賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

進化したミラクル・ドラッグを聴きたい

U2こむにけーしょんCDを聴いてて思ったんですが、どうもミラクル・ドラッグが、思いのほか進化してないかなと。

Vertigo Tour 1st-legでのパフォーマンスを聴いた時は、「ツアーをこなしていって、もっともっとこの曲が磨かれていったらどうなってしまうんだろう」と空恐ろしい気持ちになったものですが、ここにきて、ちょっと足踏みしてしまってるような印象があります。

前半のボノさんのヴォーカルから、後半のラリーを巻き込んでの「いえ~えぇ♪」の大合唱、そしてエッジのギターソロにヴォーカルと、見どころ聴きどころ満載の、大変ドラマティックな曲なんですけど、なぜか物足りないカンジがするんだなあ。

なぜだろう? うーんうーん・・・アレか? 演奏時間が短いからなんだろうか。無論VertigoやABOYに比べれば全然長いのですが(笑)、近年のU2の曲と比較するのなら、短い部類に入るだろう。

例えば、ミステリアス・ウェイズも、ほぼミラクル・ドラッグと同じ演奏時間なのですが、ZOO-TVツアーでは、6分以上にわたって演奏されてます。だから「アクトン・ベイビー」でミステリアス・ウェイズを聴いてると、「あれ、もう終わり?」って思ってしまいます、ワタクシ(笑)

ですんで、これは冒険なんですが、ミラクル・ドラッグもそれくらいの長さで演奏してみたらどうだろうって。確かに間延びする可能性は高いのですが、どうも、この演奏時間だと、この曲の持っているポテンシャルが未消化のまま終わってしまってる気がしてならないのです。

これはうろ覚えなんですが、POP時代にエッジがインタビューで、ポップ・ミュージックの魅力について、たくさんの要素をわずか3分の時間に詰め込む時、偉大なパワーが生まれるみたいなコトを語っていて、確かにミラクル・ドラッグは、見事にその理念を具現化した曲だと思うのですが、ライヴですと、その「ぎゅう詰め」なところが逆にアダになってるのではないかと。

ええと、これは完全に妄想ですが、3rd-legの後半からミラクル・ドラッグが演奏されなくなったのは、これが原因・・・なワケないんですが(笑)、一度客観的にミラクル・ドラッグという曲を見直してみる時間が欲しかったのかも・・・妄想です(笑)

ええまあ、要するにですね。必ずや4th-legにて復活するであろうミラクル・ドラッグが、とんでもなく進化した状態で我々の前に現れてくることを願ってやまないのですよ、うひょー。

そして来日記念ということで、ミラクル・ドラッグのシングルが国内限定盤という形で発売してくれないかなあって、妄想全開まくりな今日この頃です、はい。