful day」なのですよ。でもワタシが一番好きなskyは、「Elvis Presley And America」での、3分4秒あたりで出てくる「sky」ってささやき声なんですけどね。知らん知らん(笑)

それはともかく、skyって、複数形があったんですね。英語国民にとって、「空」はいっぱいあるものなんですなあ、曇り空とか雨空とか。「蒼天航路」の許チョみたいなヤツだ。「お空様はひとつじゃねえ~~」(笑)

さて、Through appliance of scienceは、「appliance」が、家庭的な器具を表してるそうなので、これはパソコンのことなんじゃないかなあって思いました。それを用いて、the friendly skiesをflyするのですな。「Babyface」の世界ですね。

We have got that ring of confidenceは、「ring」を、どう訳すかで悩みました。結果、「調べ」という、ちょっと古めかしい言葉になってしまいましたが、これは単純にワタシがこの言葉が好きだからです。豪快な公私混同であります(笑)


と、いうことで、序盤の言葉は、なんとか訳し終える事ができました。
正直言うと、こっから先の言葉を訳したくって、このコーナーを始めたのですが、
ええい、最初の言葉を訳すのが、こんなに大変だったとは・・・_| ̄|○

とりあえずこれまでのなんちゃって日本語訳を羅列してみますと、

ZOOROPA・・・科学技術ニヨル優位
ZOOROPA・・・君のなり得るもの全てになれ
勝者になるんだ
痩せるために食べるんだ

ZOOROPA・・・青っぽい白のようなもの
ZOOROPA・・・今夜、君のものになる
僕たちは穏やかで未成熟で
そして、清廉潔白

ZOOROPA・・・思うがままに向上しよう
ZOOROPA・・・うるわしい空をかけめぐろう
科学の道具を用いる 
僕らには確かな調べがある・・・

うむ、なんというか、積極的に矛盾した言葉を並べてるような印象がありますね。
訳す方の身にもなってくれと、切実に思います(笑)

でも、これから色々、いいコトが書いてあるんですよ、お楽しみに~。