賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

Yahweh

Yahwehのライヴ・ヴァージョンの好きなところー。後半、「あーー」って低くコーラスしてるところー。
キーボードの音に紛れてて、ちょっと聴こえにくかったけど、これカッコ良いなあ。
コーラスしてるのは、多分エッジだと思うんだけど、そのすぐ後に、「お~うおぉ~♪」って高音で歌わなきゃいけないから、もしやアダムやラリーも参加してるのかな? ラリーはキーボードで忙しいだろうからアダムか、アダムなのか!?
以前、アダムは、ニューヨークでヴォーカルのトレーニングをしてたって聞いたことがあるけど、いよいよその成果が生かされてるのでしょうか。早くじかに観てみたいなあ。


「Yahweh」という曲、とても好きなんだけど、まだ少し歌うのに抵抗感が残っている。
こういう感覚、昔、感じたことがあったなあと記憶を探ってみたら、そうだ、これだ。ジョン・レノンの「オー・ヨーコ」(笑)

この曲も、すごく好きなんだけど、「ヨーコ」だからなあ。ヨーコといったら、あのヨーコだしなあ(笑)、とちょっと素直に歌うには、少々躊躇いがある。このケースに似てるのかも。

「Yahweh」はもちろん、特定の「誰か」を指すのではなく、はるかに抽象的なのだけれど、その抽象性が安全でもあり危険でもあるんじゃないかと思う。近年のボノの政治活動にかこつけて、ブルース・スプリングスティーンの「ボーン・イン・ザ・USA」みたいに、「Yahweh」を利用してやろうと考えてる団体がいたらヤだなあと、一時期マジで心配してました。アメリカの情報戦略って物凄く怖いと思ってます。

POPMARTツアーでは、「ブラッデー・サンデー」が弾き語りで演奏されていた。大音量のドラムのもと、「勇壮」に演奏するのではなく、ギター1本で、切々と語りかけるようにエッジが歌うことによって、この曲の本質が、あらわになったと思う。

今回の「Yahweh」のドラム抜きヴァージョンも、そういう意味合いがあるのではないか、というのは、いささか牽強付会かもしれないが、ドラムを排除して、テンポを落とすことによって、この曲にある「祈り」の部分を、より一層引き出すことができたように思う。


もう、僕は、この曲が怖くないです(笑)